ローマ、アメリカ『フリードキン・グループ』が買収に向けた動き

2019.11.28 20:35 Thu
Getty Images
アメリカの『フリードキン・グループ』がローマの買収に向けて動き始めているようだ。イタリア『Il Messaggero』が報じている。
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2011年にアメリカ系投資グループによって買収されたローマは、2012年8月にジェームズ・パロッタ氏が会長職に就任。この間に財政状況を好転させ、2017-18シーズンにはチャンピオンズリーグ(CL)でベスト4進出の快挙も成し遂げた。
その一方で、遅々として進まぬ新スタジアム建設、フランチェスコ・トッティ、ダニエレ・デ・ロッシと2人のバンディエラの退団というネガティブな話題も目立ち、近年ほとんどローマを訪問しないパロッタ会長への不満は高まっている。

その影響もあって数カ月前からパリ・サンジェルマン(PSG)を保有するカタール方面からのクラブ買収の噂も出ている。

さらに、ここ最近ローマ界隈を賑わせているのが、アメリカにおける『トヨタ自動車』のメジャーディーラーの1つ、『Gulf States Toyota Distributors』のチェアマンを務めるダン・フリードキン氏がローマ買収に関心を示しているという噂だ。
先日には1億5000万ユーロ(約180億円)の資本増強の可能性が報じられ、ローマも投資家と投資の可能性について話し合っていることを公式に認めていた。

しかし、『Il Messaggero』が伝えるところによれば、フリードキン氏はクラブ買収に向けて、財務顧問の『JPモルガン』と共にローマのデューディリジェンス(資産調査)を開始しているという。

そして、『フリードキン・グループ』は、ここまでの新スタジアム建設費用に充てられた8000万ユーロ(約96億円)を含む、7億5000万ユーロ(約904億円)の金額をオファーする準備があるようだ。

なお、仮に同グループによる買収が成立した場合、パロッタ会長は今後少数株主としてクラブに関わることを検討しているようだ。

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