来季ミラン、ラングニック体制築城か

2020.02.04 17:35 Tue
Getty Images
ミランが『レッドブル・グループ』のスポーツ部門兼サッカー開発部門を統括するラルフ・ラングニック氏(61)の招へいに向かっている模様だ。

以前にもミラン行きの可能性が浮上したものの、具体的な動きに至らなかったラングニック氏。3日付のドイツ『Sports Bild』によると、まだサインの段階に至っていないが、来シーズンからのミラン入りに向けた交渉はかなり進んでおり、交渉が成立すればスポーツ・ディレクター(SD)兼任監督としてサン・シーロに職場を移す形になるという。

ラングニック氏は2012年7月、飲料などを手がける世界的メーカー『レッドブル』社がオーナーのザルツブルクとRBライプツィヒのSDに就任。その間、2度にわたり、SD兼任監督としてライプツィヒを率い、昨年7月から『レッドブル』の傘下クラブを一括するスポーツ部門兼サッカー開発部門の責任者を務めている。
そのラングニック氏はフロントマンとしてだけでなく、指揮官としてもライプツィヒで実績を築く人物。2015-16シーズンにチームをブンデスリーガに昇格させ、SD兼任監督として指揮官に復職した2018-19シーズンにチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内のリーグ3位に導くなど、さすがの手腕を発揮している。

なお、長らく再建過程にあるミランは昨年10月、マルコ・ジャンパオロ体制からステファノ・ピオリ体制に移行。今冬に元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが復帰して以降、公式戦5連勝を含む6試合無敗と調子が上向きつつあるが、それまでの足踏みが響き、セリエA22試合終了の現時点で6位に位置している。

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