【CLグループ第3節プレビュー②】インテルvsドルトムント開催!南野と伊東が強豪と対戦

2019.10.23 18:00 Wed
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第3節の8試合が23日に開催される。ここではE~Hの第3節のマッチプレビューを紹介していく。

★CLグループステージ第3節
▽10/23(水)
《25:55》
◆グループG
ライプツィヒ vs ゼニト

◆グループH
アヤックス vs チェルシー
《28:00》
◆グループE
ヘンク vs リバプール
ザルツブルク vs ナポリ

◆グループF
インテル vs ドルトムント
スラビア・プラハ vs バルセロナ
◆グループG
ベンフィカ vs リヨン

◆グループH
リール vs バレンシア

◆グループE:南野がナポリと、伊東がリバプールと対戦
Getty Images

第2節ではMF南野がリバプール相手に1ゴール1アシストの鮮烈な活躍を見せたものの、ザルツブルクは3-4で競り負けた。そしてMF伊東がフル出場したヘンクはナポリ相手にゴールレスドローに持ち込む粘りを見せた。迎える第3節、南野とMF奥川擁するザルツブルクはナポリと、伊東のヘンクはリバプールと対戦する。

前節リバプール戦では0-3とリードを広げられながら一時同点に追いつく意地を見せたザルツブルク。欧州王者相手に底力を見せた中、今節はイタリアの強豪ナポリをホームに迎える。リバプール戦で躍動した南野がナポリ相手にも活躍を見せられるかが最大の注目となるが、世界屈指のDFクリバリ擁するナポリ相手に南野はチームを勝利に導くゴールを決められるか。

一方のナポリは前節ヘンク戦を痛恨のゴールレスドローに終わり、1勝1分けスタートとなった。ここで勝利を逃すと大混戦の様相を呈しそうなだけに必勝を期したい。公式戦2試合連続ゴールレスドローに終わっていた中、直近のセリエA・ヴェローナ戦ではFWメルテンスを温存した中、FWミリクの2発で勝利し、悪い流れを断ち切ったが、ナポリ同様に圧倒的な攻撃力を誇るザルツブルクに勝利となるか。

前節ナポリ戦では右MFでフル出場し、攻守に一定の存在感を見せた伊東。チームの勝ち点1獲得に貢献した中、リバプール戦では無尽蔵のスタミナを擁すDFロバートソンとマッチアップする形となるが、ナポリ戦に続き存在感を示せるかに注目だ。

対する1勝1敗スタートとしたリバプールは、直近のプレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド戦では苦手のオールド・トラフォードで何とか引き分けに持ち込んだ。プレミアリーグでの開幕からの連勝が8で止まった中、グループ最弱と見られるヘンク相手には必勝としたい。

◆グループF: 2位抜け狙うインテルとドルトムントが激突
Getty Images

グループFでは前節バルセロナがインテルに2-1と逆転勝利し、ドルトムントがスラビア・プラハに辛勝して、バルセロナとドルトムントが1勝1分けスタートとした。迎える第3節では2位争いになるであろうインテルとドルトムントのビッグマッチが行われる。

前節バルセロナ戦では善戦しながらも1-2と逆転負けしたインテル。1分け1敗スタートとなった中、必勝が求められるドルトムント戦となるが、セリエAでは好調を維持している。前々節ユベントス戦で初黒星を喫したものの、直近のセリエAではサッスオーロに4-3と逃げ切り、7勝1敗の好成績を収めている。セリエAでの好調をCLに持ち込めるかに注目だ。

対するドルトムントは前節スラビア戦では伏兵DFハキミの2ゴールで厳しい試合を制し、初勝利を挙げた。そして直近のブンデスリーガ、ボルシアMG戦では首位チーム相手にMFロイス弾で競り勝ち、リーグ戦4試合ぶりの勝利を飾った。ただ、殊勲のロイスがコンディション不良によりインテル戦を欠場することになったのは痛手。規律違反によりボルシアMG戦で出番のなかったMFサンチョの奮起に期待が懸かる。

