ナポリが南野フル出場のザルツブルクを3発粉砕! 無敗で首位キープ《CL》

2019.10.24 06:09 Thu
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・グループE第3節、ザルツブルクvsナポリが23日に行われ、3-2でナポリが勝利した。ザルツブルクの南野拓実はフル出場、奥川雅也はベンチ入りも出番はなかった。

ここまで1勝1敗で2位につけるザルツブルクと、1勝1分けの首位ナポリが激突した一戦。

3日に行われた第2節のリバプール戦は、4-3の死闘の末に惜しくも敗れたザルツブルク。その後のリーグ戦は1勝1分けで未だ無敗をキープし首位につけている。今節は直近のシュトゥルム戦でベンチスタートとなった南野が先発入り。一方で奥川はベンチスタートとなった。
対するナポリは、開幕節で王者リバプール相手に快勝を収めながらも、前節は格下ヘンクとゴールレスドローに終わった。それでも首位で迎える今節、2-0で勝利した直近のヴェローナ戦からは、4人がスタメン変更となった。

立ち上がりから激しくボールを奪いに来るザルツブルクの守備を掻い潜ってナポリがチャンスを迎える。キックオフから55秒、左から上げたクロスが相手に当たって跳ね上がると、これをメルテンスがボレーシュート。GK強襲の一撃だったがゴールは許してもらえなかった。
ナポリがポゼッションを高める中、ザルツブルクは8分、高い位置でボールを奪ってシュートに繋げると、ナポリ守備陣に当たってゴール前にこぼれたボールをハーランドが素早く流し込む。しかし、VARにより主審はオフサイドと判定。ゴールは取り消しとなった。

序盤から互いにチャンスを作る好試合が動いたのは17分のことだった。右サイドのマルキュイから浮き球のパスが送られると、ボックス手前のカジェホンは頭でゴール前へ。これに走り込んだメルテンスが右の角度のないところからGKスタンコビッチの頭上を抜くシュートを叩き込み、ナポリが先制に成功した。

しかし、その後はザルツブルクが押し戻す。ポゼッションも五分五分に近づく中で、24分にハーランドが味方のスルーパスからシュートへ。その直後には、今度は南野のスルーパスから再びハーランドがシュートに持ち込むが、GKメレトが顔面ブロックでナポリを救う。

ナポリ守護神が活躍する一方で、ザルツブルクのGKスタンコビッチが33分に足を痛めてカルロス・ミゲルと負傷交代を余儀なくされてしまう。36分のダカのシュートもGKメレトに止められる中で迎えた40分、ドリブルで仕掛けたファン・ヒチャンがマルキュイに倒されPKを獲得。これをハーランドが決めて試合を振出しに戻した。

後半もめまぐるしく攻守が切り替わる中、ナポリが再び勝ち越しに成功する。64分、アランとのパス交換で右サイドを突破したマルキュイがクロス。手前のDFに当たって流れると、ボックス左のメルテンスがダイレクトで丁寧に蹴り込んでネットを揺らした。

しかし、好調のザルツブルクも必死に抵抗。72分、南野のシュートで得た左CKの場面、一度跳ね返されたボールをもう一度入れなおすと、ユヌゾビッチのクロスをハーランドが頭で合わせて再び同点とした。

ところがその直後、ナポリは失点のリスタートからクリバリが前線へロングボールを供給。これに反応したメルテンスが右サイドからワンタッチで中に折り返すと、途中出場のインシーニェがトラップから上手く流し込み、三度勝ち越しに成功した。

息もつかせない白熱した試合は終盤になっても継続。ナポリはジョレンテやエルマスといったフレッシュな選手を投入し応戦する。ザルツブルクは85分にハーランドがハットトリックを狙ったが、ボックス内から放ったシュートはわずかに右に外れた。

そして、点の奪い合いとなったレッドブル・アレーナでの一戦はアウェイのナポリに軍配。2勝1分けで首位をキープした。一方のザルツブルクはこれで2敗目となった。

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