サラーの復帰弾など4発のリバプールが伊東先発のヘンクを撃破!《CL》

チャンピオンズリーグ(CL)グループE第3節のヘンクvsリバプールが23日に行われ、1-4でリバプールが勝利した。ヘンクの伊東純也は、87分までプレーしている。

前節のナポリ戦をゴールレスドローで終えたグループ最下位のヘンクが、ホームに首位リバプールを迎えた一戦。直近のリーグ戦でスタンダール・リエージュに敗れたヘンクは、その試合から先発を2人変更。ハジとデュアエストに代えてオヌアチュとクエスタを先発で起用。CL3戦連続の先発となった伊東は[4-4-1-1]の右MFでスタートした。

一方、前節のザルツブルク戦を4-3で辛勝したリバプールは、ドローで終えた直近のマンチェスター・ユナイテッド戦から先発を5人変更。オリジやヘンダーソン、ワイナルドゥム、アーノルドらに代えて負傷明けのサラーやチェンバレン、ナビ・ケイタ、ロブレンらが先発に名を連ねた。
試合は開始早々に動く。リバプールは2分、ファビーニョのパスをバイタルエリア中央で受けたチェンバレンが素早く右足を振り抜くと、このシュートがゴール左隅に吸い込まれた。

先制を許したヘンクだが、すぐに反撃に転じる。8分、クエスタのロングパスから相手DFの裏に抜け出したオヌアチュに決定機が訪れたが、シュートはGKアリソンの好セーブに阻まれた。試合の主導権を握るリバプールは25分、右サイドを持ち上がったミルナーがバイタルエリアへ斜めの鋭いパスを入れると、サディオ・マネの落としをボックス手前のフィルミノがラボーナでゴール前に供給。このワンツーで抜け出したマネはバランスを崩しながら右足を振り抜いたが、シュートはGKクーケが右足で弾く。

ヘンクは直後の26分、オヌアチュのパスで右サイドを抜け出した伊東のクロスからサマタがヘディングシュートを叩き込んだが、VARで伊東のポジションがわずかにオフサイドと判定され、ゴールは取り消された。

ハーフタイムにかけてはヘンクが押し込むシーンを増やしたが、ゴールネットは揺らすことができず。前半はリバプールの1点リードで終了した。

迎えた後半、再びスコアを動かしたのリバプール。57分、ボックス左でパスを受けたフィルミノの折り返しをペナルティアーク内に走り込んだチェンバレンが右足アウトサイドで合わせると、このシュートがクロスバーの内側を叩いてゴールマウスに吸い込まれた。

リードを広げたリバプールは、63分にロバートソンを下げてJ・ゴメス、73分にチェンバレンを下げてワイナルドゥムを投入。すると77分、中盤でのボール奪取からカウンターを仕掛けると、ワイナルドゥム、フィルミノ、サラーとパスを繋ぎ、最後はゴール前に抜け出したマネがチップキックでゴールネットを揺らした。

さらに87分には、マネのパスをペナルティエリア手前で受けたサラーが反転で相手DF2人をかわすと、ゴール左隅にシュートを流し込み試合を決定づける4点目。

直後に伊東を下げてハジを投入したヘンクは、88分にオデイのゴールで1点を返したが反撃はここまで。サラーの復帰弾などで4ゴールを挙げたリバプールがGS連勝。一方、敗れたヘンクのCL初勝利は今節もお預けとなった。