【プレミア注目プレビュー】昨季CL決勝で明暗分かれた両雄による再戦!《リバプールvsトッテナム》
2019.10.27 13:00 Sun
プレミアリーグ第10節、リバプールvsトッテナムが日本時間27日25:30にアンフィールドでキックオフされる。昨季、チャンピオンズリーグ(CL)決勝での明暗が今季にも響く形となった両雄による注目のビッグマッチだ。
開幕から8連勝と最高のスタートを切ったリバプールだが、前節は不得手とするオールド・トラフォードでのマンチェスター・ユナイテッド戦を辛くも1-1のドローで終え、昨季から続いたプレミアリーグでの連勝記録が「17」でストップ。それでも、直近のCLヘンク戦ではターンオーバーを図った中、MFチェンバレンの2ゴールの活躍などによって4-1の快勝。CLグループステージにおけるアウェイゲームの連敗を「4」でストップした。
一方、開幕から低調な戦いぶりが続くトッテナムは前節、最下位のワトフォード相手のホームゲームを辛くも1-1のドローで終え、前々節のブライトン戦での大敗を含め格下相手に2戦未勝利に。ポチェッティーノ監督の進退問題も囁かれ始めるも、直近のCLツルヴェナ・ズヴェズダ戦ではFWケインとFWソン・フンミンが2ゴールずつを奪うなど、CLでのクラブ史上最多得点差となる5-0の快勝を収め、ここ最近の停滞ムードを払しょくすることに成功した。
直近の公式戦2試合ではリーグ戦の1-1のドロー、CLでの大勝と同じリズムとなっているが、チーム状態に関しては天と地ほどの差がある。その中でリバプールが無敗街道を貫くか、あるいはトッテナムが巻き返しのキッカケを掴むことになるのか。
なお、昨シーズンの両者の対戦成績はリバプールの3戦全勝。とはいえ、序盤のPKが勝敗を分けたCL決勝、試合最終盤のオウンゴールが決勝点となったアンフィールドでの前回対戦を含め、いずれも接戦に終わっている。ただ、2011年5月の敗戦以降、リバプールは対トッテナムのホームゲームで8戦無敗(5勝3分け)と圧倒的な戦績を残しており、ホームチームの優位は揺るがない。
▽リバプール予想スタメン

GK:アリソン
DF:アーノルド、マティプ、ファン・ダイク、ロバートソン
MF:ヘンダーソン、ファビーニョ、ワイナルドゥム
FW:サラー、フィルミノ、マネ
負傷者:DFマティプ、DFクライン、FWシャキリ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはクラインとシャキリが引き続き欠場となる。一方、いずれも軽傷を抱えるアーノルドとマティプについては前者の復帰は濃厚も、後者に関しては試合当日に起用の可否を決める予定だ。
スタメンに関してはマティプを含め直近のヘンク戦で温存された主力の復帰が想定される。
▽トッテナム予想スタメン

GK:ガッサニーガ
DF:フォイス、ダビンソン・サンチェス、ヴェルトンゲン、ローズ
MF:ムサ・シソコ、ウィンクス、エンドンベレ
FW:ラメラ、ケイン、ソン・フンミン
負傷者:GKロリス
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては守護神のロリスが引き続き欠場となる一方、セセニョンの練習復帰によってそれ以外の全選手が起用可能だ。
システムとスタメンに関しては幾つかの形が想定される。[5-4-1]に近い守備的な形、デレ・アリあるいはエリクセンをトップ下に配した[4-2-3-1]の双方も考えられるが、ウィンクスとエンドンベレ、ムサ・シソコで中盤の強度を高めた[4-3-3]の採用を予想する。
★注目選手
◆リバプール:DFヴィルヒル・ファン・ダイク

リバプールの注目プレーヤーはディフェンスリーダーのファン・ダイクだ。昨シーズン、守護神アリソンと共にリバプールの堅守構築に貢献したファン・ダイクは今季も引き続き安定したパフォーマンスを披露。ただ、直近の公式戦4試合で連続失点が続いている中、そのパフォーマンスにやや陰りが見える。3失点を喫したザルツブルク戦ではFWファン・ヒチャン、ユナイテッド戦ではFWラッシュフォードとアジリティに優れるアタッカーに後手の対応を踏むなど、ややらしくない場面も目立っている。そのため、今節ではチームに5試合ぶりのクリーンシートをもたらすパフォーマンスを期待したいところだ。
昨季、1年を通じて安定したパフォーマンスを披露したオランダ代表だが、現世界最高のセンターバックという評価を確立するうえで、大きな役割を果たしたのは奇しくもトッテナムとの2試合だった。昨季アンフィールドでの前回対戦では1対2の数的不利のカウンターを浴びた中、FWソン・フンミンとMFムサ・シソコの2人を1人で手玉に取るパーフェクトディフェンスを披露。また、CL決勝ではケインを完璧に封殺する見事な守備で欧州制覇に貢献していた。今回の一戦でもその再現を狙い、自身初のバロンドール獲得に向けアピールしたい。
◆トッテナム:MFエリク・ラメラ

トッテナムの注目プレーヤーは苦境が続くチームの中で好パフォーマンスを続けるラメラだ。昨シーズン終盤に長らく苦しんだ臀部のケガから解放された27歳のアルゼンチン代表は、プレシーズンから攻守両面で安定したパフォーマンスを披露。司令塔エリクセンやデレ・アリ、昨季躍動したルーカス・モウラが軒並みパフォーマンスを落としている中で2列目のポジションを確保。ここまで13試合3ゴール3アシストの数字を残し、直近のツルヴェナ・ズヴェズダ戦ではクラブ通算200試合出場を1ゴール2アシストの圧巻のパフォーマンスで自ら祝福している。
抜群のボールキープに精度の高いラストパス、質の高い左足のフィニッシュに加え、やや好戦的過ぎるきらいはあるものの、高い攻守の切り替えの意識は前述の3選手に最も欠けている部分であり、苦境のチームを大いに助けている。世界屈指のトランジションを誇るリバプール戦ではその特長の1つが求められる展開になるはずだ。また、意外にもビッグマッチに強いラメラは、対リバプールとの通算6度のリーグ戦で1ゴール3アシストを記録。一昨シーズンのアンフィールドでは1アシストに加え、試合終了間際の“微妙”なPK奪取に成功している。先発か途中出場のいずれかは不明だが、今回の一戦でもキープレーヤーとなるはずだ。
開幕から8連勝と最高のスタートを切ったリバプールだが、前節は不得手とするオールド・トラフォードでのマンチェスター・ユナイテッド戦を辛くも1-1のドローで終え、昨季から続いたプレミアリーグでの連勝記録が「17」でストップ。それでも、直近のCLヘンク戦ではターンオーバーを図った中、MFチェンバレンの2ゴールの活躍などによって4-1の快勝。CLグループステージにおけるアウェイゲームの連敗を「4」でストップした。
一方、開幕から低調な戦いぶりが続くトッテナムは前節、最下位のワトフォード相手のホームゲームを辛くも1-1のドローで終え、前々節のブライトン戦での大敗を含め格下相手に2戦未勝利に。ポチェッティーノ監督の進退問題も囁かれ始めるも、直近のCLツルヴェナ・ズヴェズダ戦ではFWケインとFWソン・フンミンが2ゴールずつを奪うなど、CLでのクラブ史上最多得点差となる5-0の快勝を収め、ここ最近の停滞ムードを払しょくすることに成功した。
なお、昨シーズンの両者の対戦成績はリバプールの3戦全勝。とはいえ、序盤のPKが勝敗を分けたCL決勝、試合最終盤のオウンゴールが決勝点となったアンフィールドでの前回対戦を含め、いずれも接戦に終わっている。ただ、2011年5月の敗戦以降、リバプールは対トッテナムのホームゲームで8戦無敗(5勝3分け)と圧倒的な戦績を残しており、ホームチームの優位は揺るがない。
◆リバプール◆
【4-3-3】
【4-3-3】
▽リバプール予想スタメン

