どんなに用心しても危険はある…/原ゆみこのマドリッド
2020.05.06 12:00 Wed
「練習開始じゃなくて消毒開始の日だったんだ」そんな風に私が肩透かしを喰らっていたのは月曜日、ようやく選手たちの姿を各自のSNSやインスタインタビュー以外で見られるのかと、ワクワクしてお昼のニュースにチャンネルを合わせた時のことでした。いやあ、スペインもいよいよ先週木曜には保健省がCSD(スポーツ上級委員会)の練習再開手順を承認、週明けにはどのチームも練習場で個人セッションを始められることになっていたんですけどね。それがどうしたことか、どの局も映るのは真っ白い防護服を着た人たちがバルデベバス(バラハス空港の近く)やマハダオンダ(マドリッド近郊)の練習場内をホースでシューシューやっているところばかりって、一体、どういうこと?
実際、3月14日に国中がEstado de Alarma(エスタードー・デ・アラルマ/警戒事態)に入る前にバスケットチーム所属選手の新型コロナウィルス感染陽性が判明、一足早くcuarentena(クアレンテーナ/自宅隔離)に入ったレアル・マドリーなどはその直後にも施設を徹底消毒。それ以降、誰も使っていないとなれば、再びあの広大な練習場を隅々まで消毒する意味があるのかはわかりませんけどね。アトレティコにしても3月11日のCL16強対決リバプール戦2ndレグのため、アンフィールドに旅立って以来、練習場には一度も戻らず、施設も閉鎖されていたとなれば、いい加減、ウィルスも消えているんじゃないかと思いますが、まあそこは念を入れておこうということかと。
え、それでも先週土曜からは一般人に対する外出禁止令も緩和され、14才から69才までの年齢層も午前6時から10時までと午後8時から11時まで、自宅から1km以内なら、散歩やジョギングやサイクリングなど、1人でやるスポーツを1時間、屋外でやっていいことになったんだろうって?その通りで私も初日にはウキウキして夕方に出かけてみたんですけが、さすが引きこもり生活が50日も続くと誰もが同じ思いだったか、まるでお祭りのような人出に。まだ普通のショップも飲食店も開いていないため、通りから吸収される分もなく、皆がゾロゾロ連なって歩いている間をジョガーが駆け抜けていくという恐ろしい状態に。
よって、早々に私も退散することにしましたが、実は緩和フェーズ0に入るこの月曜からはプロスポーツ選手、もしくはオリンピックなどに出る上級アスリートに限っては時間制限なしに1人で戸外トレーニングすることが許されたんですが、条件が細かにフェーズごとに決まっているため、世間では知らない人も結構いたよう。おかげでランニングに出た陸上選手が近所のバルコニーから罵声や批判を浴びたりもしたようですが、リーガのクラブの中にはファンに追いかけられることを恐れ、練習場に戻れるまでは今まで通り外に出ず、自宅トレーニングを続けるように指導をしているところもあるとか。
とまあ、選手たちも今は練習再開の日を指折り数えて待てるようになってきたんですが、各クラブは施設を消毒後、まずはプロリーガ協会の検査を受け、この水、木曜には通常のプレシーズン練習開始前と同程度の徹底したメディカルチェックを実施。チームドクターの診断を受け、熱や咳などの症状がある者、感染者と濃厚接触をした者だけがPCR検査に進むというんですが、結果待ちに48時間が必要とあって、最短でもグラウンドでの個人セッションが始まるのは金曜以降になるよう。丁度、週末にもかかるため、マドリーやアトレティコは来週月曜から始めるみたいですが、実はこのCSDお墨付きの練習計画にもイロイロ、実行が難しいところがあって…。
