ボーンマスに逆転勝利のリバプール、悲願の優勝まであと3勝《プレミアリーグ》

2020.03.07 23:30 Sat
Getty Images
リバプールは7日、プレミアリーグ第29節でボーンマスと対戦し、2-1で勝利した。南野拓実はベンチ入りも出場しなかった。

前節、降格圏に沈むワトフォードにまさかの3失点を喫し、今季リーグ戦初黒星をつけられたリバプール。リーグ無敗記録は「44」でストップし、連勝も「18」で打ち止め。さらに、3日に行われたFAカップではチェルシーに敗れ、例の手紙が効いているのか公式戦ここ4試合で3敗という予想外の事態に陥っている。

そんな嫌な流れを払拭したいリバプールだったが、今節も苦戦を強いられる。9分、ボーンマスはイーブンボールをジョー・ゴメスに競り勝ったウィルソンがものにすると、ボックス右に展開しレルマがクロス。最後もウィルソンが仕上げて先制に成功した。
これで公式戦5試合連続失点となったリバプール。アンフィールドには「またか」という様な雰囲気が漂う中、17分にアレクサンダー=アーノルドの見事なアウトサイドパスからフィルミノがゴール前へ。だが、DFに寄せられながら放ったシュートはGKラムズデールに止められた。

その後、ボーンマスはCBのクックの負傷でシンプソンを投入すると25分、そのシンプソンのコントロールミスを見逃さなかったマネがボールを奪いサラーへパス。少しズレてしまったものの、ボックス右からGKのタイミングを外すシュートを突き刺して試合を振り出しに戻した。
その8分後には、相手のカウンターを素早く奪い返すと、ファン・ダイクピッチが中央からマネへスルーパス。GKとの一対一冷静に制し、あっさりと逆転した。

後半も7割を超えるポゼッションを誇るリバプールだが、なかなかシュートシーンは訪れない。そんな中60分、ボールの保有権が矢継ぎ早に入れ替わる中で、ボーンマスのビリングのスルーパスでフレイザーに裏抜けされると、飛び出したGKアドリアンの頭上を抜くループシュートを許してしまう。絶体絶命のピンチだったが、この日、ロバートソンに代わって左サイドバックに起用されたミルナーが決死のクリア。空中のボールをジャンピングボレーでクリアするスーパープレーに、ファン・ダイクも拍手を送っていた。

こうなると欲しいのは試合を決める3点目だが、マネがボックスの外から放ったシュートはクロスバーを直撃。77分のサラーのシュートもGKラムズデールの好セーブに遭った。

後半アディショナルタイムのカウンターも実らず、結局3点目は奪えなかったものの、リバプールが2-1で逆転勝利。4日後に控えるチャンピオンズリーグのアトレティコ・マドリー戦に弾みをつける勝利で、悲願の優勝まであと3勝とした。

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