(C)CWS Brains, LTD.
GK:アリソン
DF:アーノルド、マティプ、ファン・ダイク、ロバートソン
MF:ヘンダーソン、ファビーニョ、ワイナルドゥム
FW:サラー、フィルミノ、マネ
負傷者:DFマティプ、DFクライン、FWシャキリ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはクラインとシャキリが引き続き欠場となる。一方、いずれも軽傷を抱えるアーノルドとマティプについては前者の復帰は濃厚も、後者に関しては試合当日に起用の可否を決める予定だ。
スタメンに関してはマティプを含め直近のヘンク戦で温存された主力の復帰が想定される。
◆トッテナム◆
【4-3-3】
【4-3-3】
▽トッテナム予想スタメン

(C)CWS Brains, LTD.
GK:ガッサニーガ
DF:フォイス、ダビンソン・サンチェス、ヴェルトンゲン、ローズ
MF:ムサ・シソコ、ウィンクス、エンドンベレ
FW:ラメラ、ケイン、ソン・フンミン
負傷者:GKロリス
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては守護神のロリスが引き続き欠場となる一方、セセニョンの練習復帰によってそれ以外の全選手が起用可能だ。
システムとスタメンに関しては幾つかの形が想定される。[5-4-1]に近い守備的な形、デレ・アリあるいはエリクセンをトップ下に配した[4-2-3-1]の双方も考えられるが、ウィンクスとエンドンベレ、ムサ・シソコで中盤の強度を高めた[4-3-3]の採用を予想する。
★注目選手
◆リバプール:DFヴィルヒル・ファン・ダイク

Getty Images
リバプールの注目プレーヤーはディフェンスリーダーのファン・ダイクだ。昨シーズン、守護神アリソンと共にリバプールの堅守構築に貢献したファン・ダイクは今季も引き続き安定したパフォーマンスを披露。ただ、直近の公式戦4試合で連続失点が続いている中、そのパフォーマンスにやや陰りが見える。3失点を喫したザルツブルク戦ではFWファン・ヒチャン、ユナイテッド戦ではFWラッシュフォードとアジリティに優れるアタッカーに後手の対応を踏むなど、ややらしくない場面も目立っている。そのため、今節ではチームに5試合ぶりのクリーンシートをもたらすパフォーマンスを期待したいところだ。
昨季、1年を通じて安定したパフォーマンスを披露したオランダ代表だが、現世界最高のセンターバックという評価を確立するうえで、大きな役割を果たしたのは奇しくもトッテナムとの2試合だった。昨季アンフィールドでの前回対戦では1対2の数的不利のカウンターを浴びた中、FWソン・フンミンとMFムサ・シソコの2人を1人で手玉に取るパーフェクトディフェンスを披露。また、CL決勝ではケインを完璧に封殺する見事な守備で欧州制覇に貢献していた。今回の一戦でもその再現を狙い、自身初のバロンドール獲得に向けアピールしたい。
◆トッテナム:MFエリク・ラメラ

Getty Images
トッテナムの注目プレーヤーは苦境が続くチームの中で好パフォーマンスを続けるラメラだ。昨シーズン終盤に長らく苦しんだ臀部のケガから解放された27歳のアルゼンチン代表は、プレシーズンから攻守両面で安定したパフォーマンスを披露。司令塔エリクセンやデレ・アリ、昨季躍動したルーカス・モウラが軒並みパフォーマンスを落としている中で2列目のポジションを確保。ここまで13試合3ゴール3アシストの数字を残し、直近のツルヴェナ・ズヴェズダ戦ではクラブ通算200試合出場を1ゴール2アシストの圧巻のパフォーマンスで自ら祝福している。
抜群のボールキープに精度の高いラストパス、質の高い左足のフィニッシュに加え、やや好戦的過ぎるきらいはあるものの、高い攻守の切り替えの意識は前述の3選手に最も欠けている部分であり、苦境のチームを大いに助けている。世界屈指のトランジションを誇るリバプール戦ではその特長の1つが求められる展開になるはずだ。また、意外にもビッグマッチに強いラメラは、対リバプールとの通算6度のリーグ戦で1ゴール3アシストを記録。一昨シーズンのアンフィールドでは1アシストに加え、試合終了間際の“微妙”なPK奪取に成功している。先発か途中出場のいずれかは不明だが、今回の一戦でもキープレーヤーとなるはずだ。
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