【J1開幕直前クラブガイド】王者を支えた指揮官、攻撃的に転換しリスタート《清水エスパルス》

2020.02.19 20:30 Wed
©︎J.LEAGUE
FUJI XEROX SUPER CUP 2020、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)、YBCルヴァンカップとすでに公式戦が開幕。そんな中、J1リーグが最後に開幕を迎える。

超ワールドサッカー編集部が、チームのノルマや補強達成度、イチオシ選手、そして、東京オリンピックを翌年に控える注目の五輪候補をお届け。第7弾として、昨季のJ1・12位清水エスパルスを紹介する。

◆補強動向《C》※最低E~最高S

【IN】
GKネト・ヴォルピ(27)←アメリカ・デ・カリ(コロンビア)/完全移籍
GK新井栄聡(24)←ツエーゲン金沢/復帰
DF奥井諒(29)←大宮アルディージャ/完全移籍
DF金井貢史(30)←名古屋グランパス/完全移籍
DFヴァウド(28)←セアラー(ブラジル)/完全移籍
DF岡崎慎(21)←FC東京/期限付き移籍
DFノリエガエリック(18)←清水エスパルスユース/昇格
MF西村恭史(20)←ファジアーノ岡山/復帰
MF宮本航汰(23)←FC岐阜/復帰
MF鈴木唯人(18)←市立船橋高校/新加入
FW川本梨誉(18)←清水エスパルスユース/昇格
FW栗原イブラヒムジュニア(18)←三菱養和SCユース/新加入
FWティーラシン(31)←ムアントン・ユナイテッド(タイ)/完全移籍
FW後藤優介(26)←大分トリニータ/完全移籍

【OUT】
GK六反勇治(32)→横浜FC/期限付き移籍
GK髙木和徹(24)→V・ファーレン長崎/期限付き移籍
DF鎌田翔雅(30)→ブラウブリッツ秋田/完全移籍
DF二見宏志(27)→V・ファーレン長崎/完全移籍
DF飯田貴敬(25)→京都サンガF.C./完全移籍
DF松原后(23)→シント=トロイデン/完全移籍
MF楠神順平(32)→退団
MF水谷拓磨(23)→AC長野パルセイロ/完全移籍
MF増田誓志(34)→現役引退
MF清水航平(30)→サンフレッチェ広島/期限付き移籍→完全移籍
FW髙橋大悟(20)→ギラヴァンツ北九州/期限付き移籍延長
FWドウグラス(32)→ヴィッセル神戸/完全移籍




低迷したここ2シーズンからの脱却を目論み、選手の入れ替えだけでなく、監督、フロント陣も刷新した。

監督には昨シーズンのJ1王者に輝いた横浜F・マリノスで優勝を経験し、アンジェ・ポステコグルー監督の右腕として長らく働いていたピーター・クラモフスキー氏を招へい。さらに、GKネト・ヴォルピ(←アメリカ・デ・カリ)、DFヴァルド(←セアラー)の2名のブラジル人を補強した。
さらに、サンフレッチェ広島でもプレーしていたタイ代表FWティーラシン(←ムアントン・ユナイテッド)を獲得。ヴィッセル神戸へと旅立ったFWドウグラスの穴をどれだけ埋められるかが大きな課題となりそうだ。

その他、DF二見宏志(→V・ファーレン長崎)、DF松原后(→シント=トロイデン)とディフェンスラインの主力2名が退団。DF奥井諒(←大宮アルディージャ)、DF金井貢史(←名古屋グランパス)を緊急補強し、DF岡崎慎をFC東京から期限付きで獲得するなど、充実した補強となった。

◆攻撃的スタイルで高みを目指す《中位争い》
(C)CWS Brains,LTD.

ここ3シーズンは下位(14位)→中位(8位)→中位(12位)と推移しているが、内容的には2019シーズンは厳しいものがあった。

開幕から6戦勝ちなしという最悪のスタートを切り、下位で低空飛行。シーズン中盤に復調を見せかけたが、後半戦も黒星が大きく先行し、終盤には4連敗を含む6戦未勝利と窮地に立たされていた。

最終節の勝利でなんとか首の皮を繋いだ清水。クラモフスキー新監督は「攻撃的スタイル」を掲げ、多くの選手の成長と努力を重んじるスタイルでシーズンに挑む。

不安定な戦いが続いていたチームを立て直すべく、一から型を作り、選手とともに成長するスタイルは、即効性はなくともチームのためには重要なこと。外国人選手、若手選手とのバランスが取れているチームだけに、のちに大化けする可能性は十分に秘めている。

◆超WS編集部イチオシ選手
GKネト・ヴォルピ(27)
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イチオシ選手は今シーズンから加入し正守護神候補のGKネト・ヴォルピだ。

今シーズン5人目のGKとして獲得したネト・ヴォルピは、YBCルヴァンカップの川崎フロンターレ戦でいきなりデビュー。5失点と守備面ではまだまだ改善の余地はあるが、魅力の1つを見事に発揮した。

右足から繰り出されるパントキックは飛距離も正確性も抜群。川崎F戦では、何度となくカウンターの起点になっていた。

また、足元の技術に長け、セービングも披露。結果からは見えない出来を見せていただけに、より守備陣との連携が高まれば、攻守ともに大きな武器となる。

◆注目の東京五輪世代!
DF立田悠悟(22)
(C)CWS Brains,LTD.

