【プレミア注目プレビュー】スパーズで“スマイル・ワン”に変貌のモウリーニョがOTで古巣初対戦!
2019.12.04 18:00 Wed
プレミアリーグ第15節、マンチェスター・ユナイテッドvsトッテナムが日本時間4日28:30にオールド・トラッフォードでキックオフされる。直近2戦連続ドローで足踏みする9位ユナイテッド(勝ち点18)と、監督交代ブーストで連勝の5位トッテナム(勝ち点20)による、上位浮上を懸けたミッドウィーク開催のビッグマッチだ。
今季開幕から不振に陥るユナイテッドは、ここまで一度もリーグ戦での連勝がなく、浮上のキッカケを掴めずにいる。直近の2試合ではシェフィールド・ユナイテッドに3-3、前節のアストン・ビラ戦はホームで2-2のドローと昇格組相手に勝ち切れず。リーグ戦3試合連続で複数得点を奪えている点は唯一ポジティブな要素だが、守備と試合運びの両面で多くの課題が浮き彫りになっている。
その苦しい流れの中で今節はトッテナム、その3日後には敵地でマンチェスター・シティとのダービーと、スールシャール体制の今後を大きく左右する重要な連戦に臨む。
一方、開幕から3勝4敗5分けの14位と近年稀に見る大不振に陥ったトッテナムは、先月19日に5年半を共に歩んできたポチェッティーノ前監督を電撃解任。その翌日には前ユナイテッド指揮官のモウリーニョ監督を新指揮官に招へい。ここ数年、評価を下げているポルトガル人指揮官の招へいは大きな博打と思われたが、約1年の休養期間を通じて傲慢さの象徴とも言える“スペシャル・ワン”の愛称から、穏やかな“スマイル・ワン”へと変貌を遂げ始めている同監督は就任以降、公式戦3連勝とここまでは見事な立て直しを見せている。
ここまでの3試合ではいずれも2失点を喫している一方、そのすべてで3点以上を挙げるなど、攻撃面の躍動感が際立つ。また、初陣となったウェストハム戦では昨シーズンから続いていたアウェイ未勝利という、負の連鎖を13戦ぶりにストップするなど、指揮官としての勝負強さを発揮。仮に、今回のオールド・トラッフォード初帰還の一戦をモノにできれば、逆転でのトップ4フィニッシュに向けて大きく視界が開けるはずだ。
▽マンチェスター・ユナイテッド予想スタメン

GK:デ・ヘア
DF:ワン=ビサカ、リンデロフ、マグワイア、ショー
MF:マクトミネイ、フレッジ
MF:ダニエル・ジェームズ、リンガード、ラッシュフォード
FW:マルシャル
負傷者:DFバイリー、フォス=メンサー、ロホ、ジオゴ・ダロト、MFポグバ、マティッチ、マクトミネイ、FWマルシャル
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはポグバ、バイリー、ロホらの欠場が確定。その一方で、マクトミネイとマティッチに関しては練習復帰しており、起用できる可能性がある。ただ、今週末にダービーを控えていることもあり、スールシャール監督は難しい選択を迫られることになる。さらに、試合前日にはマルシャルに筋肉系のトラブルが発生したとの情報も出ている。
システムに関しては3バックのオプションもあるが、マグワイアとリンデロフの相棒に適任者がいないため、引き続き[4-2-3-1]を継続するはずだ。スタメンに関しては左サイドバックとフレッジの相棒、トップ下の人選に幾つかの可能性がある。
左サイドバックはスールシャール監督の覚えめでたいブランドン・ジェームズ抜擢の可能性もある。フレッジの相棒はコンディション次第でマクトミネイ(マティッチ)の復帰が想定も、間に合わない場合は引き続きアンドレアス・ペレイラ。トップ下はリンガードを予想も、ペレイラ、マタにチャンスが与えられる可能性も十分にある。
▽トッテナム予想スタメン

