2点差追いつかれた低調スパーズがオリンピアコス相手に最低限の勝ち点1を持ち帰る《CL》
2019.09.19 03:51 Thu
チャンピオンズリーグ(CL)・グループB第1節、オリンピアコスvsトッテナムが18日に行われ、2-2のドローに終わった。
昨季、準優勝チームのトッテナムと、ブンデスリーガ7連覇のバイエルンの2強と、オリンピアコスとツルヴェナ・ズヴェズダの2弱という明確な構図となったグループB。
昨季、ファイナルの敗戦からの立ち直りを目指すトッテナムは、グループ3番手の実力と見られるオリンピアコスとの敵地での初戦に臨んだ。4-0で快勝した直近のクリスタル・パレス戦からは先発5人を変更。両サイドバックをダビンソン・サンチェス、ベン・デイビスに入れ替えた他、パレス戦でゴールを奪ったソン・フンミン、ラメラに代わってルーカス・モウラ、デレ・アリを起用した。
ホームの大歓声を後押しにオリンピアコスがアグレッシブな入りを見せる。これに対して、ボールの主導権を握ったアウェイのトッテナムだが、全体的な動きの少なさに加えてサイドバックの効果的な攻撃参加もなく中央を締める相手に対して幅を使った攻撃を見せられない。
さらに、パススピードの遅さと連携ミスからオリンピアコスに再三のカウンターチャンスを許すと、右サイドのポデンセを起点にフィニッシュまで持ち込まれる。18分には左サイドのツィミカスからの折り返しを、ファーのポデンセに胸で落とされてゲレーロに決定的なシュートを許すが、ここは左ポストに救われる。
26分、ボックス右角で仕掛けたケインがDFメリアーに足をかけられてPKを獲得。これをケイン自らゴール中央に突き刺し、この試合のファーストシュートで先制点を奪う。さらに30分には相手陣内左サイドでのデイビスの見事なインターセプトからショートカウンターに転じる。ペナルティアーク付近で横パスを受けたルーカス・モウラが強烈なミドルシュートをゴール左上隅に突き刺し、瞬く間にリードを2点に広げた。
この2ゴールによって試合の流れは一気にアウェイチームに傾くかに思われたが、しっかりと気持ちを切り替えたホームチームがすぐさま反撃に転じていく。すると、前半終了間際の44分にはボックス手前右のハーフスペースでボールを引き出したヴァルブエナからの絶妙なスルーパスに抜け出したポデンセがボックス右角度のないところから右足のシュートをファーポストに流し込み、前半のうちに1点を返すことに成功した。
後半に入ると、ハーフタイムにアルゼンチン人指揮官からの激しい檄が飛んだか、アウェイのトッテナムがようやく本来のパフォーマンスを見せ始める。しかし、立ち上がりのデレ・アリの決定機はオフサイドでゴールは認められず。
すると、54分には波状攻撃を受けた際にボックス内でDFヴェルトンゲンがヴァルブエナを後ろから倒してしまい、痛恨のPK献上。これをキッカーのヴァルブエナに決められ、2点差を追いつかれた。
これで再び勝ち越し点を奪うためにエネルギーが必要となったトッテナムは62分にエンドンベレを下げてムサ・シソコを投入。65分にはデレ・アリが縦への仕掛けからボックス右に持ち込んで決定的なシュートを放つが、これは相手GKの好守に遭う。
その後、デレ・アリ、ルーカスを下げてソン・フンミン、ラメラをピッチに送り込んだトッテナムは、ここから攻勢を強めていく。86分にはセットプレーの二次攻撃からボックス左に抜け出したラメラがニア上を狙ったシュートを放つが、ここは相手GKの好守に遭う。さらに、後半アディショナルタイムにもケインの個人技で惜しいところまでは行ったものの3点目を奪うまでには至らず。
