コラロフがローマでの現役引退を考慮か? 「僕ももう若くない…」

2020.04.23 14:13 Thu
Getty Images
セルビア代表DFアレクサンダル・コラロフ(34)はローマでの現役引退の可能性を考慮しているようだ。『フットボール・イタリア』が伝えている。
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今年1月にローマとの1年間の契約延長にサインしたコラロフだが、同契約には出場試合数などスポーツ面の簡単な条件をクリアした場合、自動的に契約が1年延長されるオプションが含まれているという。そのため、34歳のベテランDFは2022年6月までローマに残留する可能性が高い。

今シーズンも公式戦32試合で6ゴール5アシストと健在ぶりを見せつけるセルビア代表DFは、イタリア『DAZN』で自身の残り少なくなってきたキャリアに言及。

コンディションの良好さを強調しつつも、フットボーラーとしての終わり方を意識しているという。さらに、ローマとの契約が満了する2年後の引退の可能性を示唆している。
「自分の将来についてはしばらく考えてきたよ。僕ももう若くないからね」

「もちろん、まだまだピッチ上においては年齢を感じていないけど、今ではキャリアのほとんどを終えつつあることは自覚しているよ」

「ここ数年、幾つかのプランを考えてきた。ただ、現時点ではフィジカルコンディションも良好だし、まだまだチームに対して多くのモノを与えられると思っている。そういう意味で自分がまだまだプレーヤーとして戦えると思っているよ」

「その一方で、キャリアを終えた後については引き続きフットボールの世界に留まりたいと思っている。どんな役割を考えているかはまだ話すことはできないけど、僕にはそれを考えるための2年という時間が残されている」

自身の今後について現時点での正直な胸の内を明かしたコラロフだが、自身の代名詞である左足のプレースキックの秘訣についても説明している。

「子供の頃に兄弟と家の外にある中庭でよく木製の門に向かってボールを蹴っていたよ。そして、門の特定の場所に当たると、かなり大きな音が出て近所の大人に怒られてしまうんだ。だから、音が鳴らない場所を意図的に狙って蹴っていたよ」

「フリーキックを蹴るときは助走が最も重要なんだ。まずは身体を正しい位置に置き、ゴールキーパーとゴールネットの位置を見極め、ボールを適切な場所で蹴る。個人的には助走の感覚が良いときは大体うまく蹴れている気がするよ」

「ここ最近のお気に入りのフリーキックは(昨年9月の)ボローニャ戦でのゴールかな。ローマは相手に流れを渡してしまい、ビハインドを強いられていた。だけど、僕のゴールで同点に追いつき、最後の最後に(エディン・ジェコ)の決勝点が決まって勝てたからね」

2017年にマンチェスター・シティからローマに加入したコラロフは、ここまで公式戦122試合に出場し18ゴール20アシストを記録。高精度の左足のキックを武器に、左サイドバックの絶対的なレギュラーに君臨し続けている。

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