勝負強さを見せたリバプール、フィルミノ&マネ弾でC・パレスに勝利し無敗継続《プレミアリーグ》

リバプールは23日、プレミアリーグ第13節でクリスタル・パレスと対戦し、1-2で勝利した。代表ウィーク前の前節ではマンチェスター・シティとの天王山で快勝を収めたリバプール。2位との勝ち点差は「8」に広がり、早くも独走態勢を築きつつある。4日後にチャンピオンズリーグのナポリ戦が控える中で、今節は3連勝中のセルハースト・パークに乗り込む。エースのサラーの欠場が気がかりだが、きっちり勝って勢いをつけたいところ。

サラーの代わりにオックスレイド=チェンバレンを起用したリバプールは、4戦未勝利のC・パレスに苦戦を強いられる。分厚い攻撃を見せるホームチームは、12分にこぼれ球を拾ったミリボイェビッチが枠内シュートを放つ。17分には左サイドへのサイドチェンジを起点に、クヤテが入れたクロスにJ・アイェウが反応。相手の前に走り込んでシュートに繋げたが、惜しくも枠を捉えることが出来なかった。28分にはリバプール顔負けの攻撃を展開。幅を広く使って攻撃を組み立て、跳ね返されても二次攻撃に繋げる連動性を見せる。40分が経過した時点で、C・パレスが記録したシュートは5本。ポゼッションでは大きく劣っているものの、リバプールのシュートを2本に抑え、狙い通りに試合を進める。
そんな中迎えた43分、左のコーナーアーク付近でFKを獲得。ミリボイェビッチがインスイングのクロスを送ると、手前でワイナルドゥムがクリアし損ねたボールをトムキンスが頭で押し込んでC・パレスが先制に成功、かに思われたがVARによりシュート手前でリバプールの選手に対するファウルがあったとして、ゴールは取り消された。

ゴールレスで迎えた後半開始早々、いきなり試合が動く。49分、ドリブルで持ち上がったフィルミノが左に展開。間髪入れずロバートソンが中に入れると、収めたマネが押し込んでリバプールが先制した。リバプールがリードを保ったまま終盤に差し掛かる中、C・パレスは立て続けに3枚の交代カードを切って活性化を図る。すると76分にシュラップ、78分には途中出場のベンテケがバイシクルシュートでゴールに迫るなど、ゴールの予感が漂う。

そして迎えた82分、ザハとベンテケの2人で左サイドを突破すると、密集地帯の中抜けてきたクロスがザハの下へ。巧みにフリーの形を作り、ボックス右からシュートを突き刺した。

追いつかれたリバプールだったが、失点から3分後に素早いリアクションを見せる。左サイドの深い位置でFKを獲得すると、ゴール前の混戦からフィルミノが押し込んで、再び勝ち越しに成功。

その後、5分の後半アディショナルタイムの中で、ザハにゴールに迫られる場面もあったリバプールだが、しっかり守り切って試合終了。開幕からの無敗を継続した。