セビージャ、10人相手に2点差追いつかれるもエン=ネシリの劇的ドブレーテで連勝!《ラ・リーガ》
2020.03.01 22:11 Sun
ラ・リーガ第26節、セビージャvsオサスナが1日にサンチェス・ピスフアンで行われ、3-2で勝利した。
3位のアトレティコ・マドリーと同勝ち点の4位に位置するセビージャが12位のオサスナをホームで迎え撃った一戦。
前節、ヘタフェとの上位対決を3-0で快勝したホームチームは、直近のヨーロッパリ-グ(EL)ではクルージュ相手に苦戦も1stレグで奪ったアウェイゴールのアドバンテージでベスト16進出を果たした。その試合からは先発を数名入れ替えロニー・ロペス、エン=ネシリ、オカンポスの3トップを採用した。
立ち上がりから相手を押し込む入りを見せたセビージャは13分に幸先良く先制に成功。中盤で競り合いを制したオリベル・トーレスが中央を持ち上がって左を並走するエン=ネシリに絶妙なスルーパスを通す。そして、そのままボックス内に運んだエン=ネシリが冷静にGKとの一対一を制した。
先制後はやや相手に押し返される状況が続くホームチームだが、右ウイングに入るオカンポスが相手サイドバックの上がったスペースを使って幾度か惜しい抜け出しを見せる。29分にはボックス右に抜け出すが、ここは相手守備の寄せもあってシュートを枠に飛ばせない。
さらに、後半立ち上がりの51分にはオカンポスが最終ライン裏へ飛び出した場面で、ボックス外に飛び出したGKセルヒオ・エレーラが左腕付近でボールをブロック。すると、ここでVARのレビューが入り、主審はオンフィールドレビューの末にセルヒオ・エレーラのエリア外でのハンドと判断し、レッドカードを掲示した。
2点リードに加え、数的優位を手にしたセビージャはここからゴールラッシュといきたいところだったが、64分には自陣右サイドで与えたFKの場面でロベルト・トーレスが入れた高精度のクロスをアリダネに打点の高いヘッドで叩き込まれ、点差を1点に縮められる。
さらに、73分にはボックス内で相手のクロスの対応にあたったエスクデロがVARの介入の末にハンドを取られ、痛恨のPK献上。これをR・トーレスに決められてしまい、1人少ない相手にセットプレー2発で同点に追いつかれた。
同じく10人相手に2-2のドローに終わった前々節のエスパニョール戦を再現するかのように拙い試合運びとなったホームチームは、すでに投入していたスソに続きルーク・デ・ヨングをピッチに送り込み、攻勢を強めていく。
だが、追いついてから完全に引いたアウェイチームの堅守を前になかなか決定的な場面を作り出せない。それでも、最後まで諦めずに勝ち点3を目指すセビージャは8分が加えられた後半アディショナルタイムに土壇場でスコアを動かす。
93分、波状攻撃から右サイド深くのヘスス・ナバスが上げたクロスをファーサイドのクンデが頭で折り返す。これをゴール前のエン=ネシリが何とか左足で押し込んだ。そして、エン=ネシリの土壇場でのドブレーテで勝ち越しに成功したセビージャは今度こそリードを守り切って試合をクローズ。
10人相手に大苦戦を強いられながらも劇的な形で連勝を飾ったセビージャが暫定3位に浮上した。
3位のアトレティコ・マドリーと同勝ち点の4位に位置するセビージャが12位のオサスナをホームで迎え撃った一戦。
前節、ヘタフェとの上位対決を3-0で快勝したホームチームは、直近のヨーロッパリ-グ(EL)ではクルージュ相手に苦戦も1stレグで奪ったアウェイゴールのアドバンテージでベスト16進出を果たした。その試合からは先発を数名入れ替えロニー・ロペス、エン=ネシリ、オカンポスの3トップを採用した。
先制後はやや相手に押し返される状況が続くホームチームだが、右ウイングに入るオカンポスが相手サイドバックの上がったスペースを使って幾度か惜しい抜け出しを見せる。29分にはボックス右に抜け出すが、ここは相手守備の寄せもあってシュートを枠に飛ばせない。
それでも、前半終了間際のアディショナルタイム1分には左CKの場面でキッカーのオリベル・トーレスがニアへ入れた鋭いボールをオカンポスが巧みなヘディングで合わせ、最高の時間帯に追加点を奪った。
さらに、後半立ち上がりの51分にはオカンポスが最終ライン裏へ飛び出した場面で、ボックス外に飛び出したGKセルヒオ・エレーラが左腕付近でボールをブロック。すると、ここでVARのレビューが入り、主審はオンフィールドレビューの末にセルヒオ・エレーラのエリア外でのハンドと判断し、レッドカードを掲示した。
2点リードに加え、数的優位を手にしたセビージャはここからゴールラッシュといきたいところだったが、64分には自陣右サイドで与えたFKの場面でロベルト・トーレスが入れた高精度のクロスをアリダネに打点の高いヘッドで叩き込まれ、点差を1点に縮められる。
さらに、73分にはボックス内で相手のクロスの対応にあたったエスクデロがVARの介入の末にハンドを取られ、痛恨のPK献上。これをR・トーレスに決められてしまい、1人少ない相手にセットプレー2発で同点に追いつかれた。
同じく10人相手に2-2のドローに終わった前々節のエスパニョール戦を再現するかのように拙い試合運びとなったホームチームは、すでに投入していたスソに続きルーク・デ・ヨングをピッチに送り込み、攻勢を強めていく。
だが、追いついてから完全に引いたアウェイチームの堅守を前になかなか決定的な場面を作り出せない。それでも、最後まで諦めずに勝ち点3を目指すセビージャは8分が加えられた後半アディショナルタイムに土壇場でスコアを動かす。
93分、波状攻撃から右サイド深くのヘスス・ナバスが上げたクロスをファーサイドのクンデが頭で折り返す。これをゴール前のエン=ネシリが何とか左足で押し込んだ。そして、エン=ネシリの土壇場でのドブレーテで勝ち越しに成功したセビージャは今度こそリードを守り切って試合をクローズ。
10人相手に大苦戦を強いられながらも劇的な形で連勝を飾ったセビージャが暫定3位に浮上した。
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