ロナウジーニョが偽造パスポートでの逮捕後初のコメント「この状況からできるだけ早く脱出したい」

偽造パスポート使用により逮捕されていた元ブラジル代表MFロナウジーニョが、逮捕後初のインタビューに答えた。

ロナウジーニョ容疑者は3月、兄のロベルト・アシス容疑者と共にブラジルからパラグアイに渡航した際に偽造パスポートの使用が判明し、パラグアイ現地の刑務所に1カ月間勾留。この逮捕の報道は、世界中を驚かせた。

その後、約1憶7000万円の保釈金を支払い釈放されたロナウジーニョとアシス氏は、パラグアイのアスンシオンにある『パルマロガホテル』に軟禁。そして今回、『ABC』で逮捕後初めてインタビューを受けることとなった。

逮捕された理由でもある偽造パスポートについて聞かれたロナウジーニョ氏は「文書が合法でないことを知って、僕たちは完全に驚いたよ。それ以来、僕たちは当初から行ってきたように、当局と協力して事実を明らかにすることを目指している」と、まさかの逮捕だったと告白。また「その瞬間(逮捕された時)から今日まで、僕たちは全てを説明し、当局が僕たちに要求した全てのことを進めてきたよ」と語り、協力体制を崩さなかったと語った。
実際に刑務所に入ることとなったロナウジーニョだが、そのことについては「とても大きな衝撃だった。こんな状況になるとは想像もしていなかったよ」と語り、「僕は人生の全てを懸けて、最高のプロレベルに到達し、サッカーで人々に喜びをもたらすことを目指したからね」とプロサッカー選手としてスターになることを目指してきた人生からの突然の転落に衝撃を受けていたことを明かした。

また、パラグアイ当局に期待することについては「この場合における僕たちの立場に関して、僕たちから提供できる全てのものを彼らが確認し、この状況からできるだけ早く脱出したいと願っている」と解決することを願っているとし、解放された後のことについては「COVID-19が大流行して以来、家で難しい日々を過ごしてきた母にキスをし、この状況がもたらした影響を理解し、信仰とパワーを持って前に進みたいね」と、家族とともにこの困難な時期を乗り越えたいと語った。