夏に予定されている東京オリンピック世代の選手としてピックアップするのは、DF立田悠悟だ。

清水生え抜きの立田は、右サイドバックで起用されていた中、昨シーズンはセンターバックに定着。26試合に出場していた。

シーズン途中から出場機会が減っていったものの、空中戦の強さは大きな武器。今シーズンはヴァルドとのコンビが期待されるが、激戦区のセンターバック争いに負けていては、五輪出場は叶わないだろう。

昨季は崩壊した守備陣の一角を担う立田。同じく東京オリンピックを目指すDF岡崎慎もチームメイトとなり、競争はさらに激化すること間違いなし。

クラモフスキー監督の下で、ビルドアップの能力もレベルアップできれば、五輪出場も拓けてくるだろう。

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【明治安田J1第16節まとめ】鹿島・鬼木達監督の古巣初対決は6万人の大観衆の中で逆転勝利! 連敗止めたい清水vs町田はドロー決着

10日、11日にかけて明治安田J1リーグ第16節の10試合が全国各地で行われた。 <h3>【京都vs名古屋】終盤にスコアが動いた中ドロー</h3> 連敗で首位から陥落も劇的勝利で3位に位置している京都サンガF.C.と降格圏からなんとか抜け出した17位の名古屋グランパスの対戦となった。 上位と下位の対決となった試合。名古屋はキックオフの流れから山岸祐也がシュートまで持ち込んだが京都はパトリック・ウィリアムのブロックでことなきを得る。名古屋が前半はペースを握っていく展開もゴールは生まれない。 後半も名古屋がチャンスを作っていく中、70分に京都が先制。左サイドからパスを繋いでいくと、宮本優太のシュートがディフレクトするも、長沢駿がダイビングヘッドで合わせて京都が先制する。 押し込んでいた名古屋は先制を許した中、84分に波状攻撃。浅野雄也、菊地泰智のシュートが阻まれるも、最後は稲垣祥が蹴り込み同点に。そのままドローに終わった。 <h3>【清水vs町田】連敗止めたい両者の戦いはドロー</h3> 7位の清水エスパルスと10位のFC町田ゼルビアの一戦。2連敗同士の対決。共に勝利が欲しい一戦となった中、点の取り合いとなった。 21分ボックス内左からのナ・サンホのクロスをボックス内で西村拓真がヘッドで決めて、ホームの町田が先制。前半をリードして折り返したが、後半は点の取り合いになる。 66分、清水は乾貴士が倒されてPKを獲得すると北川航也がしっかりと決めて同点に追いつくが、町田は再開の流れからそのままゴール。最終ラインからのロングフィードから、ボックス右から西村が叩きつけるクロス。跳ねたボールに対してファーサイドで林幸多郎がヘディングで叩き込み、町田が勝ち越しに成功する。 清水は再び追いかける展開となった中、84分にカピシャーバが左サイドからアーリークロスを入れると、ドウグラス・タンキが飛び込みゴール。前節はファウルで取り消されていたドウグラス・タンキがこの試合では決め切り、2-2のドローに終わった。 <h3>【鹿島vs川崎F】鬼木達監督、初の古巣対決でしっかり勝利</h3> 首位の鹿島アントラーズと14位の川崎フロンターレの対戦。鹿島の鬼木達監督は、アジア準優勝の昨季まで指揮した古巣との一戦となった。 国立競技場で対峙した両者。試合は7分、右CKからのクロスを佐々木旭がニアサイドでヘディングで合わせて川崎Fが先制に成功する。 およそ6万人の大観衆が集まった試合。川崎Fはペースを握って攻め込んでいくが、なかなか追加点を奪えず。フィニッシュの精度を欠いたツケを払うことになってしまう。 前半アディショナルタイムには鹿島が自陣からドリブルで荒木遼太郎が運ぶと、安西幸輝のクロスを鈴木優磨が競り勝つと、舩橋佑が冷静にトラップして蹴り込み同点に追いつく。 1-1で迎えた後半も川崎Fが攻めていく展開に。それでもシュートが枠に飛ばないと、65分に鹿島が仕留める。自陣からパスを繋いでいくと、鈴木の背後へのボールに反応した田川亨介が抜け出すと、冷静に左足で流し込みゴール。これが決勝点となり、2-1で鹿島が勝利し首位をしっかりと守った。 <h3>◆明治安田J1リーグ第16節</h3> ▽5/10(土) 横浜FC 1-0 アビスパ福岡 【横浜FC】 室井彗佑(後14) FC東京 1-0 ヴィッセル神戸 【FC東京】 マルセロ・ヒアン(後45+13) 柏レイソル 2-0 ファジアーノ岡山 【柏】 細谷真大(後31) ジエゴ(後45) ▽5/11(日) 鹿島アントラーズ 2-1 川崎フロンターレ 【鹿島】 舩橋佑(前46) 田川亨介(後20) 【川崎F】 佐々木旭(前7) 清水エスパルス 2-2 FC町田ゼルビア 【清水】 北川航也(後21) ドウグラス・タンキ(後39) 【町田】 西村拓真(前22) 林幸多郎(後22) 京都サンガF.C. 1-1 名古屋グランパス 【京都】 長沢駿(後25) 【名古屋】 稲垣祥(後39) アルビレックス新潟 1-1 浦和レッズ 【新潟】 長谷川元希(後29) 【浦和】 長倉幹樹(後35) 東京ヴェルディ 0-2 湘南ベルマーレ 【湘南】 奥野耕平(後17) ルイス・フェリッピ(後49) ガンバ大阪 0-1 サンフレッチェ広島 【広島】 塩谷司(前33) セレッソ大阪 1-0 横浜F・マリノス 【C大阪】 ラファエル・ハットン(前24) <span class="paragraph-title">【動画】鹿島の勝利を呼び込んだ田川亨介の冷静なゴール!!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">(@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1921441291193192934?ref_src=twsrc%5Etfw">May 11, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.05.11 19:25 Sun

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