D・サパタ投入で流れ引き寄せたアタランタが敵地で勝利! 3バック採用のローマはミス響き今季初黒星…《セリエA》
2019.09.26 04:08 Thu
セリエA第5節、ローマvsアタランタが25日にスタディオ・オリンピコで行われ、アウェイのアタランタが2-0で勝利した。
4位のローマと6位のアタランタによる、ミッドウィーク開催となった注目の上位対決。
前節、ボローニャ相手にジェコのラストプレー弾で劇的勝利を掴んだローマはここまで2勝2分けの無敗を継続。今回のビッグマッチに向けては先発3人を変更。出場停止のマンチーニに代えてこれがセリエAデビューとなるスモーリングを起用。今季ここまで一貫して[4-2-3-1]を採用した中、相手に並びを併せた[3-4-2-1]の新布陣を採用した。
一方、前節フィオレンティーナ相手に劇的2-2のドローに持ち込んだアタランタは積極的なターンオーバーを敢行。セビージャからの新戦力ケアーが古巣相手にアタランタデビューを飾ったほか、エースFWドゥバン・サパタをベンチに置いた前線はパプ・ゴメスとイリチッチの2トップの下にマリノフスキーが入った。
立ち上がりは新布陣採用でややぎこちなさを見せたローマに対して、アタランタが積極的な入りを見せる。6分にはゴメスがボックス右から両チームを通じた最初のシュートを放つ。
その後、前半終盤にかけても中盤での肉弾戦、鋭いカウンターの応酬からジェコ、イリチッチと相手GKとの一対一の決定機を作り合うが、試合はゴールレスで折り返した。
迎えた後半も上位対決らしい一進一退の攻防が続く。その中で59分にはローマに絶好機。右サイドのスペースでDFを抜き去ったザニオーロがそのままボックス内まで運んで見事なシュートフェイントでGKとDFをこかすが、シュート場面では必死の戻りを見せたDFにブロックされてしまう。
一方、イリチッチに代えて60分にサパタを投入したアタランタは攻撃に強さと推進力が生まれる。69分にはサパタが得た左CKの場面でパロミーノが決定的なヘディングシュートを放つと、直後の71分には相手陣内でヴェレトゥの横パスをカットしたゴメスからの縦パスをフロイラーが繫ぎ、最後はゴール左に抜け出したサパタが強烈な左足シュートでゴールネットを揺らした。
ホームで先制を許したローマはすでに投入していたフアン・ジェズス、ムヒタリアンに続きファシオを下げてカリニッチを投入。システムを[4-4-2]に代えてツインタワーを起点に反撃を試みる。78分にはその2トップの絡みからゴール前のカリニッチが反転シュートでゴールに迫るが、これを決め切れない。
すると、徐々に勢いが落ちたホームチームはサパタが存在感を放つアタランタのカウンターに晒される。そして、試合終了間際の90分にはアタランタのFKの場面でクロス対応に飛び出したGKパウ・ロペスのミスからデ・ルーンにトドメの2点目を決められて万事休す。
サパタの途中投入で見事に流れを引き寄せたガスペリーニ監督の好采配によってアタランタが上位対決を2-0で勝利。一方、勝負所でのミスが響いたローマは今季初黒星を喫した。
4位のローマと6位のアタランタによる、ミッドウィーク開催となった注目の上位対決。
前節、ボローニャ相手にジェコのラストプレー弾で劇的勝利を掴んだローマはここまで2勝2分けの無敗を継続。今回のビッグマッチに向けては先発3人を変更。出場停止のマンチーニに代えてこれがセリエAデビューとなるスモーリングを起用。今季ここまで一貫して[4-2-3-1]を採用した中、相手に並びを併せた[3-4-2-1]の新布陣を採用した。
立ち上がりは新布陣採用でややぎこちなさを見せたローマに対して、アタランタが積極的な入りを見せる。6分にはゴメスがボックス右から両チームを通じた最初のシュートを放つ。
それでも、時間の経過と共にローマの戦いが整理されて試合は拮抗した展開に。17分には左ウイングバックの位置からドリブルでボックス右まで運んだスピナッツォーラが際どいシュートを放つと、26分にはFKの名手コラロフがボックス手前から左足のシュートでゴールに迫る。
その後、前半終盤にかけても中盤での肉弾戦、鋭いカウンターの応酬からジェコ、イリチッチと相手GKとの一対一の決定機を作り合うが、試合はゴールレスで折り返した。
迎えた後半も上位対決らしい一進一退の攻防が続く。その中で59分にはローマに絶好機。右サイドのスペースでDFを抜き去ったザニオーロがそのままボックス内まで運んで見事なシュートフェイントでGKとDFをこかすが、シュート場面では必死の戻りを見せたDFにブロックされてしまう。
一方、イリチッチに代えて60分にサパタを投入したアタランタは攻撃に強さと推進力が生まれる。69分にはサパタが得た左CKの場面でパロミーノが決定的なヘディングシュートを放つと、直後の71分には相手陣内でヴェレトゥの横パスをカットしたゴメスからの縦パスをフロイラーが繫ぎ、最後はゴール左に抜け出したサパタが強烈な左足シュートでゴールネットを揺らした。
ホームで先制を許したローマはすでに投入していたフアン・ジェズス、ムヒタリアンに続きファシオを下げてカリニッチを投入。システムを[4-4-2]に代えてツインタワーを起点に反撃を試みる。78分にはその2トップの絡みからゴール前のカリニッチが反転シュートでゴールに迫るが、これを決め切れない。
すると、徐々に勢いが落ちたホームチームはサパタが存在感を放つアタランタのカウンターに晒される。そして、試合終了間際の90分にはアタランタのFKの場面でクロス対応に飛び出したGKパウ・ロペスのミスからデ・ルーンにトドメの2点目を決められて万事休す。
サパタの途中投入で見事に流れを引き寄せたガスペリーニ監督の好采配によってアタランタが上位対決を2-0で勝利。一方、勝負所でのミスが響いたローマは今季初黒星を喫した。
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