FWスアレスの圧巻の活躍でインテルを退け、初勝利を手にしたバルセロナは、スラビアとのアウェイ戦に臨む。FWメッシが復帰し本調子に近い状態のバルセロナは、直近のエイバル戦を3-0と快勝し、ラ・リーガで首位に浮上した。組織的な守備と正確なポゼッションでここまで善戦を見せているスラビア相手に、格の違いを見せられるか。

◆グループG: 混戦を抜け出すのは
Getty Images

グループGでは前節、リヨンがライプツィヒを敵地で下し、ゼニトがベンフィカに快勝して、リヨンとゼニトが初勝利を挙げた。3チームが1勝で並ぶ混戦模様の中、第3節ではライプツィヒとゼニトが対戦する。

前節リヨン戦ではミスも絡み、ホームで痛恨の敗戦に終わったライプツィヒ。混戦を抜け出すにはゼニトとの連戦が鍵を握ることになりそうだが、2勝目を挙げられるか。

対するゼニトはFWアズムーンが好調。2試合連続でゴールを挙げ、チームに勝ち点をもたらしている。3戦連発でライプツィヒを下し、グループを優位に進めたい。

ライプツィヒ戦の勝利で1勝1分けスタートとしたリヨンは、まさかの連敗スタートとなったベンフィカとアウェイで対戦。ボールを持つことを好むベンフィカ相手にカウンターからFWデパイやFWデンベレのスピードで切り裂きたい。

◆グループH:2連勝のアヤックスがチェルシーと激突
Getty Images

グループHでは前節、アヤックスがバレンシアに敵地で3-0と勝利し2連勝スタートを切った。そして、チェルシーがリールに2-1と競り勝って初勝利を挙げた。迎える第3節、アヤックスとチェルシーが激突する。

バレンシア戦ではMFパレホのPK失敗や守護神オナナの活躍で勝利を手にしたアヤックス。連勝スタートでグループを優位に進められる状況となったが、チェルシーとの2連戦が決勝トーナメント進出に向けて山場となる。昨季同様にまとまりあるチームに仕上がっているチームは3連勝スタートとなるか。

対するチェルシーはランパード監督の下、若手主体のチームに変貌を遂げ、着実に成長を遂げている印象だ。公式戦5連勝中のチームは接戦を制す力強さも身に付けつつあり、クラブとして良い方向に向かっている様子。チェルシーとしてもアヤックスとの連戦はチーム力を測る格好の相手で今季を占う連戦となりそうだ。

そして、1勝1敗スタートとなったバレンシアとしては連敗スタートのリールを確実に下し、アヤックスとチェルシーが潰し合う隙を突きたい。

インテルの関連記事

元ブラジル代表DFルシオ氏(47)がブラジリア市内の病院に入院しており、集中治療室(ICU)で治療を受けているようだ。 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、ルシオ氏は15日に自宅で起きた事故により、体の様々な部分に火傷を負ったとのこと。 なお、入院先の病院は「ルシオ氏の容体は安定していて意識もは 2025.05.17 20:50 Sat
欧州サッカー連盟(UEFA)は12日、チャンピオンズリーグ(CL)の決勝戦を裁く審判団を発表した。 9月17日に開幕し白熱の戦いが繰り広げられた今大会も残すところフースバル・アレーナ・ミュンヘンで行われる決勝戦のみに。日本時間31日28時に行われる決勝戦に駒を進めたのが、初優勝を目指すパリ・サンジェルマン(PSG 2025.05.13 10:00 Tue
WOWOWは12日、独占放送するUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)の決勝でもライブビューイングを開催することを発表した。 白熱のUCLは決勝まで進んでおり、インテルとパリ・サンジェルマン(PSG)が勝ち残り。インテルは3年ぶり、PSGは5年ぶりの決勝となる 15年ぶりの優勝を目指すインテルと、初優勝を目 2025.05.12 14:15 Mon
インテルのシモーネ・インザーギ監督が11日にアウェイで行われ、2-0で勝利したセリエA第36節トリノ戦後にコメントした。 首位ナポリを4ポイント差で追う2位インテルは、延長戦の末に4-3で競り勝った5日前のバルセロナ戦を受けてターンオーバーを敢行。先発9人を入れ替えて臨んだ中、14分にMFニコラ・ザレフスキが見事 2025.05.12 13:30 Mon
インテルは11日、セリエA第36節でトリノとのアウェイ戦に臨み、2-0で勝利した。 バルセロナ戦狭間での前節エラス・ヴェローナ戦をウノゼロで制して首位ナポリを3ポイント差で追う2位インテル(勝ち点74)は、延長戦の末に4-3で競り勝った5日前のバルセロナ戦のスタメンからバストーニとビセック以外の9選手を変更して臨 2025.05.12 04:41 Mon

