リーズで一躍脚光を浴び、消滅危機の2クラブでもプレーした元ジャマイカ代表FWベックフォードが現役引退

2019.08.27 22:05 Tue
Getty Images
イングランドの下部リーグで活躍し、プレミアリーグでのプレー経験もある元ジャマイカ代表FWジャーメイン・ベックフォード(35)が、自身のインスタグラム(jermainebecks83)で現役引退を発表した。
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ロンドン生まれのベックフォードは、チェルシーの下部組織出身。その後、ウィールドストーンというアマチュアクラブに入団。そこで40試合35ゴールを記録すると、多くのクラブから注目を集めると、2006年3月にリーズへ完全移籍した。リーズ時代にはカーライル・ユナイテッドやスカンソープ・ユナイテッドへのレンタル移籍も経験した中、2009-10シーズンにはリーグ1(イングランド3部)で42試合に出場し25ゴール7アシストを記録。特に、FAカップでは3回戦でマンチェスター・ユナイテッド相手に1ゴールを記録し勝利に貢献すると、4回戦ではトッテナム相手に2ゴールを記録。試合は引き分けとなり再試合で敗れたものの、大きなインパクトを残した。
このシーズンの活躍により、多くのクラブから興味を抱かれた中、エバートンへ完全移籍。3部からプレミアリーグへと飛躍。2010-11シーズンは32試合に出場し8ゴール2アシストを記録。しかし、2011-12シーズンにはレスター・シティへと完全移籍し、再び下部リーグへ活躍の場を移した。

レスター移籍後は、ハダースフィールド、ボルトン、プレストンなどでプレー。イングランド国内のクラブでのみ10クラブでプレーし、昨シーズンはリーグ1(イングランド3部)のベリーに所属していた。現在財政危機により、クラブの消滅も危ぶまれるボルトン、ベリーの両クラブでもプレーしていた。
ベックフォードは、自身のインスタグラムで引退についてコメント。3部から1部への飛躍などを振り返り、感謝の気持ちを述べた。

「多くの人が知っているように、プロフットボーラーとしての私の旅は残念ながら終わってしまった」

「ここ数年で行ってきたことは、私をより良いものにしてくれた。フットボールは、私が夢見ていた以上に、そして私が出会い、共有し、全ての人たち、全ての瞬間に、永遠に感謝します」

ベックフォードは、キャリア通算でプレミアリーグ34試合に出場し8ゴール2アシスト、チャンピオンシップ(イングランド2部)で148試合に出場し27ゴール8アシスト、リーグ1では176試合に出場し101ゴール17アシストを記録。ジャマイカ代表としても、2014年のブラジル・ワールドカップ 北中米カリブ海予選で6試合に出場し1ゴールを記録していた。

なお、今後は妻のローラさんとともに、オーガニックヴィーガンのスポーツ・ウェルネスの栄養剤を開発し、スーパーマーケットやジム、デリなどで事業を展開するとのことだ。

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