バイエルン、終盤の2発で2部ボーフムに冷や汗の逆転勝利《DFBポカール》

2019.10.30 05:53 Wed
Getty Images
バイエルンは29日、DFBポカール2回戦でボーフムとのアウェイ戦に臨み、2-1で逆転勝利した。

8月12日に行われた初戦のコットブス戦を3-1と快勝したバイエルンは、3日前に行われ2-1と勝利した直近のウニオン・ベルリン戦のスタメンから3選手を変更。レヴァンドフスキ、コウチーニョ、ミュラーに代えてニャブリ、ゴレツカ、トリソを起用した。
2部で16位に位置するボーフムに対し、[4-3-3]で臨んだバイエルンは3トップに右からペリシッチ、ニャブリ、コマンと並べた。そのバイエルンは立ち上がり、パヴァールのミスから大ピンチを迎えたが、相手のシュートミスに助けられた。

その後も攻守の切り替えの早い展開で推移する中、15分に決定機。ボックス左に侵入したコマンがカットインからシュート。だが、わずかに枠の右上に外れた。

続く16分にもトリソのボレーシュートでGKを強襲したバイエルンは、直後のCKからペリシッチのヘディングシュートが枠を捉えたが、ここもGKの守備範囲だった。
前半半ば以降はハーフコートゲームを続けたバイエルンだったが、36分に失点する。キミッヒが突破を許してブルームに鋭いクロスを上げられると、クリアにかかったアルフォンソ・デイビスのオウンゴールを誘った。

後半からペリシッチに代えてレヴァンドフスキを投入したバイエルンは、3トップ右にニャブリ、左にコマンを据えた。しかし、攻撃のギアが上がりきらず57分にはゴレツカに代えてコウチーニョを投入した。

それでもシュートシーンを作れず65分に3枚目の交代カードを切る。トリソに代えてミュラーを投入した。

すると69分にチャンス。左サイドからコマンの上げたクロスにレヴァンドフスキがヘッド。だが、わずかに枠の右に外れた。

それでも終盤の83分に追いついた。右サイドからのキミッヒのクロスにファーサイドのニャブリがボレーで流し込んだ。

そして88分に退場者を出したボーフムに対し、バイエルンは89分に逆転した。左サイドからのコウチーニョのサイドチェンジをボックス右のコマンがダイレクトで折り返し、ゴール前のミュラーが身体ごと押し込んだ。

これが決勝点となってバイエルンが冷や汗の逆転勝利。何とか3回戦に進出している。

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引く手あまたのオリーズがバイエルン行きを決断! 今後はクラブ間交渉が本格化

クリスタル・パレスのU-23フランス代表MFマイケル・オリーズ(22)がバイエルン移籍を決断したようだ。イギリス『The Athletic』が報じている。 今シーズンは2度の負傷離脱もあり、プレミアリーグで19試合のプレーにとどまったが、10ゴール6アシストとキャリアハイの成績を残したオリーズ。 昨夏、チェルシー行きが取り沙汰された中、最終的にイーグルスとの新たな4年契約にサインしたものの、今夏の移籍市場では再挑戦を狙うブルーズに加え、マンチェスターの両雄、ニューカッスルと錚々たるクラブが獲得に乗り出していた。 ここ最近の報道ではパレスに選手サイドとの交渉の許可を求めたチェルシーがより具体的な動きを見せていたが、6000万ポンド(約121億円)程度とみられる契約解除条項、高額なサラリー面など諸々のコストの支払いが困難と判断し、最終的に撤退を決断した模様だ。 一方、同じく有力な候補に挙がっていたバイエルンはオリーズとの個人間での合意を受け、クラブ間の交渉を本格化させる見込み。現時点で前述の契約解除条項を行使するのか、クラブ間の交渉でより安価な金額で獲得するかは不明だが、移籍の可能性は非常に高いとみられる。 2024.06.22 06:45 Sat

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