UEFAチャンピオンズリーグの関連記事

欧州サッカー連盟(UEFA)は12日、チャンピオンズリーグ(CL)の決勝戦を裁く審判団を発表した。 9月17日に開幕し白熱の戦いが繰り広げられた今大会も残すところフースバル・アレーナ・ミュンヘンで行われる決勝戦のみに。日本時間31日28時に行われる決勝戦に駒を進めたのが、初優勝を目指すパリ・サンジェルマン(PSG 2025.05.13 10:00 Tue
WOWOWは12日、独占放送するUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)の決勝でもライブビューイングを開催することを発表した。 白熱のUCLは決勝まで進んでおり、インテルとパリ・サンジェルマン(PSG)が勝ち残り。インテルは3年ぶり、PSGは5年ぶりの決勝となる 15年ぶりの優勝を目指すインテルと、初優勝を目 2025.05.12 14:15 Mon
パリ・サンジェルマン(PSG)のルイス・エンリケ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)決勝進出に際し、プレミアリーグチームとの相性の良さを冗談まじりに語った。 7日、CL準決勝2ndレグが行われ、PSGはアーセナルと対戦した。 アウェイでの1stレグで1-0と先勝していたPSG。2ndレグは序盤からアーセナル 2025.05.08 19:40 Thu
アーセナルのイングランド代表MFデクラン・ライスが、パリ・サンジェルマン(PSG)戦を振り返った。 7日、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグが行われ、アーセナルはアウェイでPSGと対戦。ホームでの1stレグで1-0と敗れており、突破のためには最低でも90分間での勝利が必要だった。 そのアーセナルは 2025.05.08 12:55 Thu
パリ・サンジェルマン(PSG)の会長を務めるナセル・アル・ケライフィ氏が7日にホームで行われ、2-1で勝利したチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグのアーセナル戦後にコメントした。 敵地での1stレグを1-0で先勝していたPSGは、ホームで行われた2ndレグを2-1で制し、5季ぶり2度目のCL決勝進出とした 2025.05.08 12:30 Thu

インテルの人気記事ランキング

1

インテルがルイス・エンヒキと5年契約で個人間合意か、残すはマルセイユとの交渉に

インテルがマルセイユのブラジル人FWルイス・エンヒキ(23)の獲得に迫っているようだ。フランス『フット・メルカート』が報じている。 母国ブラジルのトレッス・パッソスでキャリアをスタートしたルイス・エンヒキ。レンタル先のボタフォゴFRで台頭し、バイエルンやユベントスの関心も集めたなか、2020年にマルセイユへ完全移籍した。 その新天地では左右のウイング、右ウイングバックを主戦場に準主力を担った一方、ボタフォゴへのレンタル移籍も経験。ローンバックした2023-24シーズン後半戦で定位置を掴むと、ロベルト・デ・ゼルビ新監督を迎えた今季は開幕から完全な主力を担い、ここまで公式戦30試合9ゴール7アシストを記録している。 そんなルイス・エンヒキには、今夏にウイングバックの強化に動いているインテルが注目。『フット・メルカート』によると、すでに選手個人とは2030年までの5年契約で合意に至ったとのこと。 また、クラブ間では2400万ユーロ+ボーナス400万ユーロの総額2800万ユーロ(約45億4000万円)のオファーを提示。しかし、3000万~3500万ユーロ(約48億6400万~56億7500万円)を要求するマルセイユ側との交渉はまだ続いているという。 なお、ルイス・エンヒキにはインテルのほかにも、バイエルンが関心を示していたが、選手がインテルへの移籍を希望したため破談に終わったと報じられていた。 2025.04.22 09:15 Tue
2

