自身初のミラノ・ダービーに臨むジャンパオロ監督、「ファンやクラブにとって何を意味するか理解している」
2019.09.21 15:40 Sat
ミランは21日、セリエA第4節で宿敵インテルとの今季最初のミラノ・ダービーを戦う。自身初のダービーに臨むマルコ・ジャンパオロ監督が“カルチョのスカラ座”での大一番に向けて意気込みを語った。
今季、ジェンナーロ・ガットゥーゾ前監督の後任としてミランの新指揮官に就任したジャンパオロ監督。昨季まで率いていたサンプドリアでは、ジェノアとのジェノヴァ・ダービーを経験しているものの、ミラノ・ダービーの注目度は別格だ。
開幕から2勝1敗の戦績で臨む自身初のダービーに向けて52歳の指揮官は、「ファンやクラブにとって何を意味するか理解している」と、気合十分のようだ。イタリア『ガゼッタ・デロ・スポルト』が前日会見のコメントを伝えている。
「ダービーにはその土地独自の風土がある。それは多くの人たちを巻き込み、駆り立てるものなんだ。その感想に関しては試合後の会見で改めて話したいと思うよ」
「これは非常に重要な試合だ。ダービーはそれ自体で歴史を築いているものだからね。ジェノヴァに住んでいた時に別のダービーを経験しているが、ファンやクラブにとって何を意味するか理解しているつもりだ」
「現時点でインテルがお気に入り(優位)という話に関しては、すべての試合に勝ち負けがあるということだけ強調したい」
「それは重要な挑戦であることに間違いはないが、我々はシーズン開幕から終了まで常に挑戦し続けている」
「インテルがどのようなプランで試合に入ってくるかは正直わからない。ダービーとは常にユニークであり、あらゆる予測を覆すものだ。私個人としては我々のチームがこの一戦を適切に戦う能力があるということを信じている」
また、同会見では先日の試合で衝突が報じられたブラジル代表MFルーカス・パケタとの関係に関する質問が出たが、ジャンパオロ監督は「完全に誇張されたもの」と、同選手との関係に問題がないことを強調している。
「対立や確執といったものは一切ない。あれは完全に誇張されたものだ。個人的にそういった神経質な話には惑わされず、自分たちのグループとプレーヤーたちだけに集中したいと考えている」
「こういったレベルの試合はそれだけで全員を前向きにさせるものだ。したがって、準備期間において特別なことをする必要はない」
「個人的には落ち着いたプレーヤーを好んでいる。我々はダービーでも楽しみ方を知る必要があるからね」
今季、ジェンナーロ・ガットゥーゾ前監督の後任としてミランの新指揮官に就任したジャンパオロ監督。昨季まで率いていたサンプドリアでは、ジェノアとのジェノヴァ・ダービーを経験しているものの、ミラノ・ダービーの注目度は別格だ。
開幕から2勝1敗の戦績で臨む自身初のダービーに向けて52歳の指揮官は、「ファンやクラブにとって何を意味するか理解している」と、気合十分のようだ。イタリア『ガゼッタ・デロ・スポルト』が前日会見のコメントを伝えている。
「これは非常に重要な試合だ。ダービーはそれ自体で歴史を築いているものだからね。ジェノヴァに住んでいた時に別のダービーを経験しているが、ファンやクラブにとって何を意味するか理解しているつもりだ」
「したがって、今回の一戦は非常に重要なものになる。ただ、個人的にはより多くの重要な試合を戦うことを目指している」
「現時点でインテルがお気に入り(優位)という話に関しては、すべての試合に勝ち負けがあるということだけ強調したい」
「それは重要な挑戦であることに間違いはないが、我々はシーズン開幕から終了まで常に挑戦し続けている」
「インテルがどのようなプランで試合に入ってくるかは正直わからない。ダービーとは常にユニークであり、あらゆる予測を覆すものだ。私個人としては我々のチームがこの一戦を適切に戦う能力があるということを信じている」
また、同会見では先日の試合で衝突が報じられたブラジル代表MFルーカス・パケタとの関係に関する質問が出たが、ジャンパオロ監督は「完全に誇張されたもの」と、同選手との関係に問題がないことを強調している。
「対立や確執といったものは一切ない。あれは完全に誇張されたものだ。個人的にそういった神経質な話には惑わされず、自分たちのグループとプレーヤーたちだけに集中したいと考えている」
