【試合前日会見】森保監督がミャンマーを警戒「組織にあったプレーができる手強いチーム」《ワールドカップ・アジア2次予選》
2019.09.09 21:45 Mon
日本代表(FIFAランキング33位)が9日、翌10日に行われるカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のミャンマー戦(同135位)に先駆け、公式会見を行った。
──森保一監督は選手時代にワールドカップ(W杯)の出場を逃しているが、監督として臨む心境は
「選手時代もW杯予選を戦わせて頂きましたが、夢に向かって戦いが始まるんだということで、一戦一戦、試合に臨んでいくことはあります。監督としてカタールW杯に向けてアジア予選をやりますが、これまでも一戦一戦代表として活動してきた日々の積み上げがあって、明日の試合に臨むことになると思います」
「夢の大舞台で大きな目標となる大会を見据えて、勝利を目指して一試合ずつ戦うこと。そして選手個人とチームが成長して強くなるということを積み上げていきたいです。選手にはプレッシャーの懸かる予選ではあると思いますけど、思い切って試合をしてもらえればと思います」
「育成年代でW杯に参戦したり、今のアジアの中でも力を付けているチームだと思います。監督も外国人を招へいして、組織にあったプレーができる手強いチームだと思っています」
──ミャンマー戦のスタメンについて、久保の起用はあるか
「今回の招集メンバーの中で、キリンチャレンジカップを戦いました。その中で、コンディションの良い選手を明日のスタメンに起用していきたいと思っています。今日の練習を見て、久保の起用を含めて考えていきたいと思います」
──日本とは環境や気候が異なるが、それに適した戦術を準備しているのか
「我々はやろうとしていることは変わりありません。ですが、理想と現実は使い分けていかないと思っています。練習でも体験しましたけど、スコールが降ってきてグラウンド状態が悪い中、どういった判断していくかというのは、現実的な良い判断をして相手を上回っていけるようにしていきたいです」
「想定外のことが起こることもしっかりと考えていかないといけないと思います。選手たちにはその現実の中で柔軟に、臨機応変に適応していってもらいたいです。現実は変えられないので、自分たちの力を発揮できるようにすべての環境を受け止めてプレーしてほしいと思います」
──前回の予選では初戦のシンガポール相手に引き分けたが、どのように試合に入りたいか
「我々にとって、起きてほしくない結果があることもサッカーだと思います。シンガポール戦に引き分けたということで、以前の経験を生かして、より隙の無い戦いを選手たちがイメージしてくれていると思っています」
──多くのミャンマーの人が日本代表が5-0以上のスコアで勝つと予想しているが
「日本対ミャンマーについて予想されるのは嬉しいです。ただ、我々にとって理想的な試合結果になればもちろん良いと思います。ミャンマーは力のあるチームだと思いますし、アウェイで戦う難しさもあると思うので、厳しい試合になるということを覚悟しながら、全力を尽くしていきたいです」
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5日に行われたキリンチャレンジカップ2019のパラグアイ代表戦で2-0の完勝を収めた森保ジャパン。ミャンマー戦の前日会見に出席した森保監督は、MF久保建英(マジョルカ/スペイン)の起用を示唆した。また、日本と異なる環境についても言及している。◆森保一監督(日本代表)「選手時代もW杯予選を戦わせて頂きましたが、夢に向かって戦いが始まるんだということで、一戦一戦、試合に臨んでいくことはあります。監督としてカタールW杯に向けてアジア予選をやりますが、これまでも一戦一戦代表として活動してきた日々の積み上げがあって、明日の試合に臨むことになると思います」
「夢の大舞台で大きな目標となる大会を見据えて、勝利を目指して一試合ずつ戦うこと。そして選手個人とチームが成長して強くなるということを積み上げていきたいです。選手にはプレッシャーの懸かる予選ではあると思いますけど、思い切って試合をしてもらえればと思います」
──ミャンマーについて知っていることは
「育成年代でW杯に参戦したり、今のアジアの中でも力を付けているチームだと思います。監督も外国人を招へいして、組織にあったプレーができる手強いチームだと思っています」
