DFリーダーの吉田麻也、過酷なW杯予選アウェイ戦に「最初にコケると厳しくなる」《キリンチャレンジカップ》

日本代表は4日、翌5日に行われるキリンチャレンジカップ2019のパラグアイ代表戦に向けて、試合会場となる県立カシマサッカースタジアムで前日トレーニングを行った。練習終了後、DF吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)がメディア陣の取材に応対。これから始まるカタール・ワールドカップ(W杯)予選に向けて、DFリーダーとして期待がかかる中、劣悪な環境も強いられる可能性のあるアウェイ戦の戦い方について言及した。◆DF吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)
──海外組が多くなったが
「今は海外に行き出した選手が多いです。代表のために帰ってきて、時差があったり、中東行けば気温の変化も出てきます。単純に移動の力も出てきますし、僕も含めてですけど、移動して(代表のために)帰ってきて試合に出れないということもあると思います。その中でも、戦っていって予選突破を勝ち取るというのは大事だし、たくましくなる選手がたくさん出てくるんじゃないかなと思います」
──ワールドカップ(W杯)予選は普段行かない国に行くので、若い選手にとって大きいのでは
「良い経験ができると思います。サッカー選手としてだけではなくて、人間として色々な世界を見るというのは良いことだと思います。ただ、遠くてしんどいことは事実ですけど、楽しみではあります」

──初めて経験した中東は厳しかったか
「オマーンの時は酷かったです。きつかったし、ピッチも悪かったし、全然動けなかったです」──目まぐるしく変わる環境にフィットするのは難しいが、過去を振り返ってどう対応していきたいか
「取りこぼさないことと、ホームでしっかり勝つことです。ホームでしっかり勝ってアウェイでいくつかの試合で勝ち点を取れれば予選突破は決まると思います。手堅くいきたいですし、最初にコケると厳しくなるので、良いスタートを切ることが何より重要だと思います」

──予選では1点をどう取るかが大事だが、どのようにして取りたいか
「セットプレーは1つのチャンスだし、失点しないことが当たり前です。予選を通して失点の数を減らしていきたいですし、良い守備から良い攻撃が始まると思います。あまり先のことは考えず、一戦一戦やりたいです。まずは明日は良い試合にしなければいけないと思います。明日の試合によっては雰囲気もガラッと変わるでしょうし、ただの親善試合という位置付けではなくて、成長する過程での大事な一戦です」