【CLグループ第4節プレビュー①】後半戦スタート!ドルトムントvsインテル開催!

2019.11.05 18:00 Tue
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第4節が5日と6日に開催される。ここではE~Hの第4節のマッチプレビューを紹介していく。
PR
★CLグループステージ第4節
▽11/5(火)
《26:55》
◆グループF
バルセロナ vs スラビア・プラハ

◆グループG
ゼニト vs ライプツィヒ

《29:00》
◆グループE
リバプール vs ヘンク
ナポリ vs ザルツブルク
◆グループF
ドルトムント vs インテル

◆グループG
リヨン vs ベンフィカ

◆グループH
チェルシーvs アヤックス
バレンシア vs リール

◆グループE:南野がナポリと、伊東がリバプールと再戦!
Getty Images

2週間前に行われた前節ではナポリがMF南野のザルツブルクとの打ち合いを制し、首位をキープした。そしてリバプールがMF伊東のヘンクに4-1と快勝してナポリを1ポイント差で追走している。迎える第4節、南野がサン・パオロで、伊東がアンフィールドでそれぞれ強豪と対戦する。

ナポリ戦でも南野がバイタルエリアで好プレーを披露した中、2-3と打ち負けたザルツブルク。ここまで善戦を見せながら1勝2敗と後がなくなった中、ナポリの本拠地でも南野はアクセントを付けるプレーを見せられるか。ナポリ戦でもゴールを挙げ、ビッグクラブ注目の19歳FWハーランドにも引き続き期待だ。

一方、FWメルテンスの2ゴール1アシストの活躍でザルツブルクに3-2と競り勝ったナポリは、2勝1分けの無敗で首位をキープ。ただ、セリエAでは直近のローマ戦に敗れるなど既に3敗を喫し、首位ユベントスとは11ポイント差を付けられている。まずはCLグループステージ突破へ、ザルツブルクに連勝して当面の目標をクリアしたい。

リバプール相手に守備に追われる展開となったものの、好クロスからアシストを記録しかけた伊東は、王者リバプールの聖地アンフィールドに乗り込む。ホームでの試合以上に劣勢が予想されるが、伊東は粘り強い守備からカウンターの起点となる働きができるか。

MFチェンバレンの技ありの2ゴールでヘンクを退けたリバプールは、プレミアリーグでも好調を維持。直近のアストン・ビラ戦では終盤の2発で劇的な逆転勝利を飾り、2位マンチェスター・シティとの6ポイント差をキープした。そのシティとの直接対決を5日後に控える中、格下ヘンクとの一戦では余力を持って勝利したいところだ。

◆グループF: 2位抜け狙うドルトムントとインテルの再戦
Getty Images

グループFでは前節、インテルが好調FWラウタロ・マルティネスのゴールなどでドルトムントに2-0と快勝し、初勝利を挙げた。そして首位バルセロナが厳しい試合を強いられながらスラビア・プラハに辛勝し、2勝1分けとしている。迎える第4節、2位抜けを狙うインテルとドルトムントの再戦が行われる。

守護神ハンダノビッチと屈強な3バックを軸に強固な守備を見せ付けたインテルは、セリエAでも好調を維持。9勝1分け1敗の好成績を収めて首位ユベントスを1ポイント差で追走中だ。L・マルティネスとFWルカクの2トップもコンスタントに得点を挙げて好調をキープしている中、ドルトムントに連勝してグループステージ突破へ近づけるか。

対するドルトムントはMFロイスの不在が響き、インテル相手にシャットアウト負けを喫した。そのロイスが直近のヴォルフスブルク戦で負傷交代しており、再び欠場が予想される。インテル戦では最前線に入ったMFブラントが機能しなかった中、ファブレ監督が攻撃陣をどのような組み合わせで挑むのかに注目だ。

