レーティング:リバプール 2-0 マンチェスター・ユナイテッド《プレミアリーグ》
2020.01.20 03:55 Mon
プレミアリーグ第23節、リバプールvsマンチェスター・ユナイテッドが19日にアンフィールドで行われ、2-0でリバプールが勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
▽リバプール採点

GK
1 アリソン 7.0
相手の出方に合わせて長短のパスを使い分け、守備の的を絞らせなかった。後半アディショナルタイムにはサラーのダメ押し弾をアシスト
DF
66 アレクサンダー=アーノルド 7.0
この日も最高級の精度のクロスが光った。CKからチームの先制点をアシスト
12 J・ゴメス 6.5
空中戦勝利数はチーム最多。相手の速いプレスにも動じず堅い守備を築いた
4 ファン・ダイク 8.0
自身のゴールを決勝点に仕立てる無失点で勝利に大きく貢献
タイミング抜群の攻め上がりで攻撃に厚みを持たせた。リバプールが左サイドから数々の好機を生み出せたのも、この男の存在あってこそ
MF
15 オックスレイド=チェンバレン 6.0
後半に2度惜しいシュートを放つなど存在感を放つ。守備での貢献度も高く、交代時に悔しがる姿も
(→ララナ -)
14 ヘンダーソン 7.0
絶妙なポジショニングで中盤を支配。前半のアシスト未遂などパス精度の高さが光った
5 ワイナルドゥム 6.5
一方こちらはゴール未遂。相手に的を絞らせない立ち位置で攻撃をサポートした
FW
11 サラー 7.5
常に危険な場面に顔を出し得点のチャンスに絡んだ。前線からの守備も怠らず、最後の最後にダメ押しの2点目を記録
9 フィルミノ 7.0
中盤に下がって攻撃をコントロール。相手のマークを煙に巻くプレーで数々のチャンスを演出した
(→オリジ -)
10 マネ 6.5
左サイドを蹂躙。ゴールこそなかったものの、ゴールに迫った回数は両チーム最多
(→ファビーニョ -)
監督
クロップ 7.0
前回の引き分けの悔しさを拭う快勝だった。ここまで唯一勝ち点を落とした相手をホームで圧倒し、優勝へ拍車をかけた
▽マンチェスター・ユナイテッド採点

GK
1 デ・ヘア 5.5
失点シーンはノーチャンス。前半最後にマネの決定機を止める流石のセービングを見せた
DF
2 リンデロフ 5.5
右サイドの対応に追われ後手に回った
5 マグワイア 5.5
新主将としての初戦は、押し込まれながらもギリギリで失点を防ぐ紙一重の試合に
23 ショー 6.0
前半の決定機阻止など、要所で相手のチャンスの芽を摘み取っていた
(→ジオゴ・ダロト -)
MF
29 ワン=ビサカ 6.0
相手の攻撃の中心がこちらのサイドだった中で、何とか一対一で食らいついた
17 フレッジ 6.0
豊富な運動量で攻守に貢献。最後まで最少失点で抑えることが出来ていたのは、この男の守備があったから
31 マティッチ 5.5
ボランチ職人もこの日は防波堤になれず。フィルミノの対応に手を焼いた
53 B・ウィリアムズ 5.0
効果的な攻撃は見せられず、守備ではショーに助けられるシーンも
(→グリーンウッド 5.0)
流れを変えるための交代だったが、時間が足りず
15 アンドレアス・ペレイラ 5.0
トップ下に配置されたが決定的な仕事は出来ず
(→マタ 5.0)
高精度のパスで何度かチャンスメイクをした
FW
21 ダニエル・ジェームズ 4.5
相手の完璧な守備を前に何もできず完敗。得意のドリブルも歯が立たず
9 マルシャル 5.0
何度か惜しいシーンもあったが、この日は沈黙。3本のシュートは空振りに終わった
監督
スールシャール 5.0
選手たちは最後まで気迫を示してくれたものの、完全な力負けに終わった
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ヴィルヒル・ファン・ダイク(リバプール)
決勝点となったヘディングシュート。無失点に抑えた完璧な守備。どこを切り取っても世界最高のセンターバックの活躍だった
リバプール 2-0 マンチェスター・ユナイテッド
【リバプール】
ファン・ダイク(前14)
サラー(後48)
▽リバプール採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK
1 アリソン 7.0
相手の出方に合わせて長短のパスを使い分け、守備の的を絞らせなかった。後半アディショナルタイムにはサラーのダメ押し弾をアシスト
DF
66 アレクサンダー=アーノルド 7.0
この日も最高級の精度のクロスが光った。CKからチームの先制点をアシスト
空中戦勝利数はチーム最多。相手の速いプレスにも動じず堅い守備を築いた
4 ファン・ダイク 8.0
自身のゴールを決勝点に仕立てる無失点で勝利に大きく貢献
26 ロバートソン 7.0
タイミング抜群の攻め上がりで攻撃に厚みを持たせた。リバプールが左サイドから数々の好機を生み出せたのも、この男の存在あってこそ
MF
15 オックスレイド=チェンバレン 6.0
後半に2度惜しいシュートを放つなど存在感を放つ。守備での貢献度も高く、交代時に悔しがる姿も
(→ララナ -)
14 ヘンダーソン 7.0
絶妙なポジショニングで中盤を支配。前半のアシスト未遂などパス精度の高さが光った
5 ワイナルドゥム 6.5
一方こちらはゴール未遂。相手に的を絞らせない立ち位置で攻撃をサポートした
FW
11 サラー 7.5
常に危険な場面に顔を出し得点のチャンスに絡んだ。前線からの守備も怠らず、最後の最後にダメ押しの2点目を記録
9 フィルミノ 7.0
中盤に下がって攻撃をコントロール。相手のマークを煙に巻くプレーで数々のチャンスを演出した
(→オリジ -)
10 マネ 6.5
左サイドを蹂躙。ゴールこそなかったものの、ゴールに迫った回数は両チーム最多
(→ファビーニョ -)
監督
クロップ 7.0
前回の引き分けの悔しさを拭う快勝だった。ここまで唯一勝ち点を落とした相手をホームで圧倒し、優勝へ拍車をかけた
▽マンチェスター・ユナイテッド採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK
1 デ・ヘア 5.5
失点シーンはノーチャンス。前半最後にマネの決定機を止める流石のセービングを見せた
DF
2 リンデロフ 5.5
右サイドの対応に追われ後手に回った
5 マグワイア 5.5
新主将としての初戦は、押し込まれながらもギリギリで失点を防ぐ紙一重の試合に
23 ショー 6.0
前半の決定機阻止など、要所で相手のチャンスの芽を摘み取っていた
(→ジオゴ・ダロト -)
MF
29 ワン=ビサカ 6.0
相手の攻撃の中心がこちらのサイドだった中で、何とか一対一で食らいついた
17 フレッジ 6.0
豊富な運動量で攻守に貢献。最後まで最少失点で抑えることが出来ていたのは、この男の守備があったから
31 マティッチ 5.5
ボランチ職人もこの日は防波堤になれず。フィルミノの対応に手を焼いた
53 B・ウィリアムズ 5.0
効果的な攻撃は見せられず、守備ではショーに助けられるシーンも
(→グリーンウッド 5.0)
流れを変えるための交代だったが、時間が足りず
15 アンドレアス・ペレイラ 5.0
トップ下に配置されたが決定的な仕事は出来ず
(→マタ 5.0)
高精度のパスで何度かチャンスメイクをした
FW
21 ダニエル・ジェームズ 4.5
相手の完璧な守備を前に何もできず完敗。得意のドリブルも歯が立たず
9 マルシャル 5.0
何度か惜しいシーンもあったが、この日は沈黙。3本のシュートは空振りに終わった
監督
スールシャール 5.0
選手たちは最後まで気迫を示してくれたものの、完全な力負けに終わった
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ヴィルヒル・ファン・ダイク(リバプール)
決勝点となったヘディングシュート。無失点に抑えた完璧な守備。どこを切り取っても世界最高のセンターバックの活躍だった
リバプール 2-0 マンチェスター・ユナイテッド
【リバプール】
ファン・ダイク(前14)
サラー(後48)
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