ジュニオール・ドゥトラの移籍後初ゴールが決勝点! 鳥栖を退けた清水が5年ぶりの準決勝進出《天皇杯》

2019.10.23 21:45 Wed
第99回天皇杯全日本サッカー選手権準々決勝のサガン鳥栖vs清水エスパルスが、23日に駅前不動産スタジアムで行われ、1-0で清水が勝利。この結果、清水が5年ぶりの準決勝進出を果たした。
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ラウンド16でセレッソ大阪に4-2で勝利した鳥栖は、2-2で引き分けた直近のジュビロ磐田戦からスタメンを5名変更。原川、金井、福田、イサック・クエンカ、豊田に代えて原、小野、松岡、趙東建、安庸佑を起用した。一方、ラウンド16で磐田との静岡ダービーをPK戦の末に制した清水は、1-2で敗れた直近のサンフレッチェ広島戦からスタメンを3名変更。大久保、鎌田、六平に代わって西部、立田、ジュニオール・ドゥトラが先発に名を連ねた。
激しい雨が降り注ぐ中で始まった試合は2分、鳥栖の松岡が供給したクロスの流れからバイタルエリア右の原が弾道の低いシュート。枠を捉えたものの、GK西部が弾き出した。

難を逃れた清水は15分にスコアを動かす。敵陣中央でボールを受けた河井がドリブルで持ち運び、ディフェンス3人を交わしてからスルーパス。ボックス右に走り込んだジュニオール・ドゥトラが右足を振り抜くと、左ポストに当たったシュートがそのままゴールに吸い込まれた。
ドゥトラの移籍後初ゴールで均衡が破れた中、その後はスリッピーなピッチに苦戦する両チーム。互いに浮き球を駆使しながら攻撃を組み立てるも、アタッキングサードでの正確性を欠きシュートまで持ち込まず、時間が推移していく。

その中で清水は41分、ボックス手前で金子がプレッシャーをかけると相手DFのミスを誘発。ルーズボールを拾ったドウグラスがすぐさまシュートまで持ち込むも、GK高丘の好セーブに遭った。

1点ビハインドの鳥栖は後半開始から福田を投入すると、この交代によって攻撃が活性化。52分にはルーズボールを拾った原がバイタルエリア右から強烈なシュートを放つも、またしてもGK西部が立ちはだかった。

64分に小野がシュートを放つなど攻め立てる鳥栖は77分、ドリブルで持ち運んだ小野がボックス左で清水MFの竹内に倒されてPKを獲得。しかし、直後に主審と副審が確認を取り合った結果、PKが取り消しとなった。

絶好機の同点機会を逸した鳥栖に更なるアクシデント。85分には立田にファウルをした金崎がこの日2枚目のイエローカードを貰い、退場処分となる。

その後、10人の鳥栖のパワープレーを凌いだ清水が1-0で逃げ切り、5大会ぶりの4強入り。12月21日に決勝進出をかけてヴィッセル神戸と激突する。

サガン鳥栖 0-1清水エスパルス
【清水】
ジュニオール・ドゥトラ(前15)


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