マキシ・ロペスが元妻ワンダ・ナラとディナーに…かつてイカルディと不倫され離婚も「幸せであり続けて欲しい」

マキシ・ロペス氏が元妻であるワンダ・ナラ氏とのディナーに出かけた。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 バルセロナやサンプドリアなどで活躍したアルゼンチンの元サッカー選手、マキシ・ロペス氏。2008年にワンダ・ナラ氏と結婚し、3人の息子を授かったが、ナラ氏が自身の元チームメイトである元アルゼンチン代表FWマウロ・イカルディとの不倫関係にあることが発覚し、2013年に離婚した。 一方、ナラ氏といえば、イカルディとの2度目の結婚後は代理人としても振る舞い、夫のクラブに金銭面での難癖をつけて首脳陣やファンから毛嫌いされる存在に。このような元妻をロペス氏が完全に見放しても不思議ではない。 しかし、前述の通り、両者の間には3人の息子が。イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』によると、ロペス氏は先日、ナラ氏と息子3人とともにブエノスアイレス市内にあるレストランへとディナーに出かけたという。 レストランまで押しかけた報道陣のインタビューに応じたロペス氏は「1人の良い親でありたい。彼らが幸せであり続けることを望んでいるよ。それ以上に望むものはない」と、元妻と親権を持たない息子3人を思いやった。 一方で、自身の妻を“略奪”したイカルディについては「イカルディとのディナー? ありえない。彼女や子どもたちと同じテーブルを囲むことには躊躇しないが、あの男と私が同席することはできない」と突き放した。 ロペス氏は現役時代、ナラ氏との離婚後に対戦相手として相見えたイカルディに対し、キックオフ前の握手を拒否したことがある。不倫された元妻への恨みはなくとも、奪っていった男への憎悪はいつまでも消えないようだ。 なお、ナラ氏は昨年9月にイカルディとの離別を発表。未だ正式な離婚は成立していないとされるが、選手と代理人の関係は崩壊済みだといわれている。 <span class="paragraph-title">【動画】マキシ・ロペスとワンダ・ナラ、元夫婦が息子3人とともに再会...報道陣が押し寄せる</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="es" dir="ltr"> Wanda Nara y Maxi López juntos en un restaurante en Palermo<br><br> La empresaria entró con Kennys Palacios.<br><br>Cc <a href="https://twitter.com/hashtag/LAM?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#LAM</a> en América TV <a href="https://twitter.com/elejercitodelam?ref_src=twsrc%5Etfw">@elejercitodelam</a> <a href="https://twitter.com/AngeldebritoOk?ref_src=twsrc%5Etfw">@AngeldebritoOk</a> <a href="https://t.co/o6QBhyWhaD">pic.twitter.com/o6QBhyWhaD</a></p>&mdash; América TV (@AmericaTV) <a href="https://twitter.com/AmericaTV/status/1651386103767629827?ref_src=twsrc%5Etfw">April 27, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.05.01 19:01 Mon
3

インテル、サンプドリア守護神アウデーロをレンタル! ゾマーに続く新GKに

インテルは10日、サンプドリアからイタリア人GKエミール・アウデーロ(26)を買取オプション付きの1年ローンで獲得した旨を発表した。 世代別のイタリア代表歴を持つアウデーロはユベントスでプロデビュー後、ヴェネツィア、サンプドリアにローン。2019-20シーズン以降もサンプドリアにとどまり、通算169試合の出場数を誇る。 昨季は後半戦に負傷離脱を余儀なくされ、チームも12季ぶりの降格という憂き目に遭ったが、最終的に26試合でプレー。GK陣一新のインテルはヤン・ゾマーに続いて、アウデーロの獲得を決めた。 2023.08.11 09:40 Fri
4