GK:ガッサニーガ
DF:オーリエ、ダビンソン・サンチェス、アルデルヴァイレルト、ヴェルトンゲン
MF:ダイアー、ウィンクス
MF:ムサ・シソコ、デレ・アリ、ソン・フンミン
FW:ケイン
負傷者:GKロリス、フォルム、DFベン・デイビス、MFラメラ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては直近の数試合を欠場している4選手が引き続き欠場となる。
システムに関しては攻撃時に右肩上がりの3バックとなる可変式の[4-2-3-1]の継続が濃厚だ。スタメンに関しては左サイドバック、セントラルMF、右ウイングの人選に注目が集まる。アウェイの戦いを考慮すれば、右ウイングにシソコ、ダイアーの相棒にウィンクス、左サイドバックにヴェルトンゲンを起用。逆に攻撃的に戦う場合は同じポジションにルーカス・モウラ、エンドンベレ、ローズを配置することになるはずだ。
★注目選手
◆マンチェスター・ユナイテッド:MFダニエル・ジェームズ

ユナイテッドの注目プレーヤーは鮮烈スタートから一転、ここ最近プレミアの壁にぶつかり始めているD・ジェームズだ。今季、スウォンジーからステップアップを遂げた22歳のウェールズ産ウイングは開幕4試合で3ゴールを挙げる爆発力を発揮。しかし、その後はリーグ屈指のスピードと勝負度胸満点の仕掛けを武器に攻撃の起点を担う一方、相手からの対策が進んだこともあり、加入前に危惧されたアタッキングサードでの判断力や精度という課題に直面。元々、スウォンジー時代からゴールを量産するタイプでなく以降の試合でも3アシストと結果を残しているのは確かだが、後半戦に向けてそろそろキッカケとなるゴールがほしいところだ。
今回のスパーズ戦では相手の分析、長所を消すことに長けたモウリーニョ監督との対峙ということもあり、元教え子のラッシュフォードやマルシャルらアタッカー陣は窮屈なプレーを強いられる可能性が高い。その中で相手指揮官にとって未知数な存在と言える韋駄天がチームの攻撃を牽引したい。どちらのサイドでの起用かは不明だが、スパーズは相手ワイドプレーヤーのカットインからのミドルシュートへの対応が非常に甘く積極的に足を振っていきたい。
◆トッテナム:MFデレ・アリ

トッテナムの注目プレーヤーは新体制移行で本来の輝きを取り戻し始めたデレ・アリだ。ポチェッティーノ前監督の下でイングランド代表の主力にまで上り詰めた23歳だが、直近2シーズンは度重なる筋肉系のトラブルや多岐に渡る起用法の影響もあってパフォーマンスが低下。とりわけ、昨季はリーグ戦での出場数が初めて30試合を下回り、得点数もスパーズ加入後最低となる5ゴールに留まった。
しかし、モウリーニョ新監督が就任した直近の公式戦3試合では前節のボーンマス戦での2ゴールを含め3ゴール1アシストとスタッツ面で目まぐるしい改善を見せている。現体制では[4-2-3-1]のトップ下に固定されており、キャリアハイの公式戦22ゴールを記録した2016-17シーズンのようなセカンドトップに近い役割が与えられている。その中でよりボールへの関与を強めるエースFWケインとの絡みが増えており、その補完性も抜群。さらに、かつて猛威を振るったアルデルヴァイレルトとのホットラインも復活の兆しを見せており、ここ数年鳴りを潜めた質の高いオフ・ザ・ボールの動きがボランチと最終ラインの連係に難があるユナイテッドの脅威となるはずだ。
今季開幕から不振に陥るユナイテッドは、ここまで一度もリーグ戦での連勝がなく、浮上のキッカケを掴めずにいる。直近の2試合ではシェフィールド・ユナイテッドに3-3、前節のアストン・ビラ戦はホームで2-2のドローと昇格組相手に勝ち切れず。リーグ戦3試合連続で複数得点を奪えている点は唯一ポジティブな要素だが、守備と試合運びの両面で多くの課題が浮き彫りになっている。
その苦しい流れの中で今節はトッテナム、その3日後には敵地でマンチェスター・シティとのダービーと、スールシャール体制の今後を大きく左右する重要な連戦に臨む。
ここまでの3試合ではいずれも2失点を喫している一方、そのすべてで3点以上を挙げるなど、攻撃面の躍動感が際立つ。また、初陣となったウェストハム戦では昨シーズンから続いていたアウェイ未勝利という、負の連鎖を13戦ぶりにストップするなど、指揮官としての勝負強さを発揮。仮に、今回のオールド・トラッフォード初帰還の一戦をモノにできれば、逆転でのトップ4フィニッシュに向けて大きく視界が開けるはずだ。
なお、昨シーズンの両チームの対戦成績は1勝1敗。ただ、昨季のオールド・トラッフォードでの試合はトッテナムが3-0で圧勝している。また、今回古巣初対戦となるモウリーニョ監督だが、対ユナイテッドの通算戦績は9勝8分け3敗と圧倒的な相性の良さを見せている。
◆マンチェスター・ユナイテッド◆
【4-2-3-1】
【4-2-3-1】
▽マンチェスター・ユナイテッド予想スタメン

