【J1クラブ通信簿】エース流出で終盤失速も6年ぶりのJ1で片野坂スタイル貫き余裕の残留《大分トリニータ》
2019.12.19 22:22 Thu
優勝争いから残留争いまで手に汗を握る接戦、熱戦が続いた2019シーズンの明治安田生命J1リーグ。超ワールドサッカー編集部は、J1全18クラブの通信簿(チームMVP、補強成功度、総合評価)をお届けする。第10弾は9位の大分トリニータを総括!
◆MVP
DF鈴木義宜(27)
明治安田生命J1リーグ34試合出場(先発34試合)/0得点

片野坂体制4年目でチームとしての機能美が光る今季の大分は良い意味で明確な主役が不在だったが、その中でもMF小塚和季、GK高木駿、DF岩田智輝らの活躍は際立っていた。それでも、チームMVPを1人選ぶとすれば、フィールドプレーヤーで唯一フルタイム出場を果たした、ディフェンスリーダーでキャプテンを務める鈴木だ。
安定感、継続性が求められるセンターバックのポジションにおいて3年連続リーグ戦フルタイム出場を誇る鉄人は、プロキャリアを通じて初めてのシーズン無得点に終わったものの、安定したビルドアップと抜群の統率力でチームを牽引。とりわけ、リーグトップクラスのシュートブロックや自陣空中戦勝率など、守備スタッツの高さが際立っていた。
また、GKを含め最終ラインからリスクを冒すチームスタイルにおいてイエローカード3枚でシーズンを乗り切った点はリスク管理能力やプレーリードの優秀さを示している。後半戦はエースの流出に加え、相手の研究が進み思うように得点数が伸びなかった中、危なげなく残留を決められたのは、リーグ6位(35失点)の堅守を支えた頼れるキャプテンの存在あってこそだった。
◆補強成功度 【B】

6年ぶりのJ1復帰もJ1最低クラスの強化費という厳しい懐事情もあって、大物助っ人やJ1で経験豊富な中堅選手の獲得は叶わず。それでも、育成に長けた片野坂監督の手腕、魅力的なプレースタイルという、クラブとしての売りを最大限に生かし、J2の主力クラスやJ1で出場機会に恵まれない有望な若手選手を中心にまずまず充実した補強を行った。
さらに、シーズン半ばの補強に関して手薄なポジションに迎え入れたMF小林裕紀、MF田中達也らが即戦力の働きを見せた点は、フロントと現場の意思疎通がうまく図れている証拠だ。マイナス面に関してはJ1から期限付き移籍で獲得した若手の伸び悩みと、前半戦の躍進を牽引したFW藤本憲明の後釜の確保がうまくいかなかった点だ。
◆総合評価 【A】

2013年のJ2降格からJ3降格というどん底まで味わった中、2016年に就任した片野坂知宏監督の下で着実に力を付けてきたチームは昨シーズンのJ2を2位で終え、6年ぶりにJ1の舞台に返り咲いた。とはいえ、その期間にクラブとしての競争力は衰え、その予算規模を考えれば、6年ぶりの輝かしい舞台は再び悲劇の舞台になる可能性もあった。しかし、この低迷期間に確固たるスタイルを築いた大分にとってその不安は杞憂に終わった。
昨シーズンのJ2を席巻した魅力的なアタッキングフットボールが、6年ぶりのJ1で何処まで通用するかに注目が集まった鹿島アントラーズとの開幕戦では、藤本の2ゴールの活躍などでJ1屈指の常勝軍団を攻守両面で圧倒。敵地で2-1の勝利を飾ると共に、多くのJ1サポーターにサプライズを与える会心のスタートを切った。
この勝利で単なる勝ち点3以上の大きな自信を手にしたチームは、その後も今季J1王者の横浜F・マリノスに快勝を収めるなど、快進撃を続け第6節から第12節まで7戦無敗(4勝3分け)を記録するなど、前半戦を望外の4位で終える前半戦の主役の1人となった。
