バイエルンが主力温存のスパーズに快勝! 今大会唯一のGS全勝で公式戦の連敗ストップ《CL》

2019.12.12 07:02 Thu
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チャンピオンズリーグ(CL)・グループB第6節、バイエルンvsトッテナムが11日にアリアンツ・アレーナで行われ、ホームのバイエルンが3-1で勝利した。
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すでに首位通過を決めたバイエルンと、2位通過を決めているトッテナムによる強豪対決。今グループステージ唯一の5連勝を飾ったバイエルンだが、国内リーグにおいては前々節にハンジ・フリック体制で初黒星を喫すると、直近のボルシアMG戦にも競り負けて今季初の連敗。公式戦3連敗は許されない中、フリック監督はアラバとレヴァンドフスキ、ミュラーを温存したいが、軒並み主力を投入。
一方、モウリーニョ体制のCL初陣となったオリンピアコス戦を制して最終節を前にラウンド16進出を決めたトッテナム。先週ミッドウィークにはマンチェスター・ユナイテッド相手に新体制初黒星も、直近のバーンリー戦は5-0の圧勝。前回対戦で2-7の屈辱的な大敗を喫したドイツ王者とのリベンジマッチに向けてはケイン、デレ・アリら一部主力をロンドンに残し、今季CL初出場のウォーカー=ピータースを起用した他、フォイスやセセニョン、エリクセンらフレッシュな選手で臨んだ。

バイエルンがペリシッチ、トッテナムがルーカス・モウラを最前線に置く普段とは異なる形でスタートした中、立ち上がりからホームのバイエルンの攻勢が続く。中央でアクセントを付けながら浮いたサイドで仕留める形を見せるバイエルンは14分、ボックス手前右で仕掛けたニャブリがボックス右で浮いていたコマンにラストパスを通すと、これをフランス代表FWが難なく決め切った。
我慢しきれずに先制を許したトッテナムだったが、早い時間帯に追いつく。20分、相手陣内右サイドでの細かい繋ぎからペナルティアーク付近でボールを持ったロ・チェルソがボックス左でフリーのセセニョンへパスを狙う。これがDFボアテングのブロックに遭うも、ちょうどセセニョンの足下にこぼれると、CL初スタメンの19歳が得意の左足でニアを打ち抜き、10代ではクラブ初のCLゴールスコアラーとなった。

対戦相手と異なりこの一戦での勝利が求められるバイエルンだが、直後にアクシデントに見舞われる。スプリントした際に芝にスパイクが引っ掛かったコマンが左ヒザを負傷。27分にミュラーが緊急投入される。

この交代でミュラーを最前線、ペリシッチを左ウイングに配置替えしたホームチームはここから完全に試合の主導権を掌握。38分には前回対戦で4ゴールのニャブリに絶好機もボックス右で放った左足のシュートは左ポストを叩く。

それでも、1-1のスコアでの折り返し濃厚と見られた44分に勝ち越しに成功する。左サイドバックのアルフォンソ・デイビスの攻撃参加から両サイドで揺さぶりをかけると、ニャブリの折り返しに反応したデイビスのシュートが左ポストを叩くも、ゴール前でこの跳ね返りに鋭い反応を見せた神出鬼没のミュラーがワンタッチで押し込んだ。

1点リードで後半に臨んだバイエルンは前半半ばから躍動していたコウチーニョやニャブリを起点に相手陣内でハーフコートゲームを展開。コウチーニョやミュラーが再三の決定機に結び付けていく。

すると、64分にはここまで再三のシュートを相手GKガッサニーガに防がれていたコウチーニョがボックス手前左の得意の位置からファーポストの下隅を射抜く得意のミドルシュートを決め切って試合を決定付ける3点目とした。

一方、劣勢が続くトッテナムは失点前から準備していたソン・フンミン、スキップを失点直後に同時投入。さらに、最後の交代カードとして久々出場のワニャマをピッチに送り出す。エリクセンの直接FKや試合終了間際にはエリクセンからのスルーパスでソン・フンミンがGKと一対一の決定機を作ったものの、後半は最後までゴールをこじ開けることはできず。

そして、試合はこのままタイムアップを迎え、レヴァンドフスキを温存しながらも快勝のバイエルンが今グループステージ唯一の6戦全勝で公式戦の連敗をストップすることに成功した。

また、同日行われたグループB最終節のもう1位試合、オリンピアコスvsツルヴェナ・ズヴェズダは、ホームのオリンピアコスが試合終了間際の87分にエル・アラビが決めたPKによる決勝点で1-0の勝利を収めた。

この結果、3位に浮上したオリンピアコスのヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント進出が決定した。

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“ペップ史上”をさらに更新の公式戦5連敗…「今はかなり脆いと言える」「こんなにも負け込むのに慣れていない」

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