フェーズ2に入る18日からは少人数のグループ練習となるため、CSDはそれ以降、6月14日の週末に予定通りリーガが再開し、最終節が終わるまでの2カ月間、選手とスタッフが練習場内の施設なり、最寄りのホテルで合宿することを推奨。それも練習と試合以外の外出は許されず、割り当てられた個屋から出るのも禁じられ、食事も密閉容器に入れられてルームサービスで届けられるって、いや、これじゃAFE(サッカー選手の労働組合)が「anticonstitucional/アンティコンスティトゥシオナル(憲法違反の)人権侵害だ」と声を上げるまでもなく、誰だってイヤですよ。
では、合宿せずに感染の危険を避けるにはどうしたらいいのかというと、先日、バイエルンのハビ・マルティネスがTVのインタビューで「毎日、もしくは3日おきにテストがある」と言っていたように、頻繁にPCR検査をするしかないんですが、現在、スペインでは1日5000件まで実施が可能だとか。でもねえ、あの週末の人出を目撃した後では1週間程の時差を置いて、一定の感染者増があると見込まれるのも当然で、もちろん、優先は症状の出ている人になりますからね。おまけに自宅通勤の場合、選手だけでなく、その家族まで検査しないと意味ないため、検査数が膨大になるのは必須。ええ、そこまでの余裕はないのはわかりますよね。
おまけにそのPCR検査も完璧に陽性陰性を判断できる訳でないとなれば、何せグループ練習中、監督やコーチはマスクと手袋着用で離れているべしとあっても、選手たちがdistanciamiento social/ディスタンシアミエントー・ソシアル(ソーシャル・ディスタンス)を守って、プレーができるのかどうか。いや、そんなことをしたら、もうそれはサッカーじゃなくなってしまうため、接触はあるものとすると、検査に出ない陽性の人、または検査結果待ちの間にも感染してしまう恐れがなきにしもあらず。陽性が出た場合も当人のみの隔離処置で、残りのメンバーは練習を続けるとなれば、すでに3週間の練習を続けているブンデスリーガでも10人感染者が発覚したようですし、いざ試合が始まってから、チーム内クラスター発生で全員隔離にも繋がりかねないかと。
いやあ、リーガが再開されると、不安なのはコロナ関連だけではないんですけどね。ここまで2カ月近く、ブランクのあった選手たちが最低72時間は間を置くとあっても、怒涛の11連戦に挑むとなると、負傷の危険性が通常時より高まることは間違いないそう。一応、この6月末日で契約が終わる選手やレンタルで来ているメンバーとシーズン終了までチームに留まる話し合いは進んでいるんですが、彼らだって、その期間にヒザの靭帯断裂みたいな回復に半年以上かかる重傷を負うかもしれないというリスクからは逃れられませんからね。となると保障をどうするのかといった問題もありますし、大体、そんなにボロボロ負傷者が出ては少数精鋭主義のアトレティコなど、最後はBチームが主役になったりする?
そんな中、月曜にはファンのために男気のある決断をしたクラブがあって、それはコパ・デル・レイ決勝をレアル・ソシエダと戦うことになっているアスレティック。いえ、しばらく前にはサッカー協会が来季のEL出場権3チーム目を、リーガ順位でヨーロッパの大会出場権を獲得していないコパのフィナリスタとするという独自の決定をした後、無観客試合を嫌がる両チームに配慮して、来季のコパ決勝の1週間前に今季分を開催という荒唐無稽な案が出ていたんですけどね。先週木曜にはUEFAから、国内リーグの今季終了期限として設定した8月3日前にカップ戦決勝も行い、それ以降になる場合にはリーガ7位にEL出場権を与えるべしという通達が。