しかし、後半戦に入ると、前半戦にチームトップの8ゴールを挙げたエースの藤本がヴィッセル神戸に流出した影響もあって得点力不足に陥り、徐々に順位を落とす苦境に立たされた。それでも、昨季J2で51失点を喫していた守備が相手のレベルが格段に上がったJ1の舞台で大幅な改善をみせ、粘り強く勝ち点を積み重ねた結果、4試合を残して最大の目標だったJ1残留を決定。最終的にトップハーフの9位フィニッシュと、厳しい予算規模を考えれば、ほぼ満点と言える6年ぶりのJ1の戦いとなった。
来季に向けては他クラブからの引き抜きの噂もあった片野坂監督の続投が早々に決定。また、現時点では守護神・高木ら一部主力の残留も決定し、現行スタイルを継続するうえで重要なピースの慰留に励んでいる。ただ、最終的にチーム得点王となったオナイウら期限付き移籍での加入となった選手、小塚や鈴木といった主力にも引き抜きの噂もあり、来季に向けてはストーブリーグの活動が大きなカギを握る。
とりわけ、決定力不足解消を担う新たなエースストライカーや手薄なウイングバック、現ポゼッションスタイルを一段階上のレベルに上げるゲームメーカーの補強が求められるところだ。仮に、今冬の補強がうまくいけば、最低限のノルマである2年連続残留と共にACL出場争いにも絡めるはずだ。
◆MVP
DF鈴木義宜(27)
明治安田生命J1リーグ34試合出場(先発34試合)/0得点

©︎J.LEAGUE
片野坂体制4年目でチームとしての機能美が光る今季の大分は良い意味で明確な主役が不在だったが、その中でもMF小塚和季、GK高木駿、DF岩田智輝らの活躍は際立っていた。それでも、チームMVPを1人選ぶとすれば、フィールドプレーヤーで唯一フルタイム出場を果たした、ディフェンスリーダーでキャプテンを務める鈴木だ。
安定感、継続性が求められるセンターバックのポジションにおいて3年連続リーグ戦フルタイム出場を誇る鉄人は、プロキャリアを通じて初めてのシーズン無得点に終わったものの、安定したビルドアップと抜群の統率力でチームを牽引。とりわけ、リーグトップクラスのシュートブロックや自陣空中戦勝率など、守備スタッツの高さが際立っていた。
◆補強成功度 【B】

©︎J.LEAGUE
6年ぶりのJ1復帰もJ1最低クラスの強化費という厳しい懐事情もあって、大物助っ人やJ1で経験豊富な中堅選手の獲得は叶わず。それでも、育成に長けた片野坂監督の手腕、魅力的なプレースタイルという、クラブとしての売りを最大限に生かし、J2の主力クラスやJ1で出場機会に恵まれない有望な若手選手を中心にまずまず充実した補強を行った。
その中で前線のアタッキングユニットの主力を担ったMF小塚和季とFWオナイウ阿道は共に30試合以上に出場し、小塚がチーム最多5アシスト、オナイウがチーム最多の10ゴールと大きな輝きを放った。また、DF三竿雄斗やMF島川俊郎ら中堅選手も準主力としてチームを支えた。
さらに、シーズン半ばの補強に関して手薄なポジションに迎え入れたMF小林裕紀、MF田中達也らが即戦力の働きを見せた点は、フロントと現場の意思疎通がうまく図れている証拠だ。マイナス面に関してはJ1から期限付き移籍で獲得した若手の伸び悩みと、前半戦の躍進を牽引したFW藤本憲明の後釜の確保がうまくいかなかった点だ。
◆総合評価 【A】

©︎CWS Brains,LTD.
