吉田がセリエAデビューのサンプドリアがクアリアレッラのドッピエッタで逆転勝利!《セリエA》

サンプドリアは8日、セリエA第26節延期分でヴェローナをホームに迎え、2-1で逆転勝利した。サンプドリアのDF吉田麻也はフル出場している。1-5で大敗した2月16日のフィオレンティーナ戦以来の実戦となる17位サンプドリア(勝ち点23)は、1月にサウサンプトンから加入した吉田が先発となり、セリエAデビューを飾った。8位ヴェローナ(勝ち点35)に対し、[4-4-2]の右センターバックに吉田が入ったサンプドリアは押し込まれる立ち上がりを強いられると、12分にピンチ。ディ・カルミネのヘディングシュートが枠を捉えたが、GKアウデーロがファインセーブで凌いだ。
その後も劣勢が続いたサンプドリアは30分にもピンチ。アムラバトのミドルシュートでGKアウデーロを強襲された。そして32分に押し切られる。左サイドからのラゾビッチのクロスをファーサイドのザッカーニにボレーで押し込まれた。

ついに失点したサンプドリアはハーフタイムにかけても攻め手に乏しく1点ビハインドのまま前半を終えた。迎えた後半、重心を押し上げて前がかったサンプドリアは67分に同点のチャンス。だが、左CKからデパオリの放ったヘディングシュートはGKシルベストリの好守に阻まれた。

さらに直後の左CKから今度はトネッリの放ったヘディングシュートが枠を捉えるも、再びGKシルベストリのファインセーブに阻止されてしまう。

それでも77分、サンプドリアが同点に追いつく。右サイドからのデパオリのグラウンダークロスをボックス中央に走り込んだクアリアレッラがダイレクトでゴール左へ蹴り込んだ。

さらに85分、VARの末にボックス内でファウルがあったとしてサンプドリアにPKが与えられる。これをクアリアレッラが決めてサンプドリアが逆転に成功した。

これが決勝点となってサンプドリアが勝利。クアリアレッラのドッピエッタで吉田のデビュー戦を白星で飾っている。