好チームのスラビア・プラハに苦戦を強いられながらも、守護神テア・シュテーゲンのPKストップなど好守連発で2-1と競り勝ち、首位をキープしたバルセロナ。その後もFWメッシがゴール量産体制に入って公式戦連勝が続いていたが、直近のレバンテ戦で公式戦8試合ぶりの敗戦を喫した。しかもFWスアレスが負傷交代と、躓いたシーズン序盤が頭をよぎる中、スラビアに連勝して首位キープとなるか。

◆グループG:混戦を抜け出すのは
Getty Images

グループGでは前節、ライプツィヒがゼニトに逆転勝利し、2勝目を挙げて首位に浮上した。そしてベンフィカがリヨンに競り勝ち、初勝利を挙げている。予想通りの混戦模様の中、第4節を迎える。

前節ゼニト戦をMFザビツァーのファインゴールで2-1と逆転勝利したライプツィヒは、直近のマインツ戦でFWヴェルナーのハットトリックなど爆発し8-0の圧勝劇を演じた。公式戦ここ2試合で14ゴールと絶好調のチームは、ゼニトとのアウェイ戦で勝ち点をもぎ取り、首位キープとなるか。

監督交代のあったリヨン相手にGKアントニー・ロペスのミスを突いて初勝利を手にしたベンフィカは、その後のリーグ戦で3連勝を達成。好調なチーム状態となっている中、ルディ・ガルシア監督の下、リーグ戦2連勝と立て直しているリヨン相手に連勝となるか。

◆グループH:絶好調チェルシー、アヤックス相手に連勝なるか
Getty Images

グループHでは前節、チェルシーが敵地でアヤックスとの接戦をモノにし、2勝1敗とした。そして連敗スタートのリールがバレンシアに引き分けている。迎える第4節、絶好調のチェルシーがスタンフォード・ブリッジにアヤックスを迎える。

終盤に生まれたFWバチュアイ弾でアヤックスを撃破したチェルシーは、EFLカップでこそ敗退したものの、プレミアリーグでは5連勝中と現在絶好調。アカデミー出身の若手たちに加え、とりわけ新戦力のFWプリシッチが大暴れしており、アヤックス戦でも期待される。

一方、チェルシーに競り負けたアヤックスは、その後のリーグ戦で2連勝。いずれの試合も4ゴールを奪っての快勝で、勢いを得てチェルシー戦に臨める状況だ。今季ここまで不調ながら、ここ2試合で3ゴールと状態を上げているFWネレスの活躍に注目だ。

守備に徹しながら先制したものの、試合終了間際の被弾でリールに引き分けに持ち込まれたバレンシアは、その後のリーグ戦で1勝1分け1敗と五分の成績を残した。メスタージャで行われる再戦で確実に勝利し、上位2チームに追走したい。

PR
関連ニュース

36歳アチェルビへの信頼揺るがず インテルが次にCBを獲得するのは2025年夏?

インテルがイタリア代表DFフランチェスコ・アチェルビ(36)とのさらなる契約延長も考慮か。 30代突入以降に脂が乗ったセンターバック、アチェルビ。昨季ラツィオからの1年レンタルで最終ラインのリーダーとなり、今季35歳(昨夏当時)にして2年契約を勝ち取るほどの活躍を披露した。 迎えた今季は開幕こそケガで出遅れるも、その後はふくらはぎを痛めた2月の一時期を除いてフル稼働。外野の我々に真偽不明な人種差別発言問題もあったなか、直近のスクデットゲームは古巣ミラン相手に先制へディング弾を叩き込んでいる。 そんなアチェルビ、イタリア『カルチョメルカート』によると、同じくベテランのオランダ代表DFステファン・デ・フライ(32)と共に来季も重要戦力に位置付けられるとのこと。 シモーネ・インザーギ監督は、抜群のチームワークを誇るジュゼッペ・マロッタCEO、ピエロ・アウシリオSDに対し、アチェルビとデ・フライの正統な後継者となり得る「大きな投資」を、2025年夏まで持ち越すことを要望中だという。 また、前述の通り、契約は2025年6月まであと約1年残っているが、これもさらに延長される可能性が。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』いわく、今季終了後に社内での協議、代理人との協議があるとのことだ。 2024.04.26 10:50 Fri