(C)CWS Brains, LTD.
GK:デ・ヘア
DF:ワン=ビサカ、リンデロフ、マグワイア、ショー
MF:マクトミネイ、フレッジ
MF:ダニエル・ジェームズ、リンガード、ラッシュフォード
FW:マルシャル
負傷者:DFバイリー、フォス=メンサー、ロホ、ジオゴ・ダロト、MFポグバ、マティッチ、マクトミネイ、FWマルシャル
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはポグバ、バイリー、ロホらの欠場が確定。その一方で、マクトミネイとマティッチに関しては練習復帰しており、起用できる可能性がある。ただ、今週末にダービーを控えていることもあり、スールシャール監督は難しい選択を迫られることになる。さらに、試合前日にはマルシャルに筋肉系のトラブルが発生したとの情報も出ている。
システムに関しては3バックのオプションもあるが、マグワイアとリンデロフの相棒に適任者がいないため、引き続き[4-2-3-1]を継続するはずだ。スタメンに関しては左サイドバックとフレッジの相棒、トップ下の人選に幾つかの可能性がある。
左サイドバックはスールシャール監督の覚えめでたいブランドン・ジェームズ抜擢の可能性もある。フレッジの相棒はコンディション次第でマクトミネイ(マティッチ)の復帰が想定も、間に合わない場合は引き続きアンドレアス・ペレイラ。トップ下はリンガードを予想も、ペレイラ、マタにチャンスが与えられる可能性も十分にある。
◆トッテナム◆
【4-2-3-1】
【4-2-3-1】
▽トッテナム予想スタメン

(C)CWS Brains, LTD.
GK:ガッサニーガ
DF:オーリエ、ダビンソン・サンチェス、アルデルヴァイレルト、ヴェルトンゲン
MF:ダイアー、ウィンクス
MF:ムサ・シソコ、デレ・アリ、ソン・フンミン
FW:ケイン
負傷者:GKロリス、フォルム、DFベン・デイビス、MFラメラ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては直近の数試合を欠場している4選手が引き続き欠場となる。
システムに関しては攻撃時に右肩上がりの3バックとなる可変式の[4-2-3-1]の継続が濃厚だ。スタメンに関しては左サイドバック、セントラルMF、右ウイングの人選に注目が集まる。アウェイの戦いを考慮すれば、右ウイングにシソコ、ダイアーの相棒にウィンクス、左サイドバックにヴェルトンゲンを起用。逆に攻撃的に戦う場合は同じポジションにルーカス・モウラ、エンドンベレ、ローズを配置することになるはずだ。
★注目選手
◆マンチェスター・ユナイテッド:MFダニエル・ジェームズ

Getty Images
ユナイテッドの注目プレーヤーは鮮烈スタートから一転、ここ最近プレミアの壁にぶつかり始めているD・ジェームズだ。今季、スウォンジーからステップアップを遂げた22歳のウェールズ産ウイングは開幕4試合で3ゴールを挙げる爆発力を発揮。しかし、その後はリーグ屈指のスピードと勝負度胸満点の仕掛けを武器に攻撃の起点を担う一方、相手からの対策が進んだこともあり、加入前に危惧されたアタッキングサードでの判断力や精度という課題に直面。元々、スウォンジー時代からゴールを量産するタイプでなく以降の試合でも3アシストと結果を残しているのは確かだが、後半戦に向けてそろそろキッカケとなるゴールがほしいところだ。
今回のスパーズ戦では相手の分析、長所を消すことに長けたモウリーニョ監督との対峙ということもあり、元教え子のラッシュフォードやマルシャルらアタッカー陣は窮屈なプレーを強いられる可能性が高い。その中で相手指揮官にとって未知数な存在と言える韋駄天がチームの攻撃を牽引したい。どちらのサイドでの起用かは不明だが、スパーズは相手ワイドプレーヤーのカットインからのミドルシュートへの対応が非常に甘く積極的に足を振っていきたい。
◆トッテナム:MFデレ・アリ

Getty Images
トッテナムの注目プレーヤーは新体制移行で本来の輝きを取り戻し始めたデレ・アリだ。ポチェッティーノ前監督の下でイングランド代表の主力にまで上り詰めた23歳だが、直近2シーズンは度重なる筋肉系のトラブルや多岐に渡る起用法の影響もあってパフォーマンスが低下。とりわけ、昨季はリーグ戦での出場数が初めて30試合を下回り、得点数もスパーズ加入後最低となる5ゴールに留まった。
しかし、モウリーニョ新監督が就任した直近の公式戦3試合では前節のボーンマス戦での2ゴールを含め3ゴール1アシストとスタッツ面で目まぐるしい改善を見せている。現体制では[4-2-3-1]のトップ下に固定されており、キャリアハイの公式戦22ゴールを記録した2016-17シーズンのようなセカンドトップに近い役割が与えられている。その中でよりボールへの関与を強めるエースFWケインとの絡みが増えており、その補完性も抜群。さらに、かつて猛威を振るったアルデルヴァイレルトとのホットラインも復活の兆しを見せており、ここ数年鳴りを潜めた質の高いオフ・ザ・ボールの動きがボランチと最終ラインの連係に難があるユナイテッドの脅威となるはずだ。
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ユナイテッド&アルゼンチン代表の次世代スター、19歳ガルナチョに第一子誕生! SNSで報告
アルゼンチン代表アレハンドロ・ガルナチョがパートナーとの間に第一子を授かった。 ユナイテッドアカデミー産の新たなスターは自身のインスタグラムに出産を終えたパートナーのエヴァ・ガルシアさんと生まれたばかりの子供と対面する姿の写真を公開した。 また、「エンソ・ガルナチョ・ガルシア、2023年10月4日」とのキャプションを通じて男児である性別、そして名前も明らかにしている。 この一報のタイムラインではチームメイトもお祝いムード。ユナイテッド主将のブルーノ・フェルナンデスからは「おめでとう」と祝福のメッセージが寄せられ、代表での同僚からも祝いの言葉が届いている。 背番号を「17」に変更した19歳の今季はここまで公式戦8試合で1ゴール。チームは今季のここまで公式戦10試合で6敗と厳しい船出となっている。 <span class="paragraph-title">【写真】19歳ガルナチョに第一子誕生! インスタで報告</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/Cx_M4AFLItb/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/Cx_M4AFLItb/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/Cx_M4AFLItb/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Eva García(@eevichuu)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2023.10.06 11:30 Fri5