2013年のJ2降格からJ3降格というどん底まで味わった中、2016年に就任した片野坂知宏監督の下で着実に力を付けてきたチームは昨シーズンのJ2を2位で終え、6年ぶりにJ1の舞台に返り咲いた。とはいえ、その期間にクラブとしての競争力は衰え、その予算規模を考えれば、6年ぶりの輝かしい舞台は再び悲劇の舞台になる可能性もあった。しかし、この低迷期間に確固たるスタイルを築いた大分にとってその不安は杞憂に終わった。
昨シーズンのJ2を席巻した魅力的なアタッキングフットボールが、6年ぶりのJ1で何処まで通用するかに注目が集まった鹿島アントラーズとの開幕戦では、藤本の2ゴールの活躍などでJ1屈指の常勝軍団を攻守両面で圧倒。敵地で2-1の勝利を飾ると共に、多くのJ1サポーターにサプライズを与える会心のスタートを切った。
この勝利で単なる勝ち点3以上の大きな自信を手にしたチームは、その後も今季J1王者の横浜F・マリノスに快勝を収めるなど、快進撃を続け第6節から第12節まで7戦無敗(4勝3分け)を記録するなど、前半戦を望外の4位で終える前半戦の主役の1人となった。
しかし、後半戦に入ると、前半戦にチームトップの8ゴールを挙げたエースの藤本がヴィッセル神戸に流出した影響もあって得点力不足に陥り、徐々に順位を落とす苦境に立たされた。それでも、昨季J2で51失点を喫していた守備が相手のレベルが格段に上がったJ1の舞台で大幅な改善をみせ、粘り強く勝ち点を積み重ねた結果、4試合を残して最大の目標だったJ1残留を決定。最終的にトップハーフの9位フィニッシュと、厳しい予算規模を考えれば、ほぼ満点と言える6年ぶりのJ1の戦いとなった。
来季に向けては他クラブからの引き抜きの噂もあった片野坂監督の続投が早々に決定。また、現時点では守護神・高木ら一部主力の残留も決定し、現行スタイルを継続するうえで重要なピースの慰留に励んでいる。ただ、最終的にチーム得点王となったオナイウら期限付き移籍での加入となった選手、小塚や鈴木といった主力にも引き抜きの噂もあり、来季に向けてはストーブリーグの活動が大きなカギを握る。
とりわけ、決定力不足解消を担う新たなエースストライカーや手薄なウイングバック、現ポゼッションスタイルを一段階上のレベルに上げるゲームメーカーの補強が求められるところだ。仮に、今冬の補強がうまくいけば、最低限のノルマである2年連続残留と共にACL出場争いにも絡めるはずだ。
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Jリーグは25日、2025年度理念強化配分金の支給対象候補クラブ、2024年度ファン指標配分金支給対象クラブを発表した。 理念強化配分金は、2023年の明治安田生命J1リーグで1位から10位に対して送られるもの。20チーム制に変更となったために1チーム増えることとなった。また、2024シーズン年間ファン指標順位(DAZN視聴者数等1~10位)に基づいても支給される。 競技面では連覇を達成したヴィッセル神戸から10位のセレッソ大阪までに支給され、神戸は2025年、2024年にそれぞれ2億5000万円ずつを手にする。なお、2023年も優勝したため、その分の2億5000万も今回支給される。また、2位のサンフレッチェ広島には2年間で1億8000万円ずつ、3位のFC町田ゼルビアは、1億5000万円(2025年)と7000万円(2026年)を手にする。なお、2023年2位の横浜F・マリノスには1億8000万円、3位の広島には7000万円がしキュされる。 また、ファン指標順位は1位は2024年も浦和レッズとなり1億7000万円。2位が鹿島アントラーズで1億2000万円、3位が横浜FMで7000万円と続き、10位は名古屋グランパスで1000万円となった。なお、競技順位で10位以内に入っていないクラブでは、1位の浦和、10位の名古屋に加え、8位に北海道コンサドーレ札幌が入り2000万円となった。 さらに、「ファン指標配分金」として、13億6000万円をJリーグの全60クラブに分配。これは、2024シーズンのDAZN視聴者数やDAZNシーズンパス販売実績等で配分され、1位が浦和で8921万5930円。2位が横浜FMで7945万2984円、3位が川崎フロンターレで6648万1993円となっている。なお、最下位はY.S.C.C.横浜となり182万4625円が分配される。 <h3>◆理念強化配分金(競技)/総額11億2000万円</h3> 1位:ヴィッセル神戸 1年目ー2億5000万円、2年目ー2億5000万円 2位:サンフレッチェ広島 1年目ー1億8000万円、2年目ー1億8000万円 3位:FC町田ゼルビア 1年目ー1億5000万円、2年目ー7000万円 4位:ガンバ大阪 1年目ー1億5000万円、2年目ーなし 5位:鹿島アントラーズ 1年目ー1億2000万円、2年目ーなし 6位:東京ヴェルディ 1年目ー9000万円、2年目ーなし 7位:FC東京 1年目ー6000万円、2年目ーなし 8位:川崎フロンターレ 1年目ー5000万円、2年目ーなし 9位:横浜F・マリノス 1年目ー4000万円、2年目ーなし 10位:セレッソ大阪 1年目ー3000万円、2年目ーなし <h3>◆理念強化配分金(人気)</h3> 1位:浦和レッズ/1億7000万円 2位:鹿島アントラーズ/1億2000万円 3位:横浜F・マリノス/7000万円 4位:ヴィッセル神戸/5000万円 5位:川崎フロンターレ/4000万円 6位:サンフレッチェ広島/3000万円 7位:ガンバ大阪/2000万円 8位:北海道コンサドーレ札幌/2000万円 9位:FC町田ゼルビア/1000万円 10位:名古屋グランパス/1000万円 <h3>◆ファン指標配分金</h3>(昨年との金額比較) 1位:浦和レッズ/8921万5930円(↑) 2位:横浜F・マリノス/7945万2984円(↑) 3位:川崎フロンターレ/6648万1993円(↓) 4位:鹿島アントラーズ/6598万4095円(↓) 5位:ヴィッセル神戸/6491万8131円(↑) 6位:ガンバ大阪/5864万8883円(↑) 7位:名古屋グランパス/5851万4812円(↓) 8位:北海道コンサドーレ札幌/5315万3249円(↑) 9位:FC東京/4924万9886円(↑) 10位:サンフレッチェ広島/4572万5356円(↑) 11位:FC町田ゼルビア/4558万3908円(↑) 12位:アルビレックス新潟/4466万3143円(↓) 13位:ジュビロ磐田/4426万2918円(↑) 14位:セレッソ大阪/3988万8434円(↓) 15位:サガン鳥栖/3834万3648円(↑) 16位:柏レイソル/3695万3904円(↓) 17位:湘南ベルマーレ/3554万5920円(↓) 18位:東京ヴェルディ/3459万9966円(↑) 19位:京都サンガF.C./3438万1632円(↑) 20位:清水エスパルス/3362万962円(↓) 21位:アビスパ福岡/3259万3587円(↓) 22位:ベガルタ仙台/2298万6246円(↑) 23位:V・ファーレン長崎/1758万2571円(↑) 24位:大分トリニータ/1716万3388円(↑) 25位:ファジアーノ岡山/1704万1315円(↑) 26位:横浜FC/1664万9981円(↓) 27位:ジェフユナイテッド千葉/1608万1426円(↓) 28位:モンテディオ山形/1442万3396円(↓) 29位:ヴァンフォーレ甲府/1362万8966円(↓) 30位:松本山雅FC/1324万9873円(↑) 31位:ロアッソ熊本/1008万4227円(↓) 32位:栃木SC/983万8888円(↓) 33位:徳島ヴォルティス/934万7583円(↓) 34位:RB大宮アルディージャ/925万5971円(↓) 35位:ザスパ群馬/888万8344円(↓) 36位:レノファ山口FC/886万2864円(↓) 37位:いわきFC/878万641円(↓) 38位:鹿児島ユナイテッドFC/825万2572円(↑) 39位:愛媛FC/768万2897円(↑) 40位:水戸ホーリーホック/718万9579円(↓) 41位:藤枝MYFC/708万1435円(↓) 42位:ツエーゲン金沢/622万6288円(↓) 43位:ブラウブリッツ秋田/619万6520円(↓) 44位:カターレ富山/481万4398円(↑) 45位:ギラヴァンツ北九州/459万264円(↓) 46位:FC岐阜/396万9504円(↓) 47位:SC相模原/341万1253円(↓) 48位:FC今治/327万7554円(↓) 49位:AC長野パルセイロ/317万8338円(↓) 50位:カマタマーレ讃岐/313万7389円(↓) 51位:FC琉球/309万4569円(↓) 52位:福島ユナイテッドFC/288万7440円(↑) 53位:ガイナーレ鳥取/282万3403円(↓) 54位:ヴァンラーレ八戸/265万6822円(↓) 55位:いわてグルージャ盛岡/261万6733円(↓) 56位:アスルクラロ沼津/251万5766円(↓) 57位:テゲバジャーロ宮崎/237万4594円(↑) 58位:FC大阪/226万1536円(↑) 59位:奈良クラブ/223万1534円(↓) 60位:Y.S.C.C.横浜/182万4625円(↓) 2025.02.25 17:40 Tue2
【Jリーグ出場停止情報】首位窺う鹿島のエースFW鈴木優磨らが出場停止
Jリーグは27日、出場停止選手を発表した。 J1では3名が出場停止に。最下位に苦しむ北海道コンサドーレ札幌のDF岡村大八、首位を窺う鹿島アントラーズのFW鈴木優磨、名古屋グランパスのMF内田宅哉が出場停止となる。 また、J2では7名が出場停止に。大分トリニータは、DF安藤智哉、FW長沢駿、MF保田堅心と3名が出場停止となる。 なお、J3はいわてグルージャ盛岡のDF深川大輔、ガイナーレ鳥取のFW富樫佑太が出場停止となる。 【明治安田J1リーグ】 DF岡村大八(北海道コンサドーレ札幌) 第21節 vs湘南ベルマーレ(6/29) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FW鈴木優磨(鹿島アントラーズ) 第21節 vs湘南ベルマーレ(6/30) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF内田宅哉(名古屋グランパス) 第21節 vs湘南ベルマーレ(6/30) 今回の停止:1試合停止 【明治安田J2リーグ】 MF南秀仁(モンテディオ山形) 第22節 vsブラウブリッツ秋田(6/30) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DFラファエル(栃木SC) 第22節 vsベガルタ仙台(6/29) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF飯田貴敬(ヴァンフォーレ甲府) 第22節 vs大分トリニータ(6/29) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DFウエンデル(藤枝MYFC) 第22節 vsザスパ群馬(6/29) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF安藤智哉(大分トリニータ) 第22節 vsヴァンフォーレ甲府(6/29) 今回の停止:1試合停止 FW長沢駿(大分トリニータ) 第22節 vsヴァンフォーレ甲府(6/29) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF保田堅心(大分トリニータ) 第22節 vsヴァンフォーレ甲府(6/29) 今回の停止:1試合停止 【明治安田J3リーグ】 DF深川大輔(いわてグルージャ盛岡) 第19節 vs大宮アルディージャ(6/29) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FW富樫佑太(ガイナーレ鳥取) 第19節 vs奈良クラブ(6/29) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 2024.06.27 20:40 Thu3
「すげーー」ゴール裏に25体もの“ニータン”が大集結!“圧倒的”な光景にファン「癒されます」
大分トリニータのゴール裏の応援風景が話題を呼んでいる。 1年でのJ1復帰を目指し、下平隆宏新監督のもとで今季のスタートを切った大分。明治安田生命J2リーグでは21試合を終えここまでは7勝7分け7敗の10位と中位に甘んじており、後半戦の巻き返しを図りたいところだ。 そんなチームをサポーターも後押し。11日に行われた明治安田J2第21節でアルビレックス新潟を昭和電工ドームに迎えた大分だったが、その日のゴール裏には圧巻の光景が広がっていた。 多くの大分サポーターに混ざっていたのは、25体ものクラブのマスコット「ニータン」の姿。クラブが実施したクラウドファンディングの返礼品である特大のぬいぐるみだ。 以前からSNS上でも「これ可愛いすぎる」、「すげーーー」、「すき」、「癒されます」と大きな注目を集めていたこの光景だが、14日にJリーグの公式ツイッターも紹介。「圧倒的ニータン大集結 みんなで応援していました」と伝えている。 18日には栃木SCとのアウェイゲームに臨む大分。後半戦の大分にはピッチだけでなくスタンドにも注目だ。 <span class="paragraph-title">【写真】ゴール裏に25体ものニータンが大集結!圧巻の光景は必見</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">圧倒的ニータン大集結<br>みんなで応援していました<a href="https://twitter.com/12neetan?ref_src=twsrc%5Etfw">@12neetan</a> <a href="https://twitter.com/TRINITAofficial?ref_src=twsrc%5Etfw">@TRINITAofficial</a> <a href="https://t.co/kJgS2E47sl">pic.twitter.com/kJgS2E47sl</a></p>— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) <a href="https://twitter.com/J_League/status/1536542556687052800?ref_src=twsrc%5Etfw">June 14, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.06.15 06:35 Wed
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大分が柳田氏の監督就任を正式発表
▽J2の大分は2日、監督代行を務めていた柳田伸明氏が正式に監督へ就任することを発表した。 ▽大分は6月1日に、成績不振から田坂和昭前監督を解任。後任が決定するまでは強化・育成部長を務めていた柳田氏が代行を務めると発表していた。 ▽選手時代は水戸でプレーしていた柳田監督は、1999年に水戸のトップチームコーチに就任。2000年から大分U-18のコーチを務め、その後も大分の強化担当や、トップチームのヘッドコーチなどを務めていた。 2015.07.02 17:28 Thu5