ミラン、テオの流出覚悟か バルサやユーベなどビッグクラブが注目
2020.04.08 17:50 Wed
ミランはU-21フランス代表DFテオ・エルナンデス(22)の放出を覚悟しているのかもしれない。
2017年夏に"禁断の移籍"でアトレティコ・マドリーからレアル・マドリーに加入したテオだが、目立った活躍をすることはできず、ソシエダへレンタル。昨夏に加入したミランでは、ここまでセリエA22試合に出場して、サイドバックながらチーム2位の5ゴールを記録するなど予想以上の活躍を披露している。
スペイン『マルカ』によれば、ミランは2000万ユーロ(約23億5000万円)で獲得したテオに対して、オファーが舞い込むことを見込み、売却を考慮しているという。移籍市場を網羅する『transfermarkt』が算出する市場価値では4000万ユーロ(約47億2000万円)と加入時の2倍となっている。
そのテオには、スペイン代表DFジョルディ・アルバの競争相手を探すバルセロナや、レアル・マドリーからブラジル代表DFマルセロの獲得を狙っているといわれるユベントスが注目。ほかにも、パリ・サンジェルマン(PSG)や、ユナイテッドとシティのマンチェスター勢も目を光らせており、移籍リストの上位に入れているとのことだ。
2017年夏に"禁断の移籍"でアトレティコ・マドリーからレアル・マドリーに加入したテオだが、目立った活躍をすることはできず、ソシエダへレンタル。昨夏に加入したミランでは、ここまでセリエA22試合に出場して、サイドバックながらチーム2位の5ゴールを記録するなど予想以上の活躍を披露している。
スペイン『マルカ』によれば、ミランは2000万ユーロ(約23億5000万円)で獲得したテオに対して、オファーが舞い込むことを見込み、売却を考慮しているという。移籍市場を網羅する『transfermarkt』が算出する市場価値では4000万ユーロ(約47億2000万円)と加入時の2倍となっている。
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