ドイツの伝説ブレーメ氏がコロナ禍のイタリア支援! 元インテルDFが伊W杯の公式球をチャリティに寄付
2020.04.09 18:30 Thu
ドイツサッカー界のレジェンドとして知られるアンドレア・ブレーメ氏(59)が、かつてプレーしたイタリアを支援するため立ち上がった。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。
現役時代にカイザースラウテルンやバイエルン、インテル、サラゴサとドイツ、イタリア、スペインの3か国で活躍した名サイドアタッカーのブレーメ氏。西ドイツ代表では1986年のメキシコ・ワールドカップ(W杯)で準優勝、1990年のイタリアW杯では優勝を果たしたドイツサッカー界のレジェンドだ。
そのレジェンドは母国ドイツと共に新型コロナウイルス(COVID-19)の猛威に晒されているイタリアを支援するため、『Ein Herz für Kinder』基金のチャリティオークションに自身の思い出の品を寄付した。
そのひとつはイタリアW杯で公式球として使用されたエトルスコ・ユニコ。そして、このボールにはフランツ・ベッケンバウアー監督やローター・マテウス、ルディ・フェラーなど優勝メンバーのサインが入っている、非常に価値が高いものだ。
もうひとつはブレーメ氏がインテルに在籍していた時代の練習球でこちらにもかつてのチームメートのサインが入っている。
「コロナウイルスによってイタリアに起こっているすべての問題を非常に残念に思っている。心から悲しみを抱いているし、できるだけ早い終息を願っている」
「イタリアには未だに多くの友人がいる。ジョバンニ・トラパットーニやジュゼッペ・ベルゴミ、ハビエル・サネッティなど、1988年から1992年まで在籍していたインテル時代からの繋がりがあるんだ」
「私とイタリアという国、そこに住んでいる人たちとの間には強い関係がある。そして、私に与えられたものの一部を彼らに返したいんだ」
なお、ブレーメ氏が寄付した2つのボールは4週間後まで落札期間が設けられており、落札後にその売却益がイタリアに寄付されることになる。
現役時代にカイザースラウテルンやバイエルン、インテル、サラゴサとドイツ、イタリア、スペインの3か国で活躍した名サイドアタッカーのブレーメ氏。西ドイツ代表では1986年のメキシコ・ワールドカップ(W杯)で準優勝、1990年のイタリアW杯では優勝を果たしたドイツサッカー界のレジェンドだ。
そのレジェンドは母国ドイツと共に新型コロナウイルス(COVID-19)の猛威に晒されているイタリアを支援するため、『Ein Herz für Kinder』基金のチャリティオークションに自身の思い出の品を寄付した。
もうひとつはブレーメ氏がインテルに在籍していた時代の練習球でこちらにもかつてのチームメートのサインが入っている。
ブレーメ氏は第二の故郷と語るイタリア支援の経緯を以下の様に説明している。
「コロナウイルスによってイタリアに起こっているすべての問題を非常に残念に思っている。心から悲しみを抱いているし、できるだけ早い終息を願っている」
「イタリアには未だに多くの友人がいる。ジョバンニ・トラパットーニやジュゼッペ・ベルゴミ、ハビエル・サネッティなど、1988年から1992年まで在籍していたインテル時代からの繋がりがあるんだ」
「私とイタリアという国、そこに住んでいる人たちとの間には強い関係がある。そして、私に与えられたものの一部を彼らに返したいんだ」
なお、ブレーメ氏が寄付した2つのボールは4週間後まで落札期間が設けられており、落札後にその売却益がイタリアに寄付されることになる。
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