親善試合で恐怖の反則行為…セビージャDFニャニョンがリバプール若手を蹴り飛ばす

2019.07.22 18:55 Mon
Getty Images
21日に行われたセビージャリバプールの親善試合で目を疑うようなファウルが見られた。

プレシーズンツアーの一環としてアメリカで行われたこの一戦。チャンピオンズリーグ王者であるリバプールと、ヨーロッパリーグ最多優勝回数を誇るセビージャということで大きな注目を浴びた試合は2-1でセビージャが勝利した。

しかしこの試合、イギリス『デイリー・メール』によると、セビージャの選手のプレーは少し“ダーティー”だったようだ。その中で最も問題視されているのが、セビージャDFジョリス・ニャニョンのリバプールDFヤセル・ラローチに対するファウルだ。
それは76分のこと。ラローチが左サイドからドリブルで中に切り込んだ際、ニャニョンがラローチの右足を狙って明らかに蹴りを入れているのだ。これに対し主審はすぐにレッドカードを提示。親善試合でのレッドカードはあまりに稀な光景だった。

蹴られたラローチは立ち上がることが出来ず担架で運ばれることに。リバプールのユルゲン・クロップ監督はケガをした18歳の若手について「(重傷じゃなくて)ラッキーだったと思う。(診断結果に関して)待つ必要がある。彼はプレーを続けることはできなかったが、ドレッシングルームでは調子は良さそうだったよ」とコメントを残した。
リバプールキャプテンのジェームズ・ミルナーは「ひどいファウルが何度かあった。あの試合は親善試合だったと認識しているが、レッドカードなんてめったにないことだよ。ファウルするならシャツを引っ張るぐらいにしてくれ。若い選手をヒザで蹴らないでくれ」と、この試合でのセビージャの選手の行為を非難した。

試合後、ニャニョンは自身のツイッターを通じてラローチやリバプールに謝罪。「リバプールと選手の家族に公の場で謝りたい。どんな理由があるにせよ、あれは悪質なタックルだった。ピッチ上で合ってはならないことだった」と猛省している模様。

また、セビージャも「セビージャFCの全員が、ヤセル・ラローチの完全かつ迅速な回復を祈っています」と声明を出している。

ジョリス・ニャニョンの関連記事

セビージャが、不当解雇を巡るフランス人DFジョリス・ニャニョン(27)との法廷での争いに勝利した。 セビージャは2021年夏にプロフェッショナリズムの欠如を理由にニャニョンを解雇。当時のニャニョンは体重100kg超えでトレーニングに参加することがしばしばあり、ピッチ外での派手なライフスタイルや素行問題を巡って当時 2024.01.18 23:52 Thu
不当解雇を理由にセビージャに訴訟を起こしていた元U-21フランス代表DFジョリス・ニャニョン(25)の訴えは却下されたようだ。 レンヌの下部組織出身で、2018年夏に1350万ユーロの移籍金でセビージャに移籍したニャニョン。当初は高い身体能力と守備センスを兼ね備えたセンターバックとして大きな期待を集めたものの、1 2022.10.01 20:15 Sat
サンテチェンヌは5日、アンジェからフランス人GKポール・ベルナルドーニ(24)と、セネガル代表FWサダ・ティウブ(26)を今シーズン終了までのレンタル移籍で獲得したことを発表した。 トロワでプロデビューを飾ったベルナルドーニは、ボルドー、ニームを経て2020年夏にアンジェへ完全移籍。フランスの世代別代表でも主力を 2022.01.06 07:44 Thu
セビージャがフランス人DFジョリス・ニャニョン(24)を解雇したようだ。スペイン『ESPN』が報じている。 2015-16にスタッド・レンヌでトップチームデビューを飾ったニャニョンは、2018年夏に1350万ユーロ(約17億3000万円)の移籍金でセビージャへ加入。当初は高い身体能力と守備センスを兼ね備えたセンタ 2021.09.22 22:44 Wed
スタッド・レンヌは26日、セビージャからU-21フランス代表DFジョリス・ニャニョン(22)が1年間のレンタル移籍で復帰することを発表した。 2015-16にレンヌでトップチームデビューを飾ったニャニョンは、高い身体能力と守備センスを兼ね備えたセンターバック。一昨シーズンはリーグ戦36試合に出場し2ゴールを記録し 2019.08.26 19:55 Mon

セビージャの関連記事

ファン・サポーターの行き過ぎた行動が、選手たちをさらに苦しめることになっていたようだ。 セビージャは10日、ラ・リーガ第35節でアウェイでセルタと対戦した。今シーズンは近年にない低迷ぶりとなっており、セルタにも3-2で敗戦。勝ち点38となり残り4試合で降格圏との勝ち点差は「8」の16位に位置している。 そん 2025.05.11 22:45 Sun
セビージャは13日、ホアキン・カパロス氏(69)の新監督就任を発表した。契約期間は今シーズン終了までとなる。 今シーズンここまでラ・リーガ31試合9勝9分け13敗の13位と不振に陥っていたセビージャは13日にガルシア・ピミエンタ監督(50)の解任を発表。クラブは直近で宿敵ベティスとのエル・グラン・デルビでの敗戦を 2025.04.13 22:15 Sun
セビージャは13日、ガルシア・ピミエンタ監督(50)の解任を発表した。 バルセロナ出身でバルセロナのカンテラで指導者キャリアをスタートしたピミエンタ監督は、2022年1月にペペ・メル前監督の後任としてラス・パルマスの新指揮官に就任。クラブをプリメーラ昇格に導く手腕を発揮すると、昇格1年目の昨シーズンは後半戦に失速 2025.04.13 20:11 Sun
セビージャは10日、U-21スペイン代表DFフアンル・サンチェス(21)との契約延長を発表した。新契約は2029年夏までとなる。 2018年7月にセビージャの下部組織に加入したフアンルは、2022年7月にファーストチームに昇格。同シーズンはミランデスにレンタル移籍を経験するも、1年で復帰していた。 フアンル 2025.04.10 18:20 Thu
アトレティコ・マドリーは6日、ラ・リーガ第30節でセビージャとのアウェイ戦に臨み、2-1で逆転勝利した。 前節エスパニョールに引き分けた3位アトレティコ(勝ち点57)は、4日前のコパ・デル・レイ準決勝2ndレグではバルセロナの前にウノセロ敗戦で決勝進出はならなかった。公式戦6試合勝ちがない中、バルセロナ戦のスタメ 2025.04.07 06:30 Mon

セビージャの人気記事ランキング

1

ベン・イェデルがフランスで初のフットサル&サッカー代表選手に! “キングカズ”とは逆パターン

▽セビージャに所属するFWウィサム・ベン・イェデルがフランス人史上初のフットサルとサッカーの双方での代表選手となった。イギリス『101GREAT GOALS』が伝えた。 ▽先日にサッカーフランス代表に初招集されたイェデルは、23日に行われたコロンビア代表戦で後半に途中投入され、27歳で待望のレ・ブルーデビューを果たした。 ▽しかし、イェデルがレ・ブルーとしてプレーしたのはこれが初めてではなく、2010年にフットサルフランス代表として2試合に出場し1ゴールを記録していた。 ▽ブラジル代表FWネイマールや同MFフィリペ・コウチーニョなどを筆頭にブラジルなど南米では11人制のサッカーを始める前の幼少期にフットサルを通じて、足元の細かい技術などを習得するケースが多い。 ▽ただ、幼馴染であるレスター・シティのアルジェリア代表MFリヤド・マフレズ同様に10代の頃にフランス下部リーグでのプレーを余儀なくされたイェデルは、サッカー選手としてのキャリアに行き詰っていた時期にフットサルフランス代表としてプレー。その後、トゥールズ移籍をキッカケにブレイクを果たし、現在はセビージャで印象的なプレーを披露している。 ▽そのため、サッカー日本代表での輝かしいキャリアを残した後、2012年にフットサル日本代表としてFIFAフットサルワールドカップに参加した“キングカズ”ことFW三浦知良らとは異なる、稀有なケースといえるだろう。 2018.03.25 13:45 Sun
2

守護神ボノ移籍のセビージャ、ノルウェー代表GKニーランを獲得

セビージャは20日、RBライプツィヒのノルウェー代表GKエルヤン・ニーラン(32)の加入を発表した。契約期間は2025年6月までの2年間となっている。 ノルウェー代表として46キャップを刻むニーランは、これまでモルデやインゴルシュタット、アストン・ビラなどに在籍。昨年10月、ペーテル・グラーチの負傷を受けてライプツィヒに加入していた。 ただ、ヤニシュ・ブラシュヴィッヒの前に控えに回り、ブンデスリーガ2試合の出場に留まっていた。 セビージャでは守護神だったボノがアル・ヒラルへ移籍。マルコ・ドミトロビッチの控えとしてニーランは迎えられたと見られている。 2023.08.20 22:45 Sun
3

オカンポスのお尻に触ったラージョの少年サポーターに約100万円の罰金と1年間のスタジアム出禁を求刑

スペイン・スポーツ暴力対策委員会は14日、ラージョの少年サポーターに罰金6000ユーロ(約97万円)と1年間のスタジアム入場禁止処分を科すことを求刑した。 この少年サポーターは5日に行われたラ・リーガ第23節のセビージャ戦で最前列の座席に座っていた中、スローインのためにタッチライン際に立ったルーカス・オカンポスのお尻を触る挑発を行った。 試合が数分中断する事態となったこの件を重く受け止めたスペイン・スポーツ暴力対策委員会は少年が未成年ではあったものの厳罰を求めた格好だ。 2024.02.15 06:00 Thu
4

アクーニャ退団のセビージャ、左SBにはバルサを離れた元スペイン代表DFを狙う?

左サイドバックの補強を目指すセビージャだが、新たなターゲットが浮上している。 セビージャは20日、アルゼンチン代表DFマルコス・アクーニャが退団し、リーベル・プレートに移籍することを発表。チームを支えてきた選手が開幕早々に去ることとなった。 左サイドバックの補強が必要なセビージャだが、スペイン『マルカ』によればバルセロナを退団した元スペイン代表DFマルコス・アロンソ(33)の獲得に興味を持っているという。 2022年9月にチェルシーからフリーでバルセロナに加入したマルコス・アロンソ。バルセロナでは45試合に出場し3ゴールを記録していたが、契約満了により昨シーズン限りで退団。現在はフリーの状態が続いている。 マルコス・アロンソにはオファーがあるものの、金銭的に興味深いオファーを拒否。プロジェクトを重視しているとされ、セビージャはうってつけのクラブ。ただ、サラリーの問題が浮上しており、バルセロナ時代に比べて大幅な減給を受け入れる必要があるという。 センターバックでもプレーできるマルコス・アロンソは、ガルシア・ピミエンタ監督が求めるビルドアップ能力も兼ね備えており、個人条件で合意すれば加入も大きく近づくことになりそうだ。 2024.08.21 12:58 Wed
5

宙に浮くラファ・ミルの去就…東京五輪スペイン代表の肉体派ストライカー

スペイン人FWラファ・ミル(27)の去就が宙に浮いている。スペイン『Relevo』が伝えている。 U-24スペイン代表として東京五輪出場のラファ・ミル。当時ウォルバーハンプトンからウエスカへレンタル移籍していた191cmの肉体派ストライカーは、あれから3年、クラブキャリアが徐々に停滞し、A代表には縁がない。 五輪直後の21-22シーズンにセビージャへ完全移籍。1年目はラ・リーガ10得点も序列が低く、先発起用が増えた2年目の昨季は公式戦36試合8得点、3年目の今季は1月移籍を拒否して構想外となり、終盤戦の出番はゼロだった。 現在プロデビュー時の古巣・バレンシアへの移籍話が進行中。セビージャはラファ・ミル側と「どう転んでも来季は給与を支払いません」という内容の協定を結んだという。 一方、ピーター・リム体制のバレンシアは、買い取りオプション付きのレンタル獲得を希望。ラファ・ミルの年俸はクラブの給与体系を上回っており、三者揃って交渉成立を願っていても、すぐに決着するものではないようだ。 この点で今週一週間は大事なクラブ間協議が行われるとのこと。バレンシアはラファ・ミルの代替案もあり、セビージャと合意できないとみれば、ターゲットを変更するものとされる。 2024.06.24 20:00 Mon

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly