南野先発のザルツブルクはナポリとドロー! ナポリの最速GS突破を阻止《CL》

2019.11.06 07:23 Wed
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・グループE第4節、ナポリvsレッドブル・ザルツブルクが5日にサン・パオロで行われ、1-1のドローに終わった。なお、ザルツブルクのFW南野拓実は61分までプレーし、MF奥川雅也はベンチ外となった。

グループEの首位ナポリ(勝ち点7)と3位のザルツブルク(勝ち点3)による折り返し初戦。前節、敵地でザルツブルクを3-2で破り、グループ突破に王手をかけたナポリ。しかし、以降のセリエAでは直近のローマ戦で1-2の敗戦を喫するなど、1敗2分けと苦戦が続く。

公式戦4試合ぶりの白星を目指す今回の一戦に向けては先発2人を変更。マノラスとミリクに代えてマクシモビッチ、ロサーノを起用した。
立ち上がりからホームのナポリが押し込む入りを見せたが、先手を奪ったのはザルツブルク。10分、ボックス右で果敢に仕掛けたファン・ヒチャンがDFクリバリのファウルを誘いPKを奪取。これをキッカーのハーランドが冷静に決め、CLデビューから4試合連続となる今大会7点目とした。

ホームで先制を許す苦しい入りとなったナポリだが、13分には左サイドのインシーニェからのクロスに反応したカジェホンが得意のダイアゴナルランからゴール右でドンピシャのヘディングシュート。だが、これは惜しくも左ポストを叩いた。
その後はボールを保持して押し込むナポリ、カウンターで応戦するザルツブルクという構図の下でオープンな攻防が繰り広げられる。25分にはファン・ヒチャンのスルーパスに反応した南野がゴール前に抜け出しかかるが、これはわずかにオフサイドの判定。

前半半ばから終盤にかけてはナポリの猛攻が続く。しかし、インシーニェらがボックス内でのフィニッシュをことごとくモノにできず、嫌な流れが続く。それでも、前半終了間際の43分、相手陣内左サイドでルーズボールを回収したインシーニェからパスを受けたロサーノがボックス手前からカットインを仕掛けてゴール左隅に右足のミドルシュートを突き刺し、前半のうちに追いついた。

迎えた後半、互いに最終ラインの選手に交代枠を1枚ずつ使った中、前半同様に決定機を作り合う。その中でやや存在感を失っていた南野は61分にシメルとの交代でピッチを後に。

その後はこう着状態が続きより勝ち点3がほしいナポリはミリク、ジョレンテとターゲットマンタイプの選手を続けてピッチに送り込み、異なるアプローチでゴールを目指す。しかし、88分にはカジェホンのクロスからジョレンテにおあつらえ向きのゴールチャンスが訪れるも、得意のヘディングシュートは枠を大きく外れるなど、決定機をモノにできない。

結局、試合は1-1のままタイムアップを迎え、30本以上のシュートを放ったホームチームにとってはやや消化不良となるドロー決着となった。この結果、最速でのグループステージ突破を逃したナポリはリバプールに抜かれ2位後退。一方、ザルツブルクは最低限の勝ち点1奪取となった。

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