ローマ、ベロッティのドッピエッタと守護神シリグ躍動のトリノに手痛い新年初戦の黒星…《セリエA》

2020.01.06 06:50 Mon
Getty Images
セリエA第18節、ローマvsトリノが5日にスタディオ・オリンピコで行われ、アウェイのトリノが2-0で勝利した。

2019年最終戦となったフィオレンティーナ戦を4-1の大勝で飾り4位で2020年を迎えたローマ。新年初戦となった10位のトリノ戦に向けてはそのヴィオラ戦と同じメンバーで3連勝を目指した。

立ち上がりから相手のビルドアップに強いけん制を仕掛けるローマは2分、ボックス付近での連係からザニオーロが左足のシュート。相手DFの出した足に当たって大きくコースが変わると、そのままゴール左へと向かうが、ここはGKシリグのファインセーブにかき出される。
その後も相手を自陣に張り付けるホームチームは7分にもショートカウンターからボックス右でクリアボールに反応したフロレンツィが際どいボレーシュートを放つが、再びシリグの好守に遭った。

ここから一気にローマペースかに思われたが、トリノもすぐさま応戦。8分にはオフサイドラインの味方をオトリにボックス右へ抜け出したベロッティに絶好機も、ファーポストを狙ったシュートはGKパウ・ロペスに触られて左ポストを叩いた。
冷や汗をかいたものの、以降はボールの主導権を完全に掴んだローマは相手を押し込みながら多彩な仕掛けで相手を揺さぶる。また、セカンドボールをディアワラやヴェレトゥがきっちり回収してカウンターの芽を摘むとともに二次攻撃に繋げる。39分にはボックス中央でペッレグリーニが放ったシュートが枠の左足下隅を捉えるが、GKシリグが立ちはだかる。

すると、微妙な判定続きで徐々にフラストレーションを募らせたローマは前半終了間際に手痛い失点を喫する。前半アディショナルタイム2分、ボックス左でリンコンからパスを受けたベロッティへの寄せが若干甘くなると、強烈な左足のシュートをニア上に突き刺された。

上々の内容もまさかのビハインドで試合を折り返すことになったローマだったが、後半立ち上がりもベロッティにあわやの場面を作り出される。48分、ボックス左でボールを持ったイタリア代表FWに枠内シュートを許すと、GKパウ・ロペスが何とか指先で触ったボールがクロスバーを叩いた。

2失点目を逃れたローマは前半同様にここからポゼッションを握ると、左サイドで積極的な仕掛けを見せるペロッティを起点に幾度か際どい場面を作り出す。さらに、63分にはヴェレトゥを下げてムヒタリアンをセントラルMFのポジションで投入する。

68分にはセットプレーの流れからゴール前でルーズボールに反応したペッレグリーニが決定機を迎えるが、至近距離からのシュートはGKシリグに驚異的な反応で弾き出されてしまう。

何とかゴールをこじ開けたいローマはペロッティを下げて、この日32歳のバースデーを迎えたカリニッチを投入。ジェコとのツインタワーで攻撃に高さと強さを加える。

しかし、86分には自陣ボックス内での競り合い後に不運な形でボールに腕が当たってしまったスモーリングがVARの末にハンドを取られ痛恨のPK献上。これをキッカーのベロッティに決められてドッピエッタを許した。

その後、勝ち点1奪取に切り替えて最後までゴールを目指したローマだったが、シリグの牙城を崩せぬまま無情のタイムアップのホイッスル。ベロッティのドッピエッタと守護神シリグの活躍の前に敗れたローマが、新年初戦でセリエA6戦ぶりの黒星を喫した。

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