前回王者シティがハーウッド=ベリスの初ゴールなどで4部相手の初戦に快勝!《FAカップ》

FAカップ3回戦のマンチェスター・シティvsポート・ヴェイルが4日にエティハド・スタジアムで行われ、ホームのシティが4-1で勝利した。

前大会王者シティが連覇に向けて臨む今大会初戦。1日に行われたプレミアリーグのエバートン戦を2-1で勝利し、新年白星スタートを飾ったシティは、リーグ2(イングランド4部)のポート・ヴェイルをホームで迎え撃った。

エバートン戦からはGKブラーボ、カンセロ、ギュンドアン、フォーデンを除く先発7人を変更。シルバとアグエロ、ベルナルド・シウバの主力3選手にハーウッド=ベリス、ジンチェンコらが起用された。
立ち上がりから球際で激しさを見せるポート・ヴェイルの圧力にやや苦戦を見せるシティ。それでも、徐々に相手のプレスをいなして押し込む状況を作り出すと、19分にはボックス手前左でギュンドアンから横パスを受けたジンチェンコが左足を豪快に振り抜く。ゴール前でスライディングでのブロックを試みた相手DFにディフレクトしたボールがゴール右下隅の最高のコースに決まった。

幸先よく先制に成功したシティはその後もカンセロのカットインからの左足のシュートなどで追加点に迫る。だが、35分には右サイドに抜け出したアモーからのクロスをゴール前に飛び込んだポープに豪快なダイビングヘッドで合わされ、まさかの同点ゴールを奪われた。何とか前半のうちに勝ち越したいシティは39分、ボックス左で仕掛けたベルナルド・シウバからの絶妙な折り返しに反応したシルバがフリーでボレーシュートに持ち込むが、ここは珍しく大きくふかしてしまう。

それでも、42分には右サイドのスペースにオフサイドラインぎりぎりで抜け出したフォーデンからの折り返しを、ファーに詰めたアグエロがワンタッチで合わせ、エースの一撃によって1点リードで前半を終えた。

後半も立ち上がりから主導権を握ったシティは51分、左サイドからのクロスに反応したゴール前のベルナルド・シウバが際どいヘディングシュートを放つ。

その後も幾度か決定機を創出すると、58分にはセットプレーの流れから右サイドでフォーデンが入れたクロスをボックス左のアグエロが頭で折り返す。これをボックス中央のストーンズがシュートすると、ゴール前のハーウッド=ベリスがわずかに触ってコースを変えてゴールネットを揺らす。当初、ハーウッド=ベリスのオフサイドを取られたがVARのレビューの結果、嬉しいトップチーム初ゴールが認められた。

この3点目で試合を決めたシティはストレスなく優勢に試合を運んでいく。76分にはここまでチャンスメークで存在感を放っていたフォーデンがカウンターからアンヘリーニョのクロスを冷静に左足で流し込み、チーム4点目を奪取。

その後、ギュンドアン、ベルナルド・シウバに代えてドイル、マフレズを投入したホームチームがこのまま4-1のスコアで試合をクローズ。4部相手にきっちり大勝を飾ったシティが大会連覇に向けて幸先の良いスタートを切った。