これはわざわざ、UEFAに協会決定に対する不満の書簡を送っていた現在7位のバレンシアの努力が実ったとも言えますが、4位のレアル・ソシエダはともかく、10位のアスレティックにとっては大ショック。何せ夏にプレーするとなると、リーガの残り同様、無観客試合になってしまいますからね。CLとELで収入は10倍ぐらい違うものの、常連という訳ではないチームにとってはコパ優勝で得られる貴重なご褒美でありながら、「ファンの前で決勝をしたい。Prefiero esa opción a jugar la Europa League/プレフィエロ・エサ・オプシオン・ア・フガール・ラ・エウロッパ・リーグ(ELをプレーするより、そっちを選ぶよ)」(ウィリアムス)と、彼らはUEFA期限を過ぎてもスタジアムに観客が入れるようになってからの開催を希望。
いやあ、それにはイバイ・ゴメスも「Para mi es un sueño ganar un título y sacar la gabarra/パラ・ミー・エス・ウン・スエニョ・ガナール・ウン・ティトスロ・イ・サカール・ラ・ガバラ(ボクにとってタイトルを獲るのとガバラを出すのが夢なんだ)」と言っていたように、夏に優勝しても前回、コパ王者となった1984年以来、格納されているガバラ(ビルバオの運河で使われた木材運搬船)に乗ってのパレードも大勢の人が集まるため、できませんからね。やはり1987年を最後に優勝していないレアル・ソシエダもファンと祝いたいという望みは同じだったため、たとえ5位のマドリッドの弟分、ヘタフェとの差が勝ち点1、6位のアトレティコとも2という薄氷のリードを信じて、バスク地方のライバルに同調することにしたようです。
ただ、そうなると2019-19シーズンコパ決勝には今季限りでの引退を表明している39才のエースが決勝を花道にできないばかりでなく、レアル・ソシエダもマドリーからのレンタルで大活躍していたウーデゴーアが古巣に戻ってしまい、出場できない可能性が高いんですが、とにかく史上初のコパ決勝カードですからね。これがバルサvsマドリーだったりしたら、どちらもリーガでCL出場権獲得できるだろうこともあって、あっさり無観客試合でカタがついたかもしれませんが…とにかく今はどのチームも順調に練習再開となってくれることを祈るしかありません。
実際、3月14日に国中がEstado de Alarma(エスタードー・デ・アラルマ/警戒事態)に入る前にバスケットチーム所属選手の新型コロナウィルス感染陽性が判明、一足早くcuarentena(クアレンテーナ/自宅隔離)に入ったレアル・マドリーなどはその直後にも施設を徹底消毒。それ以降、誰も使っていないとなれば、再びあの広大な練習場を隅々まで消毒する意味があるのかはわかりませんけどね。アトレティコにしても3月11日のCL16強対決リバプール戦2ndレグのため、アンフィールドに旅立って以来、練習場には一度も戻らず、施設も閉鎖されていたとなれば、いい加減、ウィルスも消えているんじゃないかと思いますが、まあそこは念を入れておこうということかと。
え、それでも先週土曜からは一般人に対する外出禁止令も緩和され、14才から69才までの年齢層も午前6時から10時までと午後8時から11時まで、自宅から1km以内なら、散歩やジョギングやサイクリングなど、1人でやるスポーツを1時間、屋外でやっていいことになったんだろうって?その通りで私も初日にはウキウキして夕方に出かけてみたんですけが、さすが引きこもり生活が50日も続くと誰もが同じ思いだったか、まるでお祭りのような人出に。まだ普通のショップも飲食店も開いていないため、通りから吸収される分もなく、皆がゾロゾロ連なって歩いている間をジョガーが駆け抜けていくという恐ろしい状態に。
とまあ、選手たちも今は練習再開の日を指折り数えて待てるようになってきたんですが、各クラブは施設を消毒後、まずはプロリーガ協会の検査を受け、この水、木曜には通常のプレシーズン練習開始前と同程度の徹底したメディカルチェックを実施。チームドクターの診断を受け、熱や咳などの症状がある者、感染者と濃厚接触をした者だけがPCR検査に進むというんですが、結果待ちに48時間が必要とあって、最短でもグラウンドでの個人セッションが始まるのは金曜以降になるよう。丁度、週末にもかかるため、マドリーやアトレティコは来週月曜から始めるみたいですが、実はこのCSDお墨付きの練習計画にもイロイロ、実行が難しいところがあって…。
いえ、まだ選手各自が自宅で練習着に着替え、毎日同じ自家用車で通勤。他のチームメートとグラウンドを分け、フィジカルコーチが遠く離れて見守る中、前夜、メールで送られてきたメニューを1人でこなし、トレーナーのマッサージもまだ禁止、着替えはせずに帰宅してシャワーを浴びる。翌日は練習場駐車場に置いてある車の中にスタッフが差し入れた綺麗なウェアを使い、前日の物はビニール袋に密封して返却といった、突極の個人トレをするフェーズ1の間はそれ程でもないんですけどね。
フェーズ2に入る18日からは少人数のグループ練習となるため、CSDはそれ以降、6月14日の週末に予定通りリーガが再開し、最終節が終わるまでの2カ月間、選手とスタッフが練習場内の施設なり、最寄りのホテルで合宿することを推奨。それも練習と試合以外の外出は許されず、割り当てられた個屋から出るのも禁じられ、食事も密閉容器に入れられてルームサービスで届けられるって、いや、これじゃAFE(サッカー選手の労働組合)が「anticonstitucional/アンティコンスティトゥシオナル(憲法違反の)人権侵害だ」と声を上げるまでもなく、誰だってイヤですよ。
では、合宿せずに感染の危険を避けるにはどうしたらいいのかというと、先日、バイエルンのハビ・マルティネスがTVのインタビューで「毎日、もしくは3日おきにテストがある」と言っていたように、頻繁にPCR検査をするしかないんですが、現在、スペインでは1日5000件まで実施が可能だとか。でもねえ、あの週末の人出を目撃した後では1週間程の時差を置いて、一定の感染者増があると見込まれるのも当然で、もちろん、優先は症状の出ている人になりますからね。おまけに自宅通勤の場合、選手だけでなく、その家族まで検査しないと意味ないため、検査数が膨大になるのは必須。ええ、そこまでの余裕はないのはわかりますよね。
おまけにそのPCR検査も完璧に陽性陰性を判断できる訳でないとなれば、何せグループ練習中、監督やコーチはマスクと手袋着用で離れているべしとあっても、選手たちがdistanciamiento social/ディスタンシアミエントー・ソシアル(ソーシャル・ディスタンス)を守って、プレーができるのかどうか。いや、そんなことをしたら、もうそれはサッカーじゃなくなってしまうため、接触はあるものとすると、検査に出ない陽性の人、または検査結果待ちの間にも感染してしまう恐れがなきにしもあらず。陽性が出た場合も当人のみの隔離処置で、残りのメンバーは練習を続けるとなれば、すでに3週間の練習を続けているブンデスリーガでも10人感染者が発覚したようですし、いざ試合が始まってから、チーム内クラスター発生で全員隔離にも繋がりかねないかと。
いやあ、リーガが再開されると、不安なのはコロナ関連だけではないんですけどね。ここまで2カ月近く、ブランクのあった選手たちが最低72時間は間を置くとあっても、怒涛の11連戦に挑むとなると、負傷の危険性が通常時より高まることは間違いないそう。一応、この6月末日で契約が終わる選手やレンタルで来ているメンバーとシーズン終了までチームに留まる話し合いは進んでいるんですが、彼らだって、その期間にヒザの靭帯断裂みたいな回復に半年以上かかる重傷を負うかもしれないというリスクからは逃れられませんからね。となると保障をどうするのかといった問題もありますし、大体、そんなにボロボロ負傷者が出ては少数精鋭主義のアトレティコなど、最後はBチームが主役になったりする?
そんな中、月曜にはファンのために男気のある決断をしたクラブがあって、それはコパ・デル・レイ決勝をレアル・ソシエダと戦うことになっているアスレティック。いえ、しばらく前にはサッカー協会が来季のEL出場権3チーム目を、リーガ順位でヨーロッパの大会出場権を獲得していないコパのフィナリスタとするという独自の決定をした後、無観客試合を嫌がる両チームに配慮して、来季のコパ決勝の1週間前に今季分を開催という荒唐無稽な案が出ていたんですけどね。先週木曜にはUEFAから、国内リーグの今季終了期限として設定した8月3日前にカップ戦決勝も行い、それ以降になる場合にはリーガ7位にEL出場権を与えるべしという通達が。
これはわざわざ、UEFAに協会決定に対する不満の書簡を送っていた現在7位のバレンシアの努力が実ったとも言えますが、4位のレアル・ソシエダはともかく、10位のアスレティックにとっては大ショック。何せ夏にプレーするとなると、リーガの残り同様、無観客試合になってしまいますからね。CLとELで収入は10倍ぐらい違うものの、常連という訳ではないチームにとってはコパ優勝で得られる貴重なご褒美でありながら、「ファンの前で決勝をしたい。Prefiero esa opción a jugar la Europa League/プレフィエロ・エサ・オプシオン・ア・フガール・ラ・エウロッパ・リーグ(ELをプレーするより、そっちを選ぶよ)」(ウィリアムス)と、彼らはUEFA期限を過ぎてもスタジアムに観客が入れるようになってからの開催を希望。
いやあ、それにはイバイ・ゴメスも「Para mi es un sueño ganar un título y sacar la gabarra/パラ・ミー・エス・ウン・スエニョ・ガナール・ウン・ティトスロ・イ・サカール・ラ・ガバラ(ボクにとってタイトルを獲るのとガバラを出すのが夢なんだ)」と言っていたように、夏に優勝しても前回、コパ王者となった1984年以来、格納されているガバラ(ビルバオの運河で使われた木材運搬船)に乗ってのパレードも大勢の人が集まるため、できませんからね。やはり1987年を最後に優勝していないレアル・ソシエダもファンと祝いたいという望みは同じだったため、たとえ5位のマドリッドの弟分、ヘタフェとの差が勝ち点1、6位のアトレティコとも2という薄氷のリードを信じて、バスク地方のライバルに同調することにしたようです。
ただ、そうなると2019-19シーズンコパ決勝には今季限りでの引退を表明している39才のエースが決勝を花道にできないばかりでなく、レアル・ソシエダもマドリーからのレンタルで大活躍していたウーデゴーアが古巣に戻ってしまい、出場できない可能性が高いんですが、とにかく史上初のコパ決勝カードですからね。これがバルサvsマドリーだったりしたら、どちらもリーガでCL出場権獲得できるだろうこともあって、あっさり無観客試合でカタがついたかもしれませんが…とにかく今はどのチームも順調に練習再開となってくれることを祈るしかありません。
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style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 初挑戦のラ・リーガでいきなりのピチーチ獲得。昨夏、新生バルセロナの目玉補強としてバイエルンから鳴り物入りでの加入となったポーランド代表FW。これまで多くの超一流ストライカーが適応に苦しんだバルセロナだけに一抹の不安もあったが、第2節のソシエダ戦でドブレーテを達成すると、そこからは6試合連続を含めゴールを量産。さすがの存在感でブラウグラナの攻撃をけん引した。中断前後はW杯の疲労や3試合のサスペンションの影響でパフォーマンスを落としたが、終盤戦で再びギアを上げ直した。守備の貢献度や運動量に関してはチームメイトから冗談交じりで注文も付けられたが、さすがの決定力に加えて7アシストと確度の高いポストワークでも存在感を示した。 2023.06.14 18:01 Wed2
「王子様みたい」「めちゃくちゃかっこよくなってる」髭を剃ったグリーズマンにファン絶賛!チームメイトも続々反応「ヒゲ剃ったの!?」
アトレティコ・マドリーのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンのイメチェンが話題だ。 2019年に一度バルセロナへと移籍したものの、期限付き移籍を経てアトレティコへと戻ってきたグリーズマン。今シーズンは好調を維持しており、ラ・リーガでは24試合で11ゴール、公式戦全体では35試合で18ゴールを記録している。 そのグリーズマンは、20日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16・1stレグでインテルとのアウェイゲームに先発。チームはセリエA首位のチームに苦戦を強いられ、1-0で1stレグを落とすこととなったが、グリーズマンの見た目にも注目が集まった。 グリーズマンは、伸ばしていた髭を綺麗に剃って登場。一気に爽やかになった姿を見せていた。 アトレティコの公式SNSによると、グリーズマンは19日に髭を剃った模様だ。チームメイトたちはその変化に気が付くと、「ヒゲ剃ったの?」と反応。アルゼンチン代表MFロドリゴ・デ・パウルはスベスベの肌を触って「赤ちゃんみたい」だといじっていた。 グリーズマンの変化には、ファンも「王子様みたいなビジュアル復活してるな」、「めちゃくちゃかっこよくなってる」、「ヒゲ剃ってる!」と反応。久々の髭なしの姿に注目が集まっていた。 <span class="paragraph-title">【動画】まるで王子様!?髭を剃って一気に爽やかになったグリーズマン</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="it" dir="ltr"> Grizi <a href="https://t.co/cv24JHLWFf">pic.twitter.com/cv24JHLWFf</a></p>— Atlético de Madrid (@Atleti) <a href="https://twitter.com/Atleti/status/1759672955326370016?ref_src=twsrc%5Etfw">February 19, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.02.21 12:25 Wed3
「若き日のディエゴを思い出す」ジュリアーノ・シメオネ22歳をマドリード紙ら称賛「彼の血にも“チョリズモ”」「息子3人の中で最も父親似」
アトレティコ・マドリーのアルゼンチン代表FWジュリアーノ・シメオネ(22)に対する評価が高まってきた。「若き日の父親ディエゴを彷彿とさせる」などとマドリード紙が称える。 父ディエゴ・シメオネが指揮するアトレティコに16歳で入団したジュリアーノ。 トップチームで父親から初めて起用されたのは19歳。しかし、そこからしばらくセカンドチームを主戦場とし、23-24シーズンはアラベスへ武者修行…現役時代からアトレティコ魂を持つ父ディエゴに肩を並べるのは難しいだろうと誰もが思うなか、昨夏アラベスより復帰した。 それでも迎えた今季、ジュリアーノはラ・リーガ第10節あたりからスターターに定着し、ワイドアタッカーとして奮闘。4日のコパ・デル・レイ準々決勝ヘタフェ戦では2得点を記録した。 『マルカ』などに寄稿するマドリードのジャーナリスト、アドリアン・ブランコ氏は、自身のXでジュリアーノを称賛。 「ジュリアーノ・シメオネは今季アトレティコのビッグネームである。彼がアトレティコの復活、成長、競争力を象徴する存在となっているのだ。そのプレーにはエネルギー、犠牲、決意、熱意が溢れ、とにかく情熱的。彼の血にも“チョリズモ”が流れている」 『Relevo』も社説でジュリアーノを称賛した。 「ジュリアーノは“魂”そのものか。ピッチ脇でチョロ(父ディエゴ)が望むこと全てをフィールド全域に伝えるのが、このシメオネ家の三男だ。彼がアトレティコに来たのは父親のおかげだと誰もが言ったが、今ここに残っているのは父親が持っていたもの全てを彼も持つからだ」 「ジュリアーノが自らのゴールを祝っている様子を見ると、いつだったか…ビセンテ・カルデロンでエンブレムを指差して歌っていた若き日のディエゴを思い出す。今や、ジュリアーノがアトレティコのスターターであることに異論を唱える者はいない。間違いなく、息子3人の中でジュリアーノが最も父親に似ている」 2025.02.05 20:41 Wed4
現役時代のシメオネ監督はどんな人物だった? かつての同僚が明かす
アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督について、現役時代のチームメイトたちが振り返った。スペイン『マルカ』が伝えている。 現役時代セビージャやアトレティコ、そしてインテルなどで活躍したシメオネ氏。特に現在監督を務めるアトレティコには1994年から1997年までの3年間と2003年から2005年1月までの1年半の2度在籍し、公式戦155試合出場29ゴールを記録した。 <div id="cws_ad"><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJKcDZqR25nZCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> 監督としてピッチサイドで感情を全面に出したスタイルでチームを鼓舞するシメオネ氏だが、現役時代からこの情熱的なスタイルは一貫したもので、共にプレーした多くの選手たちに大きな印象を与えていたようだ。 アトレティコでのチームメイトだった元スペイン代表DFトニ・ムニョス氏は、選手時代のシメオネ氏の情熱を振り返っている。 「彼は全てにおいて情熱的で、ピッチ上でも自分が感じたことを表現していた。苦しむことを楽しんでいたし、全員に対して高い要求を持っていて、強いパーソナリティのある選手だった」 またムニョス氏は、シメオネ氏の優れた戦術眼が得点に繋がっていたと話す。 「戦術的にもとても優れていた。常に1シーズンで8から14ゴールくらいを決めていたが、それは彼がフリーキックや攻撃参加が上手かっただけでなく、試合を読む力に非常に長けていたからだ」 「彼のフットボールに対する思いはとても大きかった。私にシエスタすらさせてくれなかったよ。常にフットボールについて話していて、寝ていても起こされたものだ」 「彼のウォーミングアップは試合前のホテルから始まっていた。チームメイトに指示をして人を集めて、ランチやディナーの時、気付いたら相手がどういう風にプレーするのかという話をしていた」 またセビージャ時代のチームメイトである元スペイン代表DFマノーロ・ヒメネス氏も、シメオネ氏がピッチ上で見せる姿に感嘆していたと明かし、選手時代から名監督としての片鱗を見せていたと語った。 「彼は熱量に溢れていた。失敗した時には怒り、野心と高い要求を求める選手だった。彼はチームのみんなのリスペクトを勝ち取った。なぜなら、失敗しても自分の足でもう一度立ち上がることのできる、勇気ある選手だったからだ」 「彼はハードワーカーで、自分の持つ全てをピッチで出し尽くし、全てのボールを200%の力で追う、今で言うBox to Box タイプのMFだった」 「アグレッシブさとクオリティを兼ね備え、前線への攻撃参加もできた、完全な選手だった。彼が監督になる姿は容易に想像できた」 「選手の時も監督の時も、エル・チョロ(シメオネ愛称)は誇張して大袈裟に行動したりしない。あれが彼のそのままの生き方なんだ」 「彼はベンチで静かに座っているようなタイプではない。自分のメンタルの強さやウイニング・スピリットを常に示してきた人物で、それは彼のDNAの中にあるものなんだ」 また、同じくセビージャ時代の同僚でチームのCBであったホセ・ミゲル・プリエト氏も、シメオネ氏は選手時代からリーダシップを発揮していたと明かした。 「彼はよく試合の前、失敗はピッチに持ち込まずロッカールームに置いていけと私たちに言ったよ」 「常にフットボールのことを考えていて、その執着にも似た思いは今でも増していると思う」 「試合中は全てのプレーに関わっていたし、サッカーというものを理解していた。優れたMFがいれば、CBの力を引き出すことができる。私たちが活躍できたのは彼のおかげだ」 しかし、そんな情熱的なシメオネ氏だが、抜けている部分もあったとプリエト氏は語る。 「私たちはトレーニングに彼の車に乗って行ったことがあったが、車のタイヤがパンクしていたのにずっと変えていなかったんだ。だから私がタイヤの買い方を教えてやったんだ」 2020.06.10 12:45 Wed5