「こういったレベルの試合はそれだけで全員を前向きにさせるものだ。したがって、準備期間において特別なことをする必要はない」
「個人的には落ち着いたプレーヤーを好んでいる。我々はダービーでも楽しみ方を知る必要があるからね」
マルコ・ジャンパオロの関連記事
ミランの関連記事
セリエAの関連記事
|
マルコ・ジャンパオロの人気記事ランキング
1
吉田麻也所属のサンプドリア、ダヴェルサ監督を解任へ
日本代表DF吉田麻也が所属するサンプドリアが、ロベルト・ダヴェルサ監督(46)を解任するようだ。 クラウディオ・ラニエリ前監督に代わり、今季からサンプドリアに就任したダヴェルサ監督。積極的に補強を行い、上位進出の期待も高まったが、セリエAで22試合を消化した現時点で15位と、結果が出ない日々が続いている。 手腕に疑念が高まる中、イタリア『スカイ』はサンプドリアがダヴェルサ監督の解任を決断したと報道。数時間以内にも発表される見込みだ。 また、『スカイ』はすでに後任として昨季までトリノの指揮官を務めていたマルコ・ジャンパオロ氏(54)を招へいすることが決定しているとも伝えている。同氏はかつて2016年夏から3年間にわたってサンプドリアを指揮。3シーズン連続でリーグ10位以内に入るなど安定した成績を残し、ミランへステップアップを果たしていた。 2022.01.17 18:24 Monミランの人気記事ランキング
1
後半の連続ゴールでジェノアに逆転勝利でミランが公式戦3連勝!【セリエA】
ミランは5日、セリエA第35節でジェノアとアウェイで対戦し2-1で勝利した。 公式戦2連勝中の9位ミラン(勝ち点54)は、完勝した前節のヴェネツィア戦のスタメンからエイブラハムとレオンをヨビッチとロフタス=チークに変更した以外は同じ先発メンバーを採用。最前線にヨビッチ、2シャドーにプリシックとロフタス=チークを並べた[3-4-2-1]で試合に臨んだ。 リーグ戦連敗中の13位ジェノア(勝ち点39)に対し、ミランは8分にピンチ。右サイドでボールを受けたノートン=カフィーがDF2枚の間を抜く強引な突破でボックス内に侵入すると、左足のシュートを放ったが、これはGKメニャンが好セーブではじき出す。 さらにミランは23分にもセットプレーからピンチを迎えたが、アーロンの右CKをファーサイドに走り込んで合わせたメシアスのシュートは、再びGKメニャンがファインセーブ。 ピンチを凌いだミランだが、直後の24分に相手選手と交錯したフォファナが左足を負傷するアクシデント。フォファナは治療を受けて一度はピッチに戻ったが、28分にラファエル・レオンが緊急投入された。 不運な形で交代枠を使ったミランは38分、中盤でルーズボールを奪ったロフタス=チークのパスを受けたテオ・エルナンデスがボックス手前まで持ち上がりミドルシュート。 さらに41分には、アレックス・ヒメネスのパスをボックス手前のレオンがワンタッチではたくと、ゴール前に抜け出したプリシックが決定機を迎えたが、シュートはGKレアーリに阻まれた。 ゴールレスで迎えた後半、ハーフタイムサベッリを下げてザノーリを投入したジェノアが61分にスコアを動かす。右サイドから中央に切り込んだザノーリがトールスビーとのパス交換から左サイドに展開。これを受けたメシアスの落としからアーロンがクロスを供給すると、直前に投入されたヴィティーニャが右足ボレーでゴールネットを揺らした。 先制を許したミランは、70分にヨビッチとA・ヒメネスを下げてサンティアゴ・ヒメネスとフェリックスを投入。すると76分、フェリックスのロングパスでDFの裏に抜け出したS・ヒメネスがボックス右からダイレクトクロスを供給すると、これを中央で収めたレオンのシュートが相手DFに当たってゴールに吸い込まれた。 追いついたミランは、直後の77分にもラインデルスのパスから左サイドを駆け上がったレオンがボックス左から折り返しを供給すると、守備に戻ったフレンドルップに当たったボールをがゴールに吸い込まれ、オウンゴールで逆転に成功した。 結局、これが決勝点となり、逆転勝利のミランが公式戦3連勝を飾った。 ジェノア 1-2 ミラン 【ジェノア】 ヴィティーニャ(後16) 【ミラン】 ラファエル・レオン(後31) OG(後32) 2025.05.06 06:35 Tue2
