【J1ピックアッププレビュー】サイドを特徴とする両者、好調・神戸を広島が迎え撃つ《広島vs神戸》
2019.10.05 10:05 Sat
5日、明治安田生命J1リーグ第28節、サンフレッチェ広島vsヴィッセル神戸がエディオンスタジアム広島で行われる。
前節終了時点で6位の広島と9位の神戸が激突。勝ち点差こそあるものの、共に勝ち点3が欲しい一戦だ。
◆停滞感を払拭し上位へ食い込めるか〜サンフレッチェ広島〜
来シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権が与えられる3位の横浜F・マリノスとの勝ち点差は「5」。現在6位に位置する広島にとって、2シーズン連続のACL出場を掴むには、負けられない一戦だ。
昨シーズンは後半戦で大失速しながらも前半戦の貯金を生かして2位フィニッシュ。今シーズンは前半戦半ばで大きく躓くも、そこから持ち直し、上位争いに踏みとどまってきた。
しかし、ここ2試合は勝利なし。さらに、シーズン序盤からの課題である得点力の物足りなさは解決していない状況だ。シーズンの約半分に当たる12試合のクリーンシートを記録しながらも、勝利数も同じ「12」と寂しい結果となっている。
前節は先制しながらも名古屋グランパスに追いつかれドロー。一方で、負傷離脱していたFWドウグラス・ヴィエイラが早期復帰。ここから失速しないためにも、しっかりとホームで勝利を収めたいところだ。
◆形はできた。鬼門の3連勝へ〜ヴィッセル神戸〜
対する神戸は、前節はリーグ3連覇を目指す川崎フロンターレを相手に2-1と勝利。前々節は残留争い中の松本山雅FCに2-1で勝利し、2連勝中だ。
不安定なシーズンを送ってきた神戸だったが、夏に足りなかったポジションの選手を補強。これがフィットし始め、ここに来て期待されていた強さを見せつけている。
しかし、その神戸がもうワンランク上に行くには、ここで3連勝を記録できるかだ。今シーズンは3度の連勝を記録。しかし、いずれも3試合目で勝利することができていない。3度目の正直となれば、上位進出への足場が固められるはずだ。
前節からアンドレス・イニエスタが復帰。チームとして、ベストなメンバーが揃っている状況だ。出遅れた前半戦で失った勝ち点を取り戻すべく、最後の追い上げを見せられるかに期待だ。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆サンフレッチェ広島[3-4-2-1]
GK:大迫敬介
DF:野上結貴、荒木隼人、佐々木翔
MF:ハイネル、青山敏弘、稲垣祥、柏好文
MF:川辺駿、森島司
FW:ドウグラス・ヴィエイラ
監督:城福浩
出場停止:なし
ホームの広島は、前節と10名が同じと予想。1トップの渡大生に代わって、ドウグラス・ヴィエイラが復帰すると予想する。前線にターゲットマンができたことで攻撃のバリエーションを変えて来た広島だが、夏に獲得したFWレアンドロ・ペレイラが負傷離脱。ドウグラス・ヴィエイラも離脱したために核を欠いていた。今節、前線で時間を作り、得意のサイドアタック、シャドーが絡んだ攻撃ができるか。
◆ヴィッセル神戸[3-3-2-2]
GK:飯倉大樹
DF:ダンクレー、大崎玲央、トーマス・フェルマーレン
MF:西大伍、セルジ・サンペール、酒井高徳
MF:山口蛍、アンドレス・イニエスタ
FW:古橋亨梧、ダビド・ビジャ
監督:トルステン・フィンク
出場停止:なし
現時点でのベストメンバー。前節と同じ11名が先発すると予想する。イニエスタの復帰によりチームのピースが再び揃った状況。さらに、ベテランの“ミスター決定力”ダビド・ビジャのコンディションが上向きだ。タレント軍団がチームになった今、歩みは止めたくないだろう。
【注目選手】
◆FWドウグラス・ヴィエイラ(サンフレッチェ広島)
広島の注目選手はFWドウグラス・ヴィエイラだ。前節、右ヒザ内側側副じん帯損傷から復帰したブラジル人FWは、当初発表されていた全治6週間から前倒しで復帰を果たした。万全の状態とは言えないものの、前線の核が復帰したことは広島にとっては大きなプラス材料。得意のサイド攻撃がより生きる形を作れるはずだ。堅守で神戸の攻撃を抑え、反撃に転じられるか。負傷明けのストライカーに注目だ。
◆DF酒井高徳(ヴィッセル神戸)
一方の神戸の注目選手は、好調を支えるDF酒井高徳だ。長年のドイツ生活からJリーグに復帰した酒井は、神戸に足りなかったワンピース。加入後は左ウイングバックでプレーすると、攻守でチームを支えている。攻撃の起点として、日本代表とドイツで長年培ったプレーは随所で神戸を助けている。同じくサイド攻撃を持ち味とする広島との対戦では、まさに攻守に渡っての活躍に期待だ。
◆サイドの攻防と中央のバランス
互いに3バックであり、サイド攻撃を持ち味とする両チーム。カギを握るのはサイドの攻防に加え、中央の使い方と言えるだろう。
カウンターも得意とする両チームは、ウイングバックに入る選手の出来が大きく左右する一方で、中央の選手がどのようにアクセントをつけるかも大きなポイントとなる。
広島は青山と川辺、森島、神戸はサンペールとイニエスタ、山口蛍が、いかに攻撃で機能するか。サイド攻撃と中央攻撃のバランスにも注目だ。
前回対戦は広島がアウェイの地で2-4と快勝。しかし、チームの状態、メンバー構成は大きく代わっている。上位を伺うにはもう負けられない両者の一戦。5日の16時00分にキックオフを迎える。