「コンテはよせ」ミラニスタのロンバルディア州知事、愛するクラブへ直球意見「私は…が好きだ!」

州都ミラノのイタリア・ロンバルディア州。その知事がミランについて口を開いた。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 ミラノ市民を真っ二つに分断するミラノ・ダービー。そんな大舞台でインテルのスクデットが決まった今季のセリエA。敗れたミランは5日間でEL敗退と宿敵へのスクデット“贈与”、2つの悲劇を味わい、これに伴い、ステファノ・ピオリ監督(58)の退任も確定事項扱いとなった感がある。 さて、ミラノの一般市民がインテルかミラン、どちらかを応援するなら、それは行政の人間たちも同じ。 ミラノを州都とするロンバルディア州のアッティリオ・フォンタナ知事(72)は、かつて故シルヴィオ・ベルルスコーニ元首相(元ミランオーナー)が結成した中道右派連合出身の政治家で、自身も筋金入りのミラニスタとして知られる。 この度サン・シーロで地元メディア主催のトークイベントに登壇したフォンタナ知事。ミランとインテルが独自に推進し出した新スタジアム構想問題とともに、愛するミランの指揮官人事についても言及。どストレートに意見をぶつけた。 「アントニオ・コンテはよしてくれ。彼が率いるミランには期待できない。素晴らしい監督かもしれないが、彼はいつもチームに過度なストレスを与える。長期的な計画も立てれない」 「私はデ・ゼルビが好きだ!」 フォンタナ知事は、現職ピオリの後任として、ブライトン&ホーヴ・アルビオンを率いる新時代のイタリア人指揮官、ロベルト・デ・ゼルビ監督(44)がお気に入りのようだ。 2024.04.24 18:30 Wed

「メンタルが壊れてしまってね」ダンフリースが精神状態悪化を明かす「今も引きずってる感じ」

インテルのオランダ代表MFデンゼル・ダンフリース(28)。ここ数カ月の精神状態悪化を明かし、今夏退団噂の去就についても軽く触れた。 2021年夏にインテル加入のダンフリース。以後、22年夏、23年夏と1年おきに売却が噂されており、今季は自身初のスクデットも、序列を落として右ウイングバックの2番手となっている。 その一方、2025年夏までとなっている契約の延長については、水面下で協議が停滞していることが判明済み。昇給を求めるダンフリース側と、一定の額しか提示しないインテルという構図とされる。 試合終盤の一悶着で自身も退場となったスクデット・ゲーム、ミラン戦後、母国メディア『ZIggo』に序列低下や去就を問われたダンフリース。ここ数カ月、自らの精神状態があまり良くないと語る。 「最近途中出場が多い? 色んなことを書かれたし、アタランタ戦(2月29日)で痛めたハムストリングのせいだよ…って言いたいところだけど、実際は続きがある。少しばかりメンタルが壊れてしまってね。今日までそれを引きずっている感じだ」 「誰だって長くプレーしたいし、ピッチで重要な存在でいたい。この事実が拍車をかける形で、かなりの期間、イライラが治らなかったよ。救いはインザーギ(監督)がこれをいち早く理解してくれたことだろうか」 「僕はポジション的にもアップダウンが激しいから、100%の状態じゃなきゃ長くプレーするのは賢明ではない…と。僕にとって学びの期間だろうか。今も100%を取り戻すのに集中しているところだ」 一方で、去就については多くを語らず。ただ、基本的にはインテル残留が第一選択肢のようだ。 「まだスクデットを争っていたし、僕としてはユーロ2024も近い。そこまで本格的に話し合える状況じゃなかったと思う。結末はわからないけど、話し合いは順調に推移している。なるべく早いうちに再開すると期待しているよ」 2024.04.24 13:50 Wed

充実のスカッドで3季ぶり栄冠…インテルが新たに刺激を与えるべきポジションとは「…を呼び戻してはどうだろう?」

インテルの補強ポイントやいかに。『フットボール・イタリア』が伝えている。 3季ぶりスクデットのインテル。ジュゼッペ・マロッタCEOが用意した選手たちを、シモーネ・インザーギ監督らコーチ陣が上手く調理し、今季のインテルは国内敵なしと言ってもよいほど強い。“5試合を残して優勝”がその証か。 ご存知の方も多い通り、現インテルは[3-1-4-2]の各ポジションに最低2人ずつ実力者を揃える充実のスカッド。ただ、現状維持は停滞。来季の成功も見据えるなら、今夏の移籍市場を通じ、既存戦力に刺激と競争力を与えることが大事になる。 すでにナポリからポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキ(29)、ポルトからイラン代表FWメフディ・タレミ(31)…2選手のゼロ円獲得が確定事項として扱われるなか、インテルOBの元イタリア代表FWアルド・セレーナ氏は、今夏のさらなる改善ポイントをまず「2トップ」に見出す。 「マルコ・アルナウトビッチとアレクシス・サンチェスの2人は、アタッカーとしてのタイプ的にも、インザーギ(監督)の仕事を少し楽にさせた存在だったと思う。来季は欧州経験も豊富なタレミと契約するらしいね。まさに前進の一歩だ」 「しかし、攻撃面で現チームにはない解決策、選択肢をインザーギに与えるべきかとも思う。グズムンドソンだ。彼の卓越したドリブルは素晴らしい。それに、ヴァレンティン・カルボーニもモンツァから呼び戻してはどうだろう」 セレーナ氏が言及したアイスランド代表FWアルベルト・グズムンドソン(26)は、ジェノアで2トップの一角を任され、攻撃時はシャドー気味に自由なドリブルでチャンスメイク。インテルが獲得に興味を示していることが判明済みだ。 カルボーニはインテルから武者修行中の19歳で、先月アルゼンチン代表デビューも飾った新鋭。両ワイドに2列目中央、シャドー…あらゆるポジションをモンツァで経験中のアタッカーだ。 セレーナ氏は一方で「中盤」についても短く言及。カルチョ屈指の鉄人、元アルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンは、もう来季は現在のように稼働できないとの見立てを示している。 「ムヒタリアンの奮闘は見事だね。ただ、もう35歳で、ここから何年もインテルに残るわけではなかろうし、来季もどうだろう。その点、ジエリンスキとの契約で先手を打ったのは素晴らしい」 2024.04.24 13:00 Wed

カラブリアに2試合停止処分…ミラノ・ダービーで退場した3選手の処分決定

セリエA第33節のミランvsインテルで退場した3選手への処分が決定した。 22日に行われ、2-1でインテルの勝利に終わった同試合では元々のライバル関係に加え、結果次第で優勝が決まる一戦であったため試合終盤は荒れ模様の展開に。 その中でミランのDFダビデ・カラブリア、DFテオ・エルナンデス、インテルのMFデンゼル・ダンフリースの合計3選手に退場処分が科されていた。 イタリアのスポーツ裁判所は23日、その3選手に対する処分を発表した。 93分にピッチ内で小競り合いを起こし、喧嘩両成敗の形でいずれもレッドカードを掲示されたテオ・エルナンデスとダンフリースに関しては、1試合の出場停止処分と、罰金1万ユーロ(約165万円)を科した。 また、95分にインテルMFダビデ・フラッテージの顔面にパンチを見舞い退場処分となったカラブリアには、2試合の出場停止処分が科されることになった。 その他、インテル戦で今季5枚目のイエローカードを受けたDFフィカヨ・トモリも累積警告で次節のユベントス戦を欠場することとなった。 2024.04.23 23:00 Tue
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly