ウルブスの中国人会長が熱い声明…中断中スタッフの給与支払いを確約、感染対策の啓発と認識の甘さにも警鐘
2020.03.15 14:45 Sun
ウォルバーハンプトンのジェフ・シー会長が、新型コロナウイルス(COVID-19)に対する認識の甘さに警鐘を鳴らした。
中国を発生源として現在は世界中で多くの感染者が発見されている新型コロナウイルス。世界保健機関(WHO)によると、感染者は123カ国で13万人以上がいると報告されている。
ヨーロッパではここ数日で急激に感染が拡大しており、イングランドでもサッカー関係者を含めて感染者が多く見つかっている状況。プレミアリーグは13日に4月4日までリーグ戦を中断することを発表していた。
中国人のジェフ・シー会長は、クラブの公式サイトを通じて声明を発表。新型コロナウイルスに関しての対策を述べるとともに、ファン・サポーターや地域の住民が心して対応することの重要性を説き、共に戦うことを宣言した。
「このメモは、サッカーのためだけでなく、家族や国のためだけでなく、世界全体の人々のため、大きな逆境を迎えた時のために書きます」
「選手、スタッフ、サポーター、そして我々が住んでいるコミュニティを守るため、可能な限りのあらゆる手段を講じたいという強い願望があります」
「まず、今週はアテネを訪れ(ヨーロッパリーグのオリンピアコス戦)、誰もがプレーすることが適切ではないと感じた試合に参加した監督、選手、スタッフを称賛したいと思います」
「彼らは不安を抱えた大陸で、その雰囲気すらないスタジアムで、フィールドに持ち込んだ素晴らしいプロ意識と、献身性を示し、良いパフォーマンスとポジティブな結果をもたらしました」
「もちろん、遠征したスタッフと選手が新型コロナウイルス感染の脅威から、可能な限り守られるように適切な対策を講じました。これらの対策を常に改善し続け、彼らが安全で健康な状態を維持できるようにします」
「ウォルバーハンプトンでは、選手だけでなく、クラブの全てのフタッフも守る責任があります。そのため、今後数日および、数週間にわたって、全てのスタッフに自宅で仕事をするように依頼しました」
「私のウイルスに対する知識と理解から、社会的距離戦略は不可欠であると考え、我々全員が取らなければいけない行動と犠牲です」
「また、メガストア、チケットオフィス、ウルブス財団などの重要な箇所を一時的に閉鎖し、スタッフが可能な限り家に滞在し、ウイルスの拡散を制限できるようにすることを決定しました。もちろん、全てのスタッフは、クラブの閉鎖期間とこの不確実な期間の間、給与は引き続き支払われます」
「我々のサポーターには、我々が示したものを守り、間違いなくとても試験的な期間になるであろう間は、可能な限り安全に過ごすことを求めたいです」
「このウイルスの脅威を、あなたや周りの人々が甘く見ないでもらいたいです。最適な解決策をとり、良い衛生状態と適切な社会距離戦略を含む拡散の制限を行ってください」
「我々所有する復星集団グループ(Fosun)は、できる限りの事をすることにとても熱心です。我々とウォルバーハンプトン市議会と連絡を取り、ウルブスとこの街の人々への支援を表明しています」
「最後に、全てのウルブスのサポーターに約束をしたいと思います」
「今後数週間および数カ月の課題を通して、ウルブスにかかわる全ての人は、進歩を続け、革新を続け、より強くなって戻り、成功を達成することに貪欲になります。我々は立ち止まらない」
「それまでは安全を守り、リスクを冒さないでください。自分の面倒を、互いの面倒を見る。そして、これを乗り越えましょう」
中国を発生源として現在は世界中で多くの感染者が発見されている新型コロナウイルス。世界保健機関(WHO)によると、感染者は123カ国で13万人以上がいると報告されている。
ヨーロッパではここ数日で急激に感染が拡大しており、イングランドでもサッカー関係者を含めて感染者が多く見つかっている状況。プレミアリーグは13日に4月4日までリーグ戦を中断することを発表していた。
「このメモは、サッカーのためだけでなく、家族や国のためだけでなく、世界全体の人々のため、大きな逆境を迎えた時のために書きます」
「武漢で新型コロナウイルスの大流行が始まって以降、中国の友人、家族、同僚と密接に連絡を取り合っており、ウイルスの脅威と影響についての鋭い認識を得ることができました」
「選手、スタッフ、サポーター、そして我々が住んでいるコミュニティを守るため、可能な限りのあらゆる手段を講じたいという強い願望があります」
「まず、今週はアテネを訪れ(ヨーロッパリーグのオリンピアコス戦)、誰もがプレーすることが適切ではないと感じた試合に参加した監督、選手、スタッフを称賛したいと思います」
「彼らは不安を抱えた大陸で、その雰囲気すらないスタジアムで、フィールドに持ち込んだ素晴らしいプロ意識と、献身性を示し、良いパフォーマンスとポジティブな結果をもたらしました」
「もちろん、遠征したスタッフと選手が新型コロナウイルス感染の脅威から、可能な限り守られるように適切な対策を講じました。これらの対策を常に改善し続け、彼らが安全で健康な状態を維持できるようにします」
「ウォルバーハンプトンでは、選手だけでなく、クラブの全てのフタッフも守る責任があります。そのため、今後数日および、数週間にわたって、全てのスタッフに自宅で仕事をするように依頼しました」
「私のウイルスに対する知識と理解から、社会的距離戦略は不可欠であると考え、我々全員が取らなければいけない行動と犠牲です」
「また、メガストア、チケットオフィス、ウルブス財団などの重要な箇所を一時的に閉鎖し、スタッフが可能な限り家に滞在し、ウイルスの拡散を制限できるようにすることを決定しました。もちろん、全てのスタッフは、クラブの閉鎖期間とこの不確実な期間の間、給与は引き続き支払われます」
「我々のサポーターには、我々が示したものを守り、間違いなくとても試験的な期間になるであろう間は、可能な限り安全に過ごすことを求めたいです」
「このウイルスの脅威を、あなたや周りの人々が甘く見ないでもらいたいです。最適な解決策をとり、良い衛生状態と適切な社会距離戦略を含む拡散の制限を行ってください」
「我々所有する復星集団グループ(Fosun)は、できる限りの事をすることにとても熱心です。我々とウォルバーハンプトン市議会と連絡を取り、ウルブスとこの街の人々への支援を表明しています」
「最後に、全てのウルブスのサポーターに約束をしたいと思います」
「今後数週間および数カ月の課題を通して、ウルブスにかかわる全ての人は、進歩を続け、革新を続け、より強くなって戻り、成功を達成することに貪欲になります。我々は立ち止まらない」
「それまでは安全を守り、リスクを冒さないでください。自分の面倒を、互いの面倒を見る。そして、これを乗り越えましょう」
ウォルバーハンプトンの関連記事
プレミアリーグの関連記事
|
ウォルバーハンプトンの人気記事ランキング
1
アル・ヒラル電撃移籍のネヴェスが決断の背景明かす…「僕にとって最高のトロフィーは…」
サウジアラビアのアル・ヒラルに電撃移籍したポルトガル代表MFルベン・ネヴェス(26)が、今回の移籍の経緯を語った。イギリス『SPORT BIBLE』が伝えている。 2017年夏にポルトから加入して以降、ウォルバーハンプトンで通算253試合に出場するなど、ウルブスの象徴として君臨してきたネヴェス。 移籍費市場が開くたびにステップアップの可能性が取り沙汰された26歳MFに関しては、今夏の移籍市場でもバルセロナやリバプール、マンチェスター・ユナイテッド、アトレティコ・マドリーらビッグクラブ行きの可能性が報じられていた。 しかし、ポルトから当時チャンピオンシップ(イングランド2部)のウルブスに加入したことで、フットボール界を騒がせたネヴェスは、4700万ポンド(約85億円)というウルブス史上最高額でのサウジアラビア移籍という再びのサプライズを起こした。 ネームバリューではFWカリム・ベンゼマやMFエンゴロ・カンテらに及ばぬものの、欧州のビッグクラブでの成功の可能性を蹴って、中東行きを選択したネヴェスの移籍は、ある意味で最もインパクトを残した。 その渦中のアル・ヒラルMFは、直近のインタビューで移籍の経緯を説明。愛する家族に何の不自由もない生活を送らせるため、破格のサラリーを考慮しての決断だったことを素直に認めている。 「今回のオファーを受け入れることに迷いがなかった最大の理由は、自分がいつも夢見ていたような生活を家族に与えることだった」 「僕には3人の子供と妻がいる。彼らの世話をすることが、僕にとって最高のトロフィーだ」 さらに、移籍決断の一端には金銭面の大きな魅力だけでなく、アル・ヒラルをアジア最高のクラブにするという、プロジェクトの魅力もあったと付け加えている。 「アル・ヒラルをアジア最高のクラブにするというプロジェクトがある。自分の移籍に関するニュースが流れ始めてから、僕のソーシャルメディアは大騒ぎになったよ。アル・ヒラルのファンの多さと、彼らがフットボールに対してどれだけ情熱を持っているかを見るのは信じられないほどだった。だから、それは僕と家族にとって良い決断だったと確信しているよ」 2023.07.17 21:00 Mon2
ウルブスが今季絶望のコロンビア代表DFモスケラと5年間の契約延長…指揮官「彼は笑顔のリーダー」
ウォルバーハンプトンは3月31日、コロンビア代表DFジェルソン・モスケラ(23)との契約延長を発表した。新契約は5年間となり、2030年夏までとなる。なお、1年間の延長オプションも付いている。 モスケラは2021年7月にアトレチコ・ナシオナルからウルブスに完全移籍で加入。メジャーリーグ・サッカー(MLS)のFCシンシナティ、ビジャレアルへとレンタル移籍も経験した。 今シーズンは開幕からセンターバックのレギュラーとしてプレーしていたが、第5節のアストン・ビラ戦で相手選手と交錯。その結果、内側側副じん帯と前十字じん帯の損傷と診断され、今季絶望が確定。現在は復帰を目指しているところだった。 新シーズンに向けて復帰の目処が立っているというモスケラの契約延長について、ヴィトール・ペレイラ監督は喜びを語っている。 「ジェルソンは私が好むCBのプロフィールを持っている。彼は攻撃的で、強く、速く、ボールの扱いが上手で、私にとってはチームを助けるすべての資質を持っている。彼が私のシステムにフィットすることに疑いはない」 「彼はケガをしているが、いつもチームメイトと一緒にプレーし、元気を与えてくれる。スタジアムに行って、みんなと笑顔を共有しようとしている。これが私がチームに望む姿だ」 「私が毎日見ているモスケラは、みんなに良いエネルギーをもたらしてくれる。ピッチ内では、我々に何かもっと加えてくれる選手だ。ピッチの外では、彼は笑顔のリーダーだ。彼と我々のためにとても嬉しい」 2025.04.01 12:15 Tue3
東京生まれの17歳MFがウォルバーハンプトンとプロ契約! U-17イングランド代表としてもプレー
ウォルバーハンプトンは23日、アカデミー育ちのU-17イングランド代表MFルーク・ローリングス(17)とプロ契約を締結した。 U-18チームでレギュラーとしてプレーするローリングスだが、実は東京生まれ。その後イングランドへと渡り、ウォルバーハンプトンのアカデミーに13歳で入団した。 アンダー世代のイングランド代表としてもプレーしてきたローリングスは、ボランチを主戦場としており、インサイドハーフやセンターバックでもプレーする。 すでにファーストチームのトレーニングにも参加し、昨夏はアメリカ遠征にも帯同するなど、将来が期待されている1人だ。 U-21チームでもプレーするローリングスは初のプロ契約を締結。アカデミーのマネージャーを務めるジョン・ハンター・バレット氏がローリングスについてコメントしている。 「ルークのこれまでの努力とクラブへの貢献に報いるため、初の契約オファーを出すことができて嬉しく思う」 「ルークがこれまで見せてきたことは、我々を驚かせたものではありません。我々は常に、彼のポテンシャルと期待に基づいて行動し、決断を下している。しかし今、彼が設定した基準によって、彼はプレーとともに成長していることを示してくれた」 2025.04.24 23:55 Thu4
アダマ・トラオレの6年間の肉体改造が凄い! バルサ時代とはほぼ別人
現在、プレミアリーグを席巻しているウォルバーハンプトンのスペイン代表FWアダマ・トラオレの肉体の変化が大きな話題になっている。イギリス『サン』が伝えている。 マリ人の両親の下、バルセロナで生まれ育ったトラオレはラ・マシアでのプレーを経て2013年にバルセロナでトップチームデビュー。その後、アストン・ビラ、ミドルズブラを経て2018年からウルブスに在籍している。 バルセロナ時代から爆発的なスピードとドリブルテクニックに長けたサイドアタッカーとして高い評価を得ていたトラオレだが、ここまでのキャリアを通じて判断力、シュート、クロス精度と肝心のアタッキングサードでのプレーが“残念”な選手として一流プレーヤーとの扱いは受けてこなかった。 しかし、今シーズンはここまで19試合4ゴール4アシストと上々の数字を残している。とりわけマンチェスター・シティ相手のシーズンダブルに大きく貢献するなど、ビッグマッチの強さが際立っている。 そのトラオレに関して、そのプレー面と共に大きな話題を集めているのが、筋骨隆々な身体だ。 バルセロナ時代を知るラ・リーガのファンであれば、同選手に対して痩身な印象を持っていると思われるが、現在のトラオレはラグビーのバックス陣のような体躯をしており、年々派手になる髪型も相まって一見して同一人物には見えなくなっている。 そして、バルセロナ監督時代に当時カンテラーノだったトラオレの可愛い姿を見ていたであろう、現マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、「彼はまるでモーターバイクだね。あのスピードは異次元だ」と、大きく変貌した同選手のスピードとパワーに舌を巻いていた。 2019.12.30 18:00 Mon5