試合はこのまま2-2でタイムアップを迎え、オリンピアコスの健闘とトッテナムの微妙なパフォーマンスによって痛み分けのドローに終わった。
昨季、準優勝チームのトッテナムと、ブンデスリーガ7連覇のバイエルンの2強と、オリンピアコスとツルヴェナ・ズヴェズダの2弱という明確な構図となったグループB。
昨季、ファイナルの敗戦からの立ち直りを目指すトッテナムは、グループ3番手の実力と見られるオリンピアコスとの敵地での初戦に臨んだ。4-0で快勝した直近のクリスタル・パレス戦からは先発5人を変更。両サイドバックをダビンソン・サンチェス、ベン・デイビスに入れ替えた他、パレス戦でゴールを奪ったソン・フンミン、ラメラに代わってルーカス・モウラ、デレ・アリを起用した。
さらに、パススピードの遅さと連携ミスからオリンピアコスに再三のカウンターチャンスを許すと、右サイドのポデンセを起点にフィニッシュまで持ち込まれる。18分には左サイドのツィミカスからの折り返しを、ファーのポデンセに胸で落とされてゲレーロに決定的なシュートを許すが、ここは左ポストに救われる。
その後も低調なパフォーマンスが続くアウェイチームだったが、昨季ファイナリストに相応しい試合巧者ぶりで一気に試合を動かす。
26分、ボックス右角で仕掛けたケインがDFメリアーに足をかけられてPKを獲得。これをケイン自らゴール中央に突き刺し、この試合のファーストシュートで先制点を奪う。さらに30分には相手陣内左サイドでのデイビスの見事なインターセプトからショートカウンターに転じる。ペナルティアーク付近で横パスを受けたルーカス・モウラが強烈なミドルシュートをゴール左上隅に突き刺し、瞬く間にリードを2点に広げた。
この2ゴールによって試合の流れは一気にアウェイチームに傾くかに思われたが、しっかりと気持ちを切り替えたホームチームがすぐさま反撃に転じていく。すると、前半終了間際の44分にはボックス手前右のハーフスペースでボールを引き出したヴァルブエナからの絶妙なスルーパスに抜け出したポデンセがボックス右角度のないところから右足のシュートをファーポストに流し込み、前半のうちに1点を返すことに成功した。
後半に入ると、ハーフタイムにアルゼンチン人指揮官からの激しい檄が飛んだか、アウェイのトッテナムがようやく本来のパフォーマンスを見せ始める。しかし、立ち上がりのデレ・アリの決定機はオフサイドでゴールは認められず。
すると、54分には波状攻撃を受けた際にボックス内でDFヴェルトンゲンがヴァルブエナを後ろから倒してしまい、痛恨のPK献上。これをキッカーのヴァルブエナに決められ、2点差を追いつかれた。
これで再び勝ち越し点を奪うためにエネルギーが必要となったトッテナムは62分にエンドンベレを下げてムサ・シソコを投入。65分にはデレ・アリが縦への仕掛けからボックス右に持ち込んで決定的なシュートを放つが、これは相手GKの好守に遭う。
その後、デレ・アリ、ルーカスを下げてソン・フンミン、ラメラをピッチに送り込んだトッテナムは、ここから攻勢を強めていく。86分にはセットプレーの二次攻撃からボックス左に抜け出したラメラがニア上を狙ったシュートを放つが、ここは相手GKの好守に遭う。さらに、後半アディショナルタイムにもケインの個人技で惜しいところまでは行ったものの3点目を奪うまでには至らず。
試合はこのまま2-2でタイムアップを迎え、オリンピアコスの健闘とトッテナムの微妙なパフォーマンスによって痛み分けのドローに終わった。
トッテナムの関連記事
UEFAチャンピオンズリーグの関連記事
|
トッテナムの人気記事ランキング
1
スパーズ1年目で驚異の進化示す19歳ベリヴァルが新契約にサイン!
トッテナムは29日、スウェーデン代表MFルーカス・ベリヴァル(19)との契約を2031年6月30日まで延長したことを発表した。 2022年夏に当時スウェーデン3部のIFブロマポイカルナでファーストチームデビューを果たした多才なMFは、その半年後に1部のユールゴーデンに移籍。まだ17歳だった昨年1月のエストニア代表戦ではスウェーデンのA代表デビューを果たした。 一時はバルセロナ行き有力と言われたなか、昨年2月に2024-25シーズンからのスパーズ行きが発表された。 プレシーズンに好アピールを見せると、プレミアリーグ開幕節のレスター・シティ戦で早くも新天地デビュー。以降は負傷者が目立ったなか、同い年のU-21イングランド代表MFアーチー・グレイとともに定期的にプレー機会を得て、試合を経るごとに成長を遂げた。 2025年に入ると、完全に中盤の主力に定着し、EFLカップ準決勝のリバプール戦では待望の加入後初ゴールを記録。ここまで公式戦45試合1ゴール4アシストの数字を残している。 187cmの大型MFは優れた足元の技術、戦術眼に加え、パスセンスにも優れる万能型で、後方での組み立て、局面を変えるドリブルでの運び、ラストパスも出せる多才さが最大の売り。加えて、スパーズでの1年目を通じてプレーの連続性、強度においても著しい成長を示しており、厳しいシーズンを過ごすチームにおいて数少ない光を与える存在となっている。 2025.04.30 06:30 Wed2
「トッテナム」は禁止、「スパーズ」で…クラブが改めて通達、放送局からも「トッテナム」表記が消える
現在はアンジェ・ポステコグルー監督が指揮し、韓国代表FWソン・フンミンらが所属。かつては戸田和幸氏も在籍したことがあるトッテナム・ホットスパーだが、クラブは「トッテナム」と呼ばれることを望んでいない。 チーム名は「トッテナム・ホットスパー」。愛称は「スパーズ」として知られているが、「トッテナム」と称されることも多い。 「トッテナム」と言えば、「トッテナム・ホットスパー」と誰もが考える状況。イギリス『スカイ・スポーツ』もプレミアリーグの順位表などを伝える時には「Tottenham(トッテナム)」とこれまで表記してきた。しかし、ここにきて「Spurs(スパーズ)」の表記に変更されていた。 『The Athletic』によると、2月10日、クラブからプレミアリーグの放送局に通達があったとのこと。「トッテナム・ホットスパーの名称変更」というメールが届いたという。 「トッテナム・ホットスパーはクラブ名に関して説明を行った。クラブは主にトッテナム・ホットスパーとして知られるよう要請し、短縮形としてスパーズが好まれている。クラブはトッテナムと呼ばれないよう要請する」 この通達は世界中のプレミアリーグの放送局に対して送られたとのこと。プレミアリーグの公式サイトでも、「Tottenham(トッテナム)」の表記はなく、「Tottenham Hotspur(トッテナム・ホットスパー)」か「Spurs(スパーズ)」のみになったという。 そもそも、クラブは2011年以来、「トッテナム」と呼ばれることは好ましくないというスタンス。「トッテナム」とは地域の名前であり、クラブ名ではないということが理由だ。 2024年11月にリマスターされたブランドアイデンティティを発表。「ユナイテッド、シティ、ローバーズが溢れるこの世界で、ホットスパーはただ1つ、トッテナム・ホットスパーだけです。チームやブランドについて言及する際は、『トッテナム・ホットスパー』、『トッテナム・ホットスパー・フットボール・クラブ』、または『THFC』を使用してください。決して我々のクラブを『トッテナム』、『トッテナム・ホットスパーFC』、または『TH』と呼ばないでください」とのことだ。 「スパーズ」でも確かに多くの人にとっては印象付けられる一方で、世界的に見ればNBAの「サンアントニオ・スパーズ」もあり、混同される可能性もゼロではない。むしろ「トッテナム」の方が唯一無二。いずれにしても、クラブの方針としては「トッテナム」とは呼ばれなくないようなので、ファン・サポーターの方は改めて認識すると良いかもしれない。 2025.02.22 23:55 Sat3
「バルサにノーというのは簡単ではなかった」トッテナムが獲得したスウェーデンの逸材MFベルグヴァルが違った未来があったことを明かす
来シーズンからトッテナムでプレーすることが決定したスウェーデン代表MFルーカス・ベルグヴァル(18)が、移籍の経緯を語った。スウェーデン『Aftonbladet』が伝えた。 スウェーデンのユールゴーデンでプレーするベルグヴァル。18歳ながら中盤に君臨し、これまで公式戦で29試合に出場し3ゴールを記録している。 若き才能は世代別のスウェーデン代表も経験しており、今年1月にはA代表デビュー。ビッグクラブが注目する中で、トッテナム行きを選択した。 ベルグヴァルは、インタビューでトッテナムの他にバルセロナへ行くことも迷っていたとのこと。ただ、自身にとって正しい選択をしたと今は感じているという。 「とても素晴らしいクラブだ。非常に難しい選択だったし、長い間、五分五分だった。でも最終的に、トッテナムが自分のキャリアにとっては正しい次のステップだと感じた。本能的な感覚だったんだ」 「バルセロナにノーと言うのは簡単ではなかったし、決断を下しまでに長い時間がかかった。でも正しい選択をしたと思う」 また、トッテナムにはスウェーデン代表の先輩でもあるMFデヤン・クルゼフスキが所属。話を聞いていたとし、実際にクラブに到着してその話を実感したとのこと。また、かつてユベントスに加入することがあった可能性も明かした。 「前に少し話したことがある。クラブがどう機能していて、どう言う仕事があり、どうやってトレーニングをし、日々をどう過ごしているかとかだ。説得力がある話ではなかったよ」 「彼はクラブが素晴らしいと言っただけで、僕は到着したときに気が付いたんだ。素晴らしい歓迎を受けた。とてもファミリーのようなクラブだし、素晴らしい人々がいる」 「彼もその場にきて5〜10分ぐらい話したよ。デヤンと僕は前にも連絡をとっていた。2人ともブロマポイカルナの出身だから以前から知っていたし、2020年にユベントスのトライアルを受けに行ったときに出会っていた。だから、クルゼフスキのことは知っていたんだ」 2024.02.06 17:30 Tue4
「本当に日本のアニメ好きなのね」 スパーズ新加入FWが新たなアニメパフォを披露! SNS上ではその姿に「進撃のソランケ」「ソランケが巨人化」
トッテナム新加入のイングランド代表FWドミニク・ソランケが愛する日本アニメから新たなゴールパフォーマンスを披露した。 昨季のプレミアリーグで19ゴールと大ブレイクを遂げ、イングランド屈指のストライカーに数えられるまでになったソランケ。一方で、大のアニメ好きとしても有名で、ゴールパフォーマンスはキャラクターをモチーフにしたものが多い。 この夏の来日時も『東映アニメーションミュージアム』を訪問したりと、アニメ好きをさらけ出す27歳FWは26日に行われたヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ第1節のカラバフ戦で68分のチーム3点目をマーク。3-0の勝利に貢献した。 そして、今回のゴールセレブレーションでは『進撃の巨人』の主人公であるエレン・イェーガーをインスパイア。イェーガーが巨人化の直前にやる自らの手を噛む仕草をお披露目した。 SNS上ではファンから「進撃の巨人パフォーマンス最高っす」「進撃のソランケ」「本当に日本のアニメ好きなのね」「ソランケが巨人化」などの声が上がっている。 ソランケはこれで公式戦2戦連発。新天地でもゴールが決まり始めたとあって、今後もセレブレーションに注目だ。 <span class="paragraph-title">【動画】ソランケが新たなアニメパフォを披露</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Dominic Solanke. Poacher. <a href="https://t.co/ghVIKb6ivP">pic.twitter.com/ghVIKb6ivP</a></p>— Tottenham Hotspur (@SpursOfficial) <a href="https://twitter.com/SpursOfficial/status/1839583255592624255?ref_src=twsrc%5Etfw">September 27, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <span class="paragraph-title">【画像】ソランケの進撃の巨人パフォに現地メディアも反応</span> <span data-other-div="movie2"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Dominic Solanke continues his anime celebration tradition with the Eren Yeager hand bite <a href="https://t.co/raRzIXSXoP">pic.twitter.com/raRzIXSXoP</a></p>— Football on TNT Sports (@footballontnt) <a href="https://twitter.com/footballontnt/status/1839415445943697479?ref_src=twsrc%5Etfw">September 26, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.27 19:45 Fri5