【CLプレビュー】聖地アンフィールドで逆転狙うレッズ、鉄壁アトレティを崩せるか《リバプールvsアトレティコ・マドリー》

2020.03.11 17:00 Wed
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦2ndレグ、リバプールvsアトレティコ・マドリーが11日29:00にキックオフされる。2月18日に行われた1stレグではアトレティコが持ち前の堅守を発揮し、リバプールの強力3トップを見事に封じて1-0と先勝した。
PR
集中した守備を貫き通したアトレティコ相手に自慢の強力3トップが沈黙し、アウェイゴールを奪えなかったリバプール。ここから調子を崩したチームはワトフォード相手に今季のプレミアリーグ初黒星を喫し、続くFAカップのチェルシー戦で敗戦と、まさかの公式戦連敗を喫した。そんな中、直近のボーンマス戦では先制される嫌な展開となりながらも何とか2-1で逆転勝利し、悪い流れを断ち切った。これまで幾度もの逆転劇を演じてきた聖地アンフィールドでアトレティコを迎え討つ。
一方、守護神オブラクのビッグセーブに頼ることなく守備陣の奮闘でシャットアウト勝利をもぎ取ったアトレティコ。ただ、その後のビジャレアル戦を勝利したものの、エスパニョール戦、セビージャ戦と引き分けに終わり、乗り切れない状態が続く。それでも、セビージャ戦ではFWフェリックスが復帰後の3試合で2ゴール目を決めるなど、好調を維持した中でリバプール戦を迎えた。

◆リバプール◆
【4-3-3】

(C)CWS Brains,LTD.

▽リバプール予想スタメン
GK:アドリアン
DF:アーノルド、J・ゴメス、ファン・ダイク、ロバートソン
MF:ヘンダーソン、ファビーニョ、ワイナルドゥム
FW:サラー、フィルミノ、マネ
負傷者:GKアリソン、MFシャキリ
出場停止者:なし

GKアリソンが臀部を痛めて欠場する。代役はここ2試合同様、アドリアンが務めることになるだろう。一方でハムストリングを痛めていたMFヘンダーソンが復帰する。
◆アトレティコ・マドリー◆
【4-4-2】

(C)CWS Brains,LTD.

▽アトレティコ予想スタメン
GK:オブラク
DF:ヴルサリコ、サビッチ、フェリペ、ロージ
MF:コレア、トーマス、サウール、コケ
FW:モラタ、フェリックス
負傷者:MFレマル
出場停止者:なし

1stレグを負傷欠場していたDFトリッピアー、FWフェリックス、FWジエゴ・コスタらが既に復帰し、MFレマルを除いたベストメンバーでリバプール戦に臨める状況だ。

★注目選手
◆リバプール:FWモハメド・サラー
Getty Images

堅守アトレティコからゴールをこじ開けるにはサラーの活躍が欠かせない。1stレグでは対面のロージ、カバーリングに入ったフェリペの前に沈黙したが、慣れ親しんだアンフィールドでは勝手の違いを見せ付けたい。直近のボーンマス戦でもチームが苦しい中、悪い流れを打破する同点弾を決めており、状態は良好だ。今季の公式戦20ゴールのチームトップスコアラーがアトレティコを打開にかかる。

◆アトレティコ:FWジョアン・フェリックス
Getty Images

昨季王者リバプールを撃破する番狂わせを起こすには1stレグ同様、守備陣の踏ん張りが必要なのは言うまでもない。一方で1stDFとして配球役のMFファビーニョやMFヘンダーソンに自由を与えない仕事も重要なタスクの一つとなる。その役割を担うのが2トップの一角で起用される見込みのフェリックスだ。150億円超えの移籍金で今季ベンフィカから加入した中、負傷が2度あったもののここまで6ゴールと期待に応えているとは言えないフェリックスだが、リバプール撃破に貢献しその評価を一掃したい。


PR
関連ニュース

逆転4強叶わず…ファン・ダイクもがっくり 「優勝狙っていただけに残念」

逆転でのヨーロッパリーグ(EL)4強入りとはならなかった。 準々決勝でアタランタと激突したリバプール。ホームでの1stレグから始まったが、よもやの0-3完敗と厳しい出だしを強いられてしまった。 18日には敵地でのリターンレグに臨み、1-0でリベンジに成功。だが、1stレグでの完敗を覆すに至らず、このベスト8で姿を消す運びとなった。 この2ndレグでは7分にエジプト代表FWモハメド・サラーのPK弾で幸先よく先制。80分以上も時間が残る展開だったが、後が続かなかった。 オランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイクはイギリス『TNT Sports』でこう振り返り、肩を落としている。 「アタランタの功績だ。ダメージを受けたのは先週で、僕らは貧弱だったし、彼らが完璧な試合をした。彼らは進むに値するし、僕らは自分たちであまりにも難しくしてしまったよ。(2ndレグでは)素晴らしい試合をして勝ったけど、あまり実感がない。敗退したのだからね」 「誰もが次のゴール、そして3ゴール目に躍起になった。前半、彼らに食らいつき、チャンスも作ったけど、2点目があれば大きく変わったかもしれない。優勝を狙っていたとあって残念だ。今日に関してはポジティブなことがたくさんあったし、敗退は嫌な気分だ」 <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】アタランタvsリバプール</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Wg5jvjhdGZM";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.19 12:30 Fri

リバプール撃破に満面の笑み…“監督キャリア無冠”66歳老将ガスペリーニの誇り「心を込めて2試合に全てを捧げた」

アタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督がリバプール戦を振り返った。 アタランタは18日、ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグでリバプールと対戦。敵地1stレグで3-0完勝のチーム・ガスペリーニは今回0-1と敗れるも、2戦合計で凌駕して準決勝進出だ。 試合後、イタリア『スカイ』のインタビューで90分間を振り返ったガスペリーニ監督は満面の笑み。魅力的なサッカーで長期政権を敷く御年66歳の老将は、私たちに“タイトル以上に大事なモノ”を授けてくれる存在だ。 「我々はリバプールという偉大なチーム、そしてユルゲン・クロップという偉大な指導者を大会から去らせることに成功した。心を込めて(準々決勝)2試合に全てを捧げた結果だよ」 「この結果にとてもとても満足だ。今日の2ndレグも、もう少し突き詰めればネットを揺らせたと思う。ただ、スピード感溢れるゲーム展開は気に入ったよ」 「私のキャリアにタイトルはないが、今回のような美しいメダル(勝利)はたくさんある。またひとつ、素晴らしいメダルを手に入れた」 約20年の監督キャリアでタイトル獲得が一切ないにもかかわらず、人々の心を打つサッカーで時折旋風を巻き起こす…それがジャン・ピエロ・ガスペリーニだ。 2024.04.19 11:30 Fri

「試合の入りが大好きだ」リバプールで最後のELを終えたクロップ監督、敗退も選手を称えプレミアリーグに集中「良い結果で残りシーズンを」

リバプールのユルゲン・クロップ監督が、アタランタ戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 18日、ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグでリバプールはアウェイでアタランタと対戦。日本代表MF遠藤航は出番が訪れなかった。 ホームでの1stレグで0-3と惨敗に終わっているリバプール。逆転突破はかなり難易度の高いミッションであり、直近のリーグ戦も敗れたために不安材料が残る中、7分にモハメド・サラーがPKを決めて先制する。 最低でもあと2点が必要なリバプールだったが、ホームで余裕を持って戦えるアタランタの前にゴールを奪えず。そのまま0-1で勝利したが、2戦合計3-1で敗れ、ベスト8で去る事となった。 リバプールでは最後のELでの戦いとなったクロップ監督。チームが見せた姿勢を称え、1stレグの結果が全てだったとコメント。アタランタを祝福した。 「試合の始め方が気に入った。今夜、我々は試合を失ったのではなく、ホームで負けた。だからこそ、我々はアタランタを祝福しなければならない。それは簡単なことであり、彼らは勝ち進むに値する。特にこのような形で、我々に対して3-1で勝利した時は、絶対に勝ち上がりに値する」 「ただ、私はこのような試合、特に入りが大好きだった。この試合で展開された献身的なプレーと意欲、そしてパワーはとても気に入った。ただ、それを途中でやめ、時々はゴールした方が良いことは明らかだった。そうしなければ90分以上維持することは難しいだろう」 「いつものことだが、2点目があれば少しは助けになっただろうし、決定的なものになっていただろう。しかし、アタランタが自信を持って非常に力強くスタートしたのを見た。ただ、特に我々のチャンスが少なく、不安を与えてしまったと思う。彼らも簡単ではない事を理解しており、それが彼らに我々が与えたもの。私はそれに満足している」 チームが見せた姿勢、パフォーマンスには満足感を示したクロップ監督。一方で、敗退となったことには悔しさを示したが、プレミアリーグ優勝に向けて集中すると意気込んだ。 「突破できなかった事には失望しているが、悔しいとか怒っているということではない。今はリーグ戦に集中できるし、それがやるべきことだ」 「数日間リカバーし、明後日にはロンドンへと移動し、フルアムと対戦する。難しい試合にはなるだろうが、全力を尽くすつもりだ。それが今の競争相手だ。先週は明らかに良い週ではなかった。もし望むのであれば、良い結果、良いパフォーマンスとともに残りシーズンに向けてスタートしたいと考えている」 <span class="paragraph-title">【動画】リバプールがアウェイでアタランタに勝利も敗退</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Wg5jvjhdGZM";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.19 09:40 Fri

リバプールが敵地で意地の勝利もアタランタが初のベスト4進出! 遠藤航はベンチ入りも出番なし【EL】

ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグ、アタランタvsリバプールが18日にアトレティ・アズーリ・ディターリアで行われ、アウェイのリバプールが0-1で勝利した。この結果、2戦合計1-3としたアタランタの準決勝進出が決まった。なお、リバプールのMF遠藤航はベンチ入りも出場機会はなかった。 先週にアンフィールドで行われた1stレグは、アウェイのアタランタがスカマッカの2ゴールの活躍などで3-0の完勝。リバプールにとっては2023年2月以来の公式戦敗戦となった。 敵地で望外の結果を手にしたガスペリーニのチームだが、週末のリーグ戦では下位のエラス・ヴェローナ相手に2点差を追いつかれての2-2のドロー。逆転でのトップ4フィニッシュに暗雲漂う。その拙い試合運びを教訓に臨んだこの大一番では1stレグから先発2人を変更。パシャリッチとデ・ケテラエルに代えてコラシナツ、ミランチュクを起用した。 一方、優勝候補筆頭に挙げられながらも1stレグの惨敗によってベスト4進出へ崖っぷちの状況に立たされたリバプール。さらに、週末のプレミアリーグではクリスタル・パレス相手に再びアンフィールドで0-1の敗戦を喫し、リーグ戦でも3位に転落した。ホームでの公式戦連敗という厳しい状況からのバウンスバックを図った一戦では1stレグから先発6人を変更。ケレハーや遠藤、ヌニェス、エリオットらに代えて守護神アリソン、ソボスライ、サラー、ルイス・ディアス、アレクサンダー=アーノルドといった主力が復帰した。 奇跡の逆転へ勢いを持って入ったリバプールが最高の形で試合をスタートする。開始5分、相手陣内右サイドでクロスのこぼれに反応したアレクサンダー=アーノルドが入れたクロスがDFルッジェーリの上げていた左手に直撃。PKを獲得すると、これをキッカーのサラーが冷静に右隅へ蹴り込んで7分の先制点とした。 これで一気に逆転の可能性が出てきたリバプールは畳みかける攻めを見せる。10分過ぎにはディアス、ソボスライが続けて足を振っていくが、いずれもGKムッソのセーブに遭う。 前半半ばを過ぎると、リバプールの勢いをうまく受け止めたアタランタが徐々に押し返して試合はイーブンな展開に。 その流れでリバプールは39分、ガクポのスルーパスに抜け出したサラーにビッグチャンスが舞い込むが、ボックス付近で放ったループシュートは枠の左に外れる。この直後にはアタランタに決定機が訪れてコープマイネルスがゴールネットを揺らすが、これは際どいオフサイド判定で認められず。 2点目を奪えずに試合を折り返したリバプールは後半も同じメンバーでスタート。だが、立ち上がりにエデルソンに際どい枠内シュートを打たれるなど守勢の入りを強いられた。 その後はイーブンの展開に持ち込むリバプールだが、後半はなかなかフィニッシュの数が増えていかない。この停滞を受け、クロップ監督は67分に3枚替えを敢行。サラー、ディアスの両翼に加え、ソボスライを下げてヌニェス、ジョタ、エリオットを投入。だが、この交代策も流れを変える一手とはならず。 さらに、アレクサンダー=アーノルド、ロバートソンの両サイドバックを下げてジョー・ゴメス、ダンズを続けて投入し、終盤はガクポを左サイドバックに置く形で力業でのゴールを目指す。 だが、ここ2試合同様に連戦による重さが顕著なクロップのチームは、最後まで効果的な攻めを見せられぬままタイムアップを迎えた。 この結果、1stレグのアドバンテージを活かしたアタランタが初のベスト4進出。準決勝ではマルセイユvsベンフィカの勝者と対戦する。一方、敵地で意地を見せたリバプールだったが、ベスト8敗退が決定。シーズン残りはリーグ戦での逆転優勝を目指すことになった。 2024.04.19 06:10 Fri

安売りは避けたいところ…リバプールやPSGが関心の21歳CBムリージョ、ノッティンガムの決断やいかに

ノッティンガム・フォレストはブラジル人DFムリージョ(21)の売却も検討せざるを得ない状況だ。 今季コリンチャンスから移籍金1500万ポンド(約28億9000万円)でノッティンガム加入のムリージョ。身長184cmと標準サイズのセンターバックだが、その存在感と個人レベルの活躍は絶大だ。 その活躍から1年でのステップアップも噂されるようになって久しいが、やはり財務規則違反(PSR)云々を抱えるノッティンガムとしてもムリージョは売却を検討せざるを得ない対象か。 イギリス『フットボール・インサイダー』いわく、ムリージョにはリバプール、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、パリ・サンジェルマン(PSG)が一定の関心。 2000万ポンド(約38億5000万円)程度ではノッティンガムの要求を満たせず、それをはるかに上回る巨額を提示しなければならないようだが、他の選手の売却も考慮するノッティンガム。“帳尻合わせ”が必要であり、状況次第で想定よりも安売りしなければならなくなる可能性も否めない。 ムリージョ以外の売却候補は、背番号10を背負う中軸のイングランド人MFモーガン・ギブス=ホワイト(24)、今季チームトップのプレミアリーグ12得点を叩き出すニュージーランド代表FWクリス・ウッド(32)など。 チャンピオンシップ(イングランド2部)降格の危機に、複数の主力売却も検討せざるを得ないノッティンガム。若くて優秀なセンターバックはどんなクラブも最優先で残したいところだが、21歳ムリージョの将来やいかに。 2024.04.18 20:45 Thu
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly