ジェフユナイテッド千葉は13日、川崎フロンターレに所属するGK
新井章太(31)の完全移籍加入を発表した。
埼玉県出身の新井は2011年に国士舘大学から東京ヴェルディ入団後、2012年に契約満了で退団。2013年にトライアウトを経て、川崎Fに加入した。2015年、出場機会を増加。元韓国代表GKチョン・ソンリョンが加入した2016年から出番が減ったが、今シーズンは明治安田生命J1リーグ7試合でプレーしたほか、ルヴァンカップ決勝で2本連続のPKセーブを成功させ、クラブの初優勝に大きく貢献するなど、個人としてもMVPに輝いた。
来シーズンから千葉に活躍の場を移す新井は両クラブの公式サイトを通じて次のようにコメントしている。
◆ジェフユナイテッド千葉千葉
「はじめまして。川崎フロンターレから移籍することになりましたGKの新井章太です。ジェフという伝統あるクラブに移籍できることになり本当に嬉しく思います。今、チームは変わろうとしていると思います。その一員として元々いたジェフの居場所に戻ろうと強い覚悟を持って移籍します。巻さんがいた頃のようなスピリットを僕がチームに伝えていけたらと思っています。みなさんのいる場所はここじゃありません。必ずJ1に昇格しましょう!!」
◆川崎フロンターレ
「自分の人生において、7年間という最も濃い時間を川崎フロンターレで過ごしてきました。僕がデビューしたのも、結婚したのも、家族を持てたのも、すべてがフロンターレでした。フロンターレではリーグ初優勝も経験でき、リーグ連覇やルヴァンカップ初優勝、そしてMVPと素晴らしい経験をさせていただきました」
「だけど僕の中で一番嬉しかったことはずっと変わりません。川崎フロンターレに入れたことです。僕をあの時、拾ってくれてここまで育ててくれたこのチームを自ら離れるなんて思ってもいませんでした。だけど何もない状態の僕にここまで自信を持たせてくれたからこそ、今回新しいチャレンジができると思っています」
「今はもう1人じゃない。家族という僕を後押ししてくれる存在がいます。その家族にお父さんのカッコいい姿を見せていきたい。フロンターレではなかなか見せられなかったからこそ今以上に頑張ってチャレンジしていきたい。その決心で移籍を決めました。川崎フロンターレはたくさんの人を幸せにしてくれるクラブです」
「チームもスタッフも応援してくれるサポーターの皆さん、そしてフロンターレに関わるすべての皆さん、これからも1人でも多くの人に幸せをプレゼントしていってください。本当にありがとうございました」