前節終了時点で6位の広島と9位の神戸が激突。勝ち点差こそあるものの、共に勝ち点3が欲しい一戦だ。
◆停滞感を払拭し上位へ食い込めるか〜サンフレッチェ広島〜
来シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権が与えられる3位の横浜F・マリノスとの勝ち点差は「5」。現在6位に位置する広島にとって、2シーズン連続のACL出場を掴むには、負けられない一戦だ。
昨シーズンは後半戦で大失速しながらも前半戦の貯金を生かして2位フィニッシュ。今シーズンは前半戦半ばで大きく躓くも、そこから持ち直し、上位争いに踏みとどまってきた。
しかし、ここ2試合は勝利なし。さらに、シーズン序盤からの課題である得点力の物足りなさは解決していない状況だ。シーズンの約半分に当たる12試合のクリーンシートを記録しながらも、勝利数も同じ「12」と寂しい結果となっている。
前節は先制しながらも名古屋グランパスに追いつかれドロー。一方で、負傷離脱していたFWドウグラス・ヴィエイラが早期復帰。ここから失速しないためにも、しっかりとホームで勝利を収めたいところだ。
◆形はできた。鬼門の3連勝へ〜ヴィッセル神戸〜
対する神戸は、前節はリーグ3連覇を目指す川崎フロンターレを相手に2-1と勝利。前々節は残留争い中の松本山雅FCに2-1で勝利し、2連勝中だ。
不安定なシーズンを送ってきた神戸だったが、夏に足りなかったポジションの選手を補強。これがフィットし始め、ここに来て期待されていた強さを見せつけている。
しかし、その神戸がもうワンランク上に行くには、ここで3連勝を記録できるかだ。今シーズンは3度の連勝を記録。しかし、いずれも3試合目で勝利することができていない。3度目の正直となれば、上位進出への足場が固められるはずだ。
前節からアンドレス・イニエスタが復帰。チームとして、ベストなメンバーが揃っている状況だ。出遅れた前半戦で失った勝ち点を取り戻すべく、最後の追い上げを見せられるかに期待だ。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆サンフレッチェ広島[3-4-2-1]
©️CWS Brains, LTD.
GK:大迫敬介
DF:野上結貴、荒木隼人、佐々木翔
MF:ハイネル、青山敏弘、稲垣祥、柏好文
MF:川辺駿、森島司
FW:ドウグラス・ヴィエイラ
監督:城福浩
出場停止:なし
ホームの広島は、前節と10名が同じと予想。1トップの渡大生に代わって、ドウグラス・ヴィエイラが復帰すると予想する。前線にターゲットマンができたことで攻撃のバリエーションを変えて来た広島だが、夏に獲得したFWレアンドロ・ペレイラが負傷離脱。ドウグラス・ヴィエイラも離脱したために核を欠いていた。今節、前線で時間を作り、得意のサイドアタック、シャドーが絡んだ攻撃ができるか。
◆ヴィッセル神戸[3-3-2-2]
©️CWS Brains, LTD.
GK:飯倉大樹
DF:ダンクレー、大崎玲央、トーマス・フェルマーレン
MF:西大伍、セルジ・サンペール、酒井高徳
MF:山口蛍、アンドレス・イニエスタ
FW:古橋亨梧、ダビド・ビジャ
監督:トルステン・フィンク
出場停止:なし
現時点でのベストメンバー。前節と同じ11名が先発すると予想する。イニエスタの復帰によりチームのピースが再び揃った状況。さらに、ベテランの“ミスター決定力”ダビド・ビジャのコンディションが上向きだ。タレント軍団がチームになった今、歩みは止めたくないだろう。
【注目選手】
◆FWドウグラス・ヴィエイラ(サンフレッチェ広島)
©︎J.LEAGUE
広島の注目選手はFWドウグラス・ヴィエイラだ。前節、右ヒザ内側側副じん帯損傷から復帰したブラジル人FWは、当初発表されていた全治6週間から前倒しで復帰を果たした。万全の状態とは言えないものの、前線の核が復帰したことは広島にとっては大きなプラス材料。得意のサイド攻撃がより生きる形を作れるはずだ。堅守で神戸の攻撃を抑え、反撃に転じられるか。負傷明けのストライカーに注目だ。
◆DF酒井高徳(ヴィッセル神戸)
©︎J.LEAGUE
一方の神戸の注目選手は、好調を支えるDF酒井高徳だ。長年のドイツ生活からJリーグに復帰した酒井は、神戸に足りなかったワンピース。加入後は左ウイングバックでプレーすると、攻守でチームを支えている。攻撃の起点として、日本代表とドイツで長年培ったプレーは随所で神戸を助けている。同じくサイド攻撃を持ち味とする広島との対戦では、まさに攻守に渡っての活躍に期待だ。
◆サイドの攻防と中央のバランス
互いに3バックであり、サイド攻撃を持ち味とする両チーム。カギを握るのはサイドの攻防に加え、中央の使い方と言えるだろう。
カウンターも得意とする両チームは、ウイングバックに入る選手の出来が大きく左右する一方で、中央の選手がどのようにアクセントをつけるかも大きなポイントとなる。
広島は青山と川辺、森島、神戸はサンペールとイニエスタ、山口蛍が、いかに攻撃で機能するか。サイド攻撃と中央攻撃のバランスにも注目だ。
前回対戦は広島がアウェイの地で2-4と快勝。しかし、チームの状態、メンバー構成は大きく代わっている。上位を伺うにはもう負けられない両者の一戦。5日の16時00分にキックオフを迎える。
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