久保出場のマジョルカがマドリー撃破! 退場者出したマドリーは初黒星《ラ・リーガ》

ラ・リーガ第9節、マジョルカvsレアル・マドリーが19日に行われ、1-0でマジョルカが勝利した。マジョルカの久保建英は59分から途中出場した。

今夏、マドリーからマジョルカにレンタル移籍した久保が初めてマドリーと対峙する注目の一戦。

首位のマドリーは前節、グラナダとの上位対決を制し、引き分けを挟んで4連勝とした。その試合では新加入のアザールに待望の移籍後初ゴールが生まれ、シーズンが進むにつれて安定感をが出てきている印象だ。
一方、マジョルカはここまで2勝1分け5敗で18位に沈んでおり、トップリーグの洗礼を受けている。それでも前節のエスパニョール戦で2勝目を挙げ、久保も勝利に貢献した。今節は久保はベンチスタートとなった。

前節からスタメンを6人変更したマドリーは、そのうちの1人であるアザールが4人目の子供の出産に立ち会うため、今回の試合は欠場。左ウイングには代わりにヴィニシウスが起用されている。また、イスコが今季2度目の先発出場。2分にそのイスコがボックスの外から狙い、両チーム通じて初シュートを記録した。マジョルカの初シュートは7分、左ウイングのラゴ・ジュニオールがカットインからシュートを放つと、これがゴール右隅に決まってホームチームが先制した。

さらに14分にラゴ・ジュニオールが再びネットを揺らすが、ここはオフサイドの判定。それでもマジョルカがマドリー相手にアグレッシブな試合展開を見せる。

そんなマジョルカに対して攻撃の糸口が掴めないマドリーは、37分にマルセロが右足のシュートでトライ。上手くゴール右下を突いたが、GKマノロ・レイナの守備範囲だった。さらに、ロングボールに抜け出したベンゼマのシュートもクロスバーに嫌われるなど、マドリーは1点ビハインドで試合を折り返した。

後半もマドリーが攻めあぐねる中、マジョルカは59分に久保を投入。久保は投入直後から積極的にドリブルで仕掛けてアクセントを加えていく。

対するマドリーもイスコとヨビッチを下げて、ロドリゴとバルベルデをピッチへ。しかし74分、オドリオソラがラゴ・ジュニオーへのファウルで2枚目のイエローカードを受けて退場に。ビハインドに加えて、1人少ない状況になってしまった。

マジョルカは負傷者を出しながらもリードを保ったまま時計の針を進めていく。後半アディショナルタイムにはFKからミリトンにヘディングシュートを許したが、GKマノロ・レイナがしっかりキャッチ。

そして、およそ6分のアディショナルタイムも経過したところで試合終了。マジョルカが序盤のゴールを守り切り、首位マドリーから大金星を手にした。一方のマドリーはこれが初黒星となった。