そもそも今ボトムに沈んでるチームにまだチャンスって残ってるの!? の巻/倉井史也のJリーグ

2019.09.26 17:00 Thu
©︎J.LEAGUE
今年って、またJ1残留ラインが高そうじゃないですか? 勝点34が分岐点って言ってた時代が懐かしく感じるくらい、上が下がって下が上がるってのがJ1の傾向になってるんですけど、それって憎らしいぐらいの強豪チームがないから? 上位グループが形成できないから? というのは置いといて、今年の完全残留ライン、プレーオフにも出なくていい勝点を探ってみましょ!!

まず例年の完全残留ラインを16位のチームの勝点プラス1として考えると、

【2005年】 勝点 36
【2006年】 勝点 28
【2007年】 勝点 33
【2008年】 勝点 38
【2009年】 勝点 35
【2010年】 勝点 37
【2011年】 勝点 34
【2012年】 勝点 40
【2013年】 勝点 26
【2014年】 勝点 36
【2015年】 勝点 29
【2016年】 勝点 31
【2017年】 勝点 33
【2018年】 勝点 42
この最も残留ラインが高かった去年、実は最後に勝点41で5チームが並び、得失点差で明暗が分かれたのでした。そんな激戦だった年の26節終了時、下位の勝点と得失点差はこんな感じ。
9位 浦 和 勝点35 得失点差+6
10位 清 水 勝点34 得失点差-1
11位 磐 田 勝点33 得失点差-7
12位 名古屋 勝点31 得失点差-3
13位 湘 南 勝点30 得失点差-5
14位 横浜FM 勝点29 得失点差-2
15位 鳥 栖 勝点29 得失点差-6
16位 柏 勝点29 得失点差-9
17位 G大阪 勝点27 得失点差-11
18位 長 崎 勝点24 得失点差-17

普通だったら9位、10位あたりは残留できたとホッとするとこですよ。で、実はこの時点で勝点42に達していたのは1位広島、2位川崎、3位FC東京のみ。
では現状はというと、

7位 札 幌 勝点39 得失点差+10
8位 大 分 勝点39 得失点差+5
9位 神 戸 勝点32 得失点差+2
10位 清 水 勝点32 得失点差-25
11位 名古屋 勝点31 得失点差-1
12位 G大阪 勝点31 得失点差-5
13位 湘 南 勝点31 得失点差-7
14位 仙 台 勝点31 得失点差-7
15位 浦 和 勝点31 得失点差-12
16位 鳥 栖 勝点27 得失点差-19
17位 松 本 勝点24 得失点差-15
18位 磐 田 勝点18 得失点差-20

と、6位以上はもう勝点42を超えてるから一安心なわけです。しかも16位以下の勝点は去年を下回っているので、これから大波乱がない限り、去年の完全残留ラインは下回りそう。2012年は26節終了時点で

16位 G大阪 勝点28 得失点差+1
17位 新 潟 勝点26 得失点差-12
18位 札 幌 勝点10 得失点差-49

で、18位はさすがに違うけど、あとは大体似た数字。ってことは今年の完全残留ラインはやっぱり40ぐらい? ってことは残り8試合、まだまだ磐田にもチャンスはあるぞ!!

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