直近5戦4勝のミラン、コンセイソン監督は選手の活躍を称賛「選手たちが成功し、勝利することが私たちの喜び」
ミランのセルジオ・コンセイソン監督が5日にアウェイで行われ、2-1で勝利セリエA第35節ジェノア戦を振り返った。 試合が動いたのはゴールレスで迎えた後半。ミランは61分に右サイドから中に切り込んだザノーリに左サイドへボールを展開されると、アーロンのクロスをヴィティーニャに流し込まれた。 先制を許したミランは、70分にヨビッチとA・ヒメネスを下げてサンティアゴ・ヒメネスとフェリックスを投入。すると76分、ボックス右に抜け出したS・ヒメネスのダイレクトクロスを中央で収めたレオンがシュート。これが相手DFに当たってゴールに吸い込まれた。 さらにその1分後には、ラインデルスのパスから左サイドを駆け上がったレオンの折り返しが守備に戻ったフレンドルップのオウンゴールを誘い、2-1で逆転勝利した。 [4-2-3-1]から[3-4-2-1]へ布陣を変更し、直近5試合で4勝と好調を維持するミランだが、セルジオ・コンセイソン監督は好調の要因がフォーメーション以外にも多くの取り組みがあると語った。 「我々はシステムだけでなく、個人やグループ、チームレベルで協力して取り組んでいる。時には失点したゴールのようなミスもある。だからこそ、我々はここで集中力を切らさずに仕事に取り組んでいるんだ。選手たちが成功し、勝利することが私たちの喜びだよ」 「今日は、私たちが強く、団結したグループであることを証明するものだったと思う。ポジションを変え、ジョアン(・フェリックス)とサンティアゴ・ヒメネスを前線に置いた。これは監督の手腕ではなく、選手たちの実力を示すものだ」 また、前半途中に負傷交代したユスフ・フォファナの状態についてもコメントした。 「彼は少し足に問題を抱えていた。週中にトレーニングに参加できるよう努力した。しかし、また症状がぶり返した。大したケガではないと思うが何とかしなければならない。私たちにはすべての選手が必要なんだ」 2025.05.06 08:50 Tue3
コッパ・イタリア決勝の前哨戦はミランに軍配!サンティアゴ・ヒメネスのドッピエッタで逆転勝利【セリエA】
ミランは9日、セリエA第36節でボローニャとホームで対戦し、3-1で勝利した。 公式戦3連勝中の9位ミラン(勝ち点57)は、直近のヴェネツィア戦の先発からフォファナをジョアン・フェリックスに変更した以外は同じメンバーを採用。最前線にヨビッチ、2シャドーにフェリックスとプリシックを並べた[3-4-2-1]で試合に臨んだ。 コッパ・イタリア決勝の前哨戦となった7位ボローニャ(勝ち点62)との一戦は、立ち上がりから一進一退の展開が続く。そんな中、ミランは8分にベンハミン・ドミンゲスと接触したトモリが首を痛めるアクシデントに見舞われ、14分にチャウが緊急投入される。 不運な形で交代カードを使ったミランは17分にチャンス。浮き球を中盤左サイドでフェリックスが落とすと、これを受けたプリシックが斜めのドリブルでボックス内まで侵攻。しかし、シュートはDFリコギアニスのスライディングブロックに阻まれた。 さらにミランは19分にも、テオ・エルナンデスの右CKからヨビッチがヘディングシュートを合わせたが、これはGKスコルプスキにキャッチされた。 対するボローニャは24分、中盤でのパスカットからショートカウンターを仕掛けると、ダリンガのパスをボックス左角手前で受けたドミンゲスがカットインから右足一閃。このシュートは枠をとらえたが、GKメニャンの好セーブに防がれた。 前半半ば以降は拮抗した展開が続き、互いになかなか決定機までボールを運ぶことができず。前半はゴールレスで終了した。 迎えた後半は開始早々にスコアが動く。ボローニャは49分、デ・シルベストリのロングフィードを中盤のダリンガが頭で繋ぐと、右サイドでボールを受けたオルソリーニがボックス右手前まで切り込み、左足一閃。狙いすましたシュートがゴール左隅に吸い込まれた。 1点を追う展開となったミランは、65分にヨビッチ、アレックス・ヒメネス、S・パブロビッチを下げてサンティアゴ・ヒメネス、チュクウェゼ、ウォーカーを投入。すると73分、スルーパスでバイタルエリア左まで駆け上がったチュクウェゼのダイレクトクロスは相手DFに当たると、こぼれ球をプリシックがワンタッチで繋ぐと、ゴール前のS・ヒメネスが左足でダイレクトシュートを流し込んだ。 さらにミランは75分にも、中盤で獲得したFKからラインデルスが相手DFの隙を突きロングパスを供給すると、DFの裏に抜け出したS・ヒメネスが飛びだしたGKの上を狙ったループシュートでゴールネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定でゴールは取り消された。 同点弾で一気に攻勢を強めるミランは79分、左サイド深くまで侵攻したチュクウェゼがボックス内へグラウンダーのパスを送ると、これを受けたフェリックスがシュート。これはDFベウケマにブロックされたが、こぼれ球を走り込んだプリシックが右足でゴール右隅に流し込んだ。 終盤にかけてボローニャが猛攻を受けたミランは90分、右クロスのこぼれ球からカンビアギに決定機を許したが、これはGKメニャンが好セーブ。するとミランは、直後の92分にカウンターでボックス手前まで持ち上がったチュクウェゼのパスをボックス左で受けたS・ヒメネスが試合を決定づける3点目を沈めた。 結局、試合はそのまま3-1でタイムアップ。サンティアゴ・ヒメネスの移籍後初となるドッピエッタなどでボローニャに逆転勝利のミランが、コッパ・イタリア決勝の前哨戦を制した。 ミラン 3-1 ボローニャ 【ミラン】 サンティアゴ・ヒメネス(後28) クリスチャン・プリシック(後34) サンティアゴ・ヒメネス(後47) 【ボローニャ】 リッカルド・オルソリーニ(後4) 2025.05.10 06:00 Sat4
「決して良い出来ではなかった」コッパ・イタリア決勝の前哨戦を制したミラン、コンセイソン監督はシステム変更後の選手たちを称賛「しっかりと対応した」
ミランのセルジオ・コンセイソン監督が9日にホームで行われ、3-1で勝利セリエA第36節ボローニャ戦を振り返った。 14日に行われるコッパ・イタリア決勝の前哨戦となった一戦に臨んだミランは、ゴールレスで迎えた後半立ち上がりにオルソリーニのミドルシュートで先制を許す。 65分にサンティアゴ・ヒメネス、チュクウェゼ、ウォーカーを投入したミランは、73分に試合を振り出しに戻す。チュクウェゼの左クロスのこぼれ球をプリシックがワンタッチで繋ぎ、最後はゴール前のS・ヒメネスがゴールに流し込んだ。 この同点弾で攻勢を強めたミランは、79分にもフェリックスのシュートのこぼれ球をボックス中央に走り込んだプリシックが流し込み、追加点。さらに92分には、カウンターからボックス左でパスを受けたS・ヒメネスがゴールネットを揺らし、ミランが3-1で勝利した。 試合後にイタリア『スカイ』のインタビューを受けたコンセイソン監督は、「決して良い出来ではなかった」と反省を口にしながらも、前哨戦で逆転勝利を飾った選手たちのパフォーマンスを称賛した。 「決して良い出来ではなかった。セリエA、コッパ・イタリア、チャンピオンズリーグで好成績を残しているチームに勝ったのは事実だ。彼らはマンツーマンでプレッシャーをかけてくるので、うまくスペースを見つけなければ、前半のような劣勢を強いられる」 「先制点を許したのは、もう少し高い位置からプレスをかけようとして裏を取られたからだ。私はシステムを4-4-2に変更したが、選手たちはしっかりと対応したし、ベンチからスタートした選手たちも良い動きを見せてくれた。こういうスピリットが、私はこのチームの好きなところなんだ」 また、移籍後初のドッピエッタを達成し、勝利に大きく貢献したサンティアゴ・ヒメネスについて問われると、以下のようにコメントした。 「サンティは努力しているし、素晴らしい資質を備えていると私は以前から言ってきたし、彼に必要なものを与えるために日々声をかけてきた。ただ選手には、技術的なクオリティーだけでなく、精神的な強さや体力も必要なんだ」 「彼はケガを抱えてここに来たことを決して忘れない。我々は毎日、彼が完全に回復するよう努力している。彼のゴールに関しては、本当に嬉しく思っている。彼のようなストライカーはゴールのために生きているのだからね」 2025.05.10 07:30 Sat5