10年前、当時21歳のベイルがCLで覚醒…!インテル相手に記録した衝撃のハットトリック【CL名場面プレイバック】

20日、遂に新シーズンの幕が上がったチャンピオンズリーグ(CL)。今まで数多くの名場面が生まれてきたが、その中でも選りすぐりの名場面を振り返る。今回は、トッテナム時代のウェールズ代表FWガレス・ベイルが今から10年前に見せた驚愕のハットトリックだ。 育成の名門サウサンプトンで育ったベイルは2007年夏にトッテナムに加入。当初は左サイドバックとしてプレーしていたが、2010-11シーズンに一列前で起用されるようになると、その攻撃力が爆発した。 <div id="cws_ad">◆10年前、伝説となったベイルのサン・シーロでの夜<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJiUGM1dHM4WSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> ベイルがその才能を覚醒させるきっかけの1つとなった試合が、2010年10月20日にサン・シーロで行われたCLグループリーグのインテル戦だった。 試合は開始2分でインテルが先制すると、その後8分にはトッテナムのGKエウレリョ・ゴメスが一発退場。10人になったトッテナムは前半だけで4失点と数的不利を背負うという絶望的な状況に置かれた。 しかし後半、ベイルが覚醒する。52分に自陣でボールを持ったベイルがドリブルを開始。相手を寄せ付けない高速ドリブルでぐんぐん加速し、あっという間にボックス左に侵入すると、そのまま左足を振りぬいてシュートを放つ。ゴール右下の完璧なコースに鋭いシュートを突き刺して1点を返した。 その後は膠着状態が続いたものの90分、左サイドのスペースで味方からのボールを得たベイルが、またも高速ドリブルでボックス左に侵入。1点目とほぼ同じ位置からシュートを放つと、再びゴール右下のコースにシュートを突き刺して2点目を奪った。 直後の92分、中央突破に成功したMFアーロン・レノンがペナルティアーク内までボールを運ぶと、ボックス内のベイルにパスを送る。このパスを受けたベイルが再びゴール右下にシュートを突き刺し、1点差に迫る3点目を記録した。 トッテナムの反撃もここまでとなり、試合は4-3でインテルが制したが、当時世界最高のサイドバックの一人であった元ブラジル代表DFマイコンの守るインテルの右サイドを完全に圧倒してのハットトリックは世界に衝撃を与えた。 その後、天職とも言えるポジションを手にしたベイルは、トッテナムの攻撃を牽引し、ワールドクラスのアタッカーへと成長を遂げる。2013年夏にレアル・マドリーへ巨額の移籍金で加入し、数々のタイトルを勝ち取ったベイルは、今シーズンからブレイクを果たしたトッテナムに復帰した。ベイル擁するトッテナムは今季、CL出場を逃しているものの、チームを再びCLの舞台に導く活躍に期待だ。 2020.10.21 20:15 Wed
5

ラツィオDFルイス・フェリペが前代未聞の理由で退場…「冗談のつもりだった」と涙

16日に行われたセリエA第8節のラツィオvsインテルで、ラツィオのブラジル人DFルイス・フェリペが前代未聞の理由で退場を命じられていた。 ラツィオが無敗インテルをホームに迎えた一戦。インテルのシモーネ・インザーギ監督の古巣戦ともあり、今節屈指の注目カードとなった一戦は、開始12分にMFニコロ・バレッラが得たPKをFWイバン・ペリシッチが決めてインテルが先制する立ち上がりに。 その後は互角の攻防が続いた中で後半を迎えると、62分に今度はCKに合わせたDFパトリックのヘディングシュートが相手の手に当たってラツィオがPKを獲得。これをFWチーロ・インモービレが決めて同点とすると、ここから畳みかけたホームチームは81分にMFフェリペ・アンデルソンのゴールで逆転。さらに91分にはFKからMFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチがヘッドで叩き込み、3-1でラツィオが勝利を収めた。 問題のシーンが起きたのは試合終了後のこと。逆転勝利に舞い上がったルイス・フェリペは、今夏にシモーネ・インザーギ監督とともにラツィオからインテルに移籍したFWホアキン・コレアに後ろから飛びついてしまった。 元チームメイトのよしみから生まれた行動だったのだろうが、おふざけが過ぎたかホアキン・コレアは激怒。その状況を見ていた主審はルイス・フェリペに一発退場を命じた。『フットボール・イタリア』によると、この時同選手は、「親友との冗談のつもりだった」と涙を浮かべながら弁明していたようだ。 なお、今のところラツィオがこのレッドカードに異議申し立てを行うかどうかは不明だ。 2021.10.17 16:25 Sun

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly