コパに続き代表召集のMF板倉滉「1日1日が勝負」《キリンチャレンジカップ》

日本代表は2日、今月行われるキリンチャレンジカップに向けて、茨城県内でトレーニングを実施した。トレーニング終了後、MF板倉滉(フローニンヘン/オランダ)が、メディアの取材に応対。代表における立ち位置に危機感を募らせている。◆MF板倉滉(フローニンヘン/オランダ)
──コパ・アメリカ以来となるが、自分の今の立ち位置は
「毎回の練習や試合からしっかりアピールしてやらないと、次はないなという気持ちは自分の中にありますし、1日1日が勝負だと思いながらプレーしなければいけないと思います」

──代表での成長や変化は
「コパを振り返れば、1試合目は全然ダメだったので、これで終わったらダメだという気持ちもあったし、日本代表を背負っている以上は相手が誰でも負けていいことはないと思うので、自覚を持ってやらないと思っています」──ボランチは色々な選手と組んでいるが、それぞれの生かし方とかはあるか
「まずは自分の良さを出すことが大事かなと思います。どの試合でもそうですけど、味方のポジショニングを見ながらプレーする。その中で、自分の良さである高さや守備の部分、繋ぎの部分というところはどんどん出さなければいけないと思います」

──中心となっている柴崎岳と長くプレーしたことはプラスになると思うが
「実際に組んで見て、すごく周りの状況を把握しながらポジションを取ってくださっていたので、違うなと感じました。でも、同じポジションである以上、そこも勝負だと思うので、同じチームであり、個人でも勝負でもあるという。そこも頑張りたいです」

──CBとボランチを両方やることで短い期間での切り替えなどは
「ボランチから後ろに下がる分には視野の確保という点でもやりやすいんですが、ディフェンスからボランチは視野の確保の仕方が変わってきて難しい部分もあります。パラグアイ戦までの間の練習でしっかり確認して、パラグアイ戦では問題なくプレーできるようにしておかなければいけないなと思います」

──厳しい環境でCBをやると、いざボランチでやってもCBでやってきたことが生きるか
「実際にチームで一対一の勝負や球際の勝負で、すごく口すっぱく監督から言われているので、少しは成長があると思います。それは今回の遠征で出さなくてはいけないと思います」

──昨シーズン出られない中から、どうやって監督の信頼を勝ち取ったか
「とにかく練習から全力でやるということは、去年出られていない時からブレずにやっていましたし、それもあって少しずつ認めてもらえていたということを感じています。その結果が試合に出られることに繋がっていて、今回代表にも選んでいただいたと思います。全然出ていなかった期間はネガティブには捉えていないです｣

──DFヴィルヒル・ファン・ダイク(リバプール)がDF初のUEFA欧州最優秀選手を受賞したことは、DFにとって弾みになるのでは
「ディフェンスの選手があのように賞をもらえることはすごいなと思います。ファン・ダイク自体も50数試合ドリブルで抜かれていないとか聞いていて、トップレベルの選手になるには、そういった選手じゃなきゃいけないなと思いますし、どの相手でも負けたくないという思いは強いので、少しずつ近づいていければと思います」