次の移籍市場、コロナ禍で縮小か…「投資できるプレミアのクラブは3つだけ」

2020.04.20 16:30 Mon
Getty Images
次の移籍市場に向けた各クラブの補強動向に様々な憶測が飛び交っているが、新型コロナウイルス鎮静後に動けるクラブは限られてくるのかもしれない。

新型コロナウイルスの感染拡大で、完全停止に追い込まれているフットボール界。財政的打撃も表面化しており、選手給与削減などの動きも活発化している。

イングランドも例外でなく、今季完結を目指す姿勢こそ打ち出しているものの、再開の目処も立っていない。この状況が続けば、さらなる経済的打撃は必至だ。
それに乗じて、マーケット全体の縮小も懸念されるなか、かつてリバプールトッテナムのスポーツディレクター(SD)を務めたダミアン・コモリ氏が見解を示した。

イギリス『スカイ・スポーツ』で、次の移籍市場全体の縮小化を予想するとともに、プレミアリーグで資金投入できるクラブは3つ程度だと語っている。
「使えるキャッシュはほとんどないだろう。あるエージェントが先日、私に語ったところだと、実際に次の移籍市場で投資できるプレミアのクラブは3つしかない」

「これが正しいのか否かは定かじゃないが、エージェントがそういう話をするときは情報を手にしているものだ。移籍はかなり乏しいものになるかもしれないね」

「トレードやレンタルの取引が増加するかもしれない。少なくとも、資金を投じての移籍は大幅に減っていくと思う」

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