W杯アジア3次予選進出に黄色信号の中国、リッピ監督が辞任を表明

2019.11.15 02:20 Fri
Getty Images
中国代表を率いるマルチェロ・リッピ監督(71)が14日、辞任を発表した。

2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)を以って、監督業から身を引くことを明らかにしていたリッピ監督だが、14日に行われたW杯アジア2次予選のシリア代表戦を1-2と敗れ、首位シリアとの勝ち点差が5に拡大した。現在、2勝1分け1敗でフィリピンと勝ち点で並び2位に付ける中国は、仮に2位に終わった場合でも8グループの中で成績上位4カ国に入れば3次予選進出が可能だが、早くもリッピ監督は辞任を申し出た格好だ。

リッピ監督は辞任理由について、「私は非常に多くの給料をもらっている。結果を残せていないのに、そのような高額な給料を受け取ることはできない。よって、私は辞任することにした」とコメント。
これまでユベントスやインテル、ナポリといったイタリアのビッグクラブで指揮を執ってきたリッピ監督。2004年からは2度に渡ってイタリア代表監督を務め、2006年にはドイツW杯優勝に導いた。

2012年から広州恒大、そして2016年10月から中国代表監督に就任。今年1月に開催されたAFCアジアカップ2019終了後の契約満了を以って退任を発表していたが、5月に復任していた。

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ACL2度優勝、“広州恒大”としてアジア席巻した広州FCがチーム解散を発表…親会社の巨額負債の影響でプロリーグの資格を得られず

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