──ミャンマー戦のスタメンについて、久保の起用はあるか
「今回の招集メンバーの中で、キリンチャレンジカップを戦いました。その中で、コンディションの良い選手を明日のスタメンに起用していきたいと思っています。今日の練習を見て、久保の起用を含めて考えていきたいと思います」
──日本とは環境や気候が異なるが、それに適した戦術を準備しているのか
「我々はやろうとしていることは変わりありません。ですが、理想と現実は使い分けていかないと思っています。練習でも体験しましたけど、スコールが降ってきてグラウンド状態が悪い中、どういった判断していくかというのは、現実的な良い判断をして相手を上回っていけるようにしていきたいです」
「想定外のことが起こることもしっかりと考えていかないといけないと思います。選手たちにはその現実の中で柔軟に、臨機応変に適応していってもらいたいです。現実は変えられないので、自分たちの力を発揮できるようにすべての環境を受け止めてプレーしてほしいと思います」
──前回の予選では初戦のシンガポール相手に引き分けたが、どのように試合に入りたいか
「我々にとって、起きてほしくない結果があることもサッカーだと思います。シンガポール戦に引き分けたということで、以前の経験を生かして、より隙の無い戦いを選手たちがイメージしてくれていると思っています」
──多くのミャンマーの人が日本代表が5-0以上のスコアで勝つと予想しているが
「日本対ミャンマーについて予想されるのは嬉しいです。ただ、我々にとって理想的な試合結果になればもちろん良いと思います。ミャンマーは力のあるチームだと思いますし、アウェイで戦う難しさもあると思うので、厳しい試合になるということを覚悟しながら、全力を尽くしていきたいです」
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日本サッカー協会(JFA)は20日、フランスで行われるSUD Ladies Cup 2024に参加する、U-20日本女子代表メンバーを発表した。 狩野倫久監督は、今回のメンバーに大学からは早稲田大学の大山愛笑、アメリカのサンタクララ大学の林愛花が招集された。 また、海外組では、ノースカロライナ・カレッジの松窪真心、ユールゴーデンの小山史乃観が招集されている。 大会は27日から6月6日までフランスのアヴィニョンで開催。日本はグループAに入り、U-20コロンビア女子代表(5/29)、U-20メキシコ女子代表(6/1)と対戦。その後4日に順位決定戦を戦う。 今年は8月から9月にかけてコロンビアでU-20女子ワールドカップが開催日本もアジア王者として参加することとなり、重要なテストマッチの大会となる。 今回発表された_U-20日本女子代表は以下の通り。 ◆U-20日本女子代表メンバー GK 18.大熊茜(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース) 21.鹿島彩莉(ちふれASエルフェン埼玉) 1.岩崎有波(ノジマステラ神奈川相模原) FP 10.天野紗(INAC神戸レオネッサ) 6.白沢百合恵(アルビレックス新潟レディース) 9.土方麻椰(日テレ・東京ヴェルディベレーザ) 2.柏村菜那(日テレ・東京ヴェルディベレーザ) 13.松窪真心(ノースカロライナ・カレッジ/アメリカ) 5.林愛花(サンタクララ大学/アメリカ) 3.佐々木里緒(マイナビ仙台レディース) 8.大山愛笑(早稲田大学) 4.米田博美(セレッソ大阪ヤンマーレディース) 19.笹井一愛(ノジマステラ神奈川相模原) 7.角田楓佳(三菱重工浦和レッズレディース) 14.小山史乃観(ユールゴーデンIF/スウェーデン) 12.久保田真生(INAC神戸レオネッサ) 17.岡村來佳(三菱重工浦和レッズレディース) 15.樋渡百花(日テレ・東京ヴェルディベレーザ) 16.白垣うの(セレッソ大阪ヤンマーレディース) 20.松永未夢(日テレ・東京ヴェルディメニーナ) 11.板村真央(JFAアカデミー福島) 2024.05.20 20:25 Mon4
主力としてオランダ1部優勝争い。満を持して代表右SB一番手を取りに行く菅原由勢【新しい景色へ導く期待の選手/vol.6】
第2次森保ジャパンの初陣となる24・28日のウルグアイ・コロンビア2連戦(東京・大阪)。3年後の2026年北中米W杯に向けた強化がいよいよスタートする。 そのメンバー26人が発表されたが、30代はシュミット・ダニエル(シント=トロイデン)、遠藤航(シュツットガルト)、伊東純也(スタッド・ランス)の3人だけ。大幅な若返りが図られた印象だ。 右サイドバック(SB)はその筆頭ではないか。2014年ブラジル・2018年ロシア・2022年カタールと3度のW杯に参戦した32歳の酒井宏樹(浦和レッズ)と29歳の山根視来(川崎フロンターレ)が揃って外れ、20代前半の3人が名を連ねることになったからだ。 最年長は23歳の橋岡大樹(シント=トロイデン)だが、彼も2019年E-1選手権(釜山)で2試合に出場しただけ。22歳の菅原由勢(AZ)にしても、欧州組だけで挑んだ2020年10月のカメルーン戦(ユトレヒト)で終盤にピッチに立ったのみである。半田陸(ガンバ大阪)に至ってはパリ五輪世代でA代表実績は皆無。3人のバトルは見ものだ。 こうした中、森保監督が最も注目していると見られるのが菅原だろう。実際、2月の欧州視察時には、アルクマールまで直々に出向いている。現地を訪れたのは、2月10日のエクセルシオール戦。翌11日にはフライブルク対シュツットガルト戦を見に行っているから、凄まじい強行日程だったのは間違いない。そこまでリスクを冒しても、菅原のパフォーマンスをその目で確認したかったということになる。やはり期待値は非常に高いのだ。 「由勢のチームの中での立ち位置が明らかに変わっているなと感じました。以前はレギュラーを取るために戦っていましたが、今はチームの中心選手として周囲から信頼されている。しかも、AZはオランダという素晴らしいリーグで優勝争いをしている。欧州5大リーグに近いレベルの国でトップを争うチームで戦っているのはすごく評価できるところ。簡単なことではない」と森保監督も語っており、成長した姿を代表で見せつけてほしいと願っているのだ。 もともと菅原は10代の頃から「内田篤人(JFAロールモデルコーチ)の後継者」と目され、2017年U-17W杯(インド)・2019年U-20W杯(ポーランド)を経験してきたエリートだ。メディアの質問にも自分の言葉で理路整然と答えられる賢さとコミュニケーション力を備えており、19歳で赴いたオランダでもすぐさま適応できる社交性も持ち合わせていた。東京五輪は2000年生まれで一番下の学年ということもあって惜しくも選外となったものの、本人は挫折を糧に成長を続け、着実にスケールアップしている。 この4シーズンでほぼコンスタントに国内リーグ戦に出続けているうえ、2019-20シーズンはヨーロッパリーグ、2021-22・2022-23シーズンにはヨーロッパ・カンファレンスリーグに参戦しているという欧州舞台の経験値も魅力。それは他の右SB陣が持ち合わせていないものだ。 こうした実績もあり、カタールW杯直前に中山雄太(ハダースフィールド・タウン)が負傷離脱した際にも「左右SBのできる菅原を追加招集すべき」という声が挙がったほどだ。結果的には町野修斗(湘南ベルマーレ)が選ばれ、本人は東京五輪に続く落選を味わったわけだが、負けず嫌いの男は「ここから巻き返してやる」と誓ったに違いない。 今回は同じ2000年生まれの谷晃生(ガンバ大阪)、瀬古歩夢(グラスホッパー)、中村敬斗(LASKリンツ)も名を連ねている。それも本人にとって心強い点だろう。彼らに久保建英(レアル・ソシエダ)を加えた2000・2001年生まれの5人はU-12世代からともに代表活動をしてきた仲間。森山佳郎監督の下でインドネシアやインド、ウズベキスタンなどアジアの環境の悪い国々に転戦し、タフさを養ってきた。そういった経験値がある分、メンタル的に強い人間が揃っている。 ドイツ5部からブンデスリーガ1部に這い上がった上月壮一郎(シャルケ)もその一員ではあるが、日本人の若者としては少し異質な人材が出てくるのも不思議ではないのだ。年齢や国籍に関係なくバチバチできるメンタリティをぜひとも新生・森保ジャパンに還元してほしいもの。すでにA代表歴のある菅原はその筆頭にならなければいけない。 さらに言うと、名古屋ユースの大先輩・吉田麻也(シャルケ)が外れた今、偉大な先陣から託されたものを受け継ぎ、ピッチで示すことも彼に託される重要タスク。菅原はそういうことを考えて行動に移せる人間である。だからこそ、こちらも大いに期待したくなる。 A代表から離れていた約2年半で、彼がどのような変貌を遂げたのかをしっかりとチェックすることが、初陣2連戦の大きなテーマ。「内田二世」と評されてきた男が見る者の度肝を抜くような仕事をやってのけることを今から楽しみに待ちたい。 2023.03.16 18:30 Thu5