低調マドリー、金星献上免れるもホームで格下クラブ・ブルージュとドロー…《CL》

2019.10.02 04:08 Wed
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・グループA第2節、レアル・マドリーvsクラブ・ブルージュが1日にサンティアゴ・ベルナベウで行われ、2-2のドローに終わった。
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グループステージ初戦となったパリ・サンジェルマン(PSG)戦を0-3の惨敗で終えたマドリー。それでも、国内リーグでは3試合連続クリーンシートを達成するなど復調をみせ首位に立っている。今大会初勝利を目指す今回の一戦に向けてはゴールレスドローに終わった直近のアトレティコ・マドリーとのダービーから先発2人を変更。バルベルデに代わってモドリッチ、ベンチ外となったベイルに代わってルーカス・バスケスを起用。また、CL初戦をサスペンションで欠場したセルヒオ・ラモスとナチョが今季CL初出場を果たし、負傷明けのイスコとマルセロがベンチに復帰した。
立ち上がりからマドリーが押し込む入りとなったが、先制点を奪ったのはまさかのアウェイチーム。9分、相手のオフサイドラインをギリギリでかいくぐった左サイドのタウがそのままボックス付近まで運んで中央で並走するデニスにラストパス。ゴール前でGKクルトワと一対一になったデニスのシュートは当たり損ねとなるが、これがクルトワのタイミングを外す形となってゴールネットを揺らした。直後にビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によるレビューが入ったが、そのままゴールが認められた。

ホームで先制を許す厳しい入りとなったマドリーはすぐさま反撃を開始。両サイドバックが高い位置まで張り出す形で攻勢を仕掛けていく。その流れの中でクロースやアザールがフィニッシュに絡んでいくが、相手を崩し切るまでには至らず。28分には立ち上がりから優位に立っていたセットプレーからゴール前でフリーのヴァランが決定的なヘディングシュートを放つが、これはGKミニョレのビッグセーブに阻まれた。
すると、先制点の場面を筆頭にサイドバックの裏のスペースをカウンターで狙われていたマドリーはミスから2点目を献上。39分、自陣でのモドリッチの横パスを引っかけられてショートカウンターを浴びると、そのままボックス内まで運んだデニスに見事なループシュートを流し込まれた。

マドリディスタの怒号飛び交う中で前半終了を迎えたマドリーはさらにアクシデント発生。前半にヒザを痛めたナチョ、体調不良を訴えたGKクルトワがプレー続行不可能となり、マルセロとGKアレオラの緊急投入を強いられた。

後半も前がかりに戦う中、54分には裏へ抜け出したデニスにGKと一対一の決定機を許すが、ここはアレオラの見事なセーブでハットトリックを阻止。試合への望みを繋ぐ。

すると55分にはCKの流れからボックス右でベンゼマが上げた浮き球のクロスをゴール左のセルヒオ・ラモスが頭で合わせる。当初、オフサイドの判定となったが、VARのレビューの結果、オンサイドと判断されゴールが認められた。

ここから一気にレモンターダの雰囲気漂うベルナベウでマドリーが攻勢を見せる。だが、バスケスやモドリッチらのシュートがなかなか枠を捉え切れない。そして、徐々に攻めあぐねる場面が目立ち始めると、ジダン監督はバスケスを下げてヴィニシウスを3枚目のカードとして切った。

後半半ばから終盤にかけてもマドリーのハーフコートゲームが展開されるが、最後のところで粘るアウェイチームの守備をこじ開けられない。しかし、84分にブルージュのキャプテンのフォルメールにこの試合2枚目のイエローカードが掲示され、マドリーは数的優位を手にする。さらに、このプレーで得たFKの場面でキッカーのクロースがゴール前に入れたボールをカゼミロが頭でゴール右隅に流し込み、同点に追いつく。

残り時間を考えれば数的優位のマドリーのレモンターダという流れだったが、勝ち点1奪取へブルージュも意地を見せる。試合最終盤にはセルヒオ・ラモスを前線に残す力業でゴールをこじ開けにいったホームチームだったが、3点目を奪うことはできず。

グループステージ連敗スタートという最悪な状況を逃れたマドリーだったが、ホームで痛恨の取りこぼしとなった。

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