VARにも救われたアルジェリアがセネガル撃破で15大会ぶり2度目の優勝!《アフリカネーションズカップ》

2019.07.20 05:54 Sat
Getty Images
アフリカネーションズカップ2019決勝、セネガル代表vsアルジェリア代表が19日に行われ、0-1でアルジェリアが勝利した。

準決勝でチュニジア代表に延長戦の末勝利し9大会ぶりに決勝進出を果たしたセネガルと、ナイジェリア代表にラストプレーのマフレズ弾で競り勝ち、15大会ぶりに決勝進出を果たしたアルジェリアによるファイナル。

出場停止のクリバリが欠場となった中、マネやニアン、グイエらを先発で起用した初優勝を目指すセネガルと、マフレズやフェグリ、ベナセルらを先発で起用した2度目の優勝を目指すアルジェリアの決勝は、開始2分に動く。
左サイドからカットインしたブネジャーがボックス手前左から右足を振り抜くと、ブロックに入ったS・サネの足に当たってコースの変わったシュートがGKの頭上を越えてゴールに吸い込まれた。

幸運な形で先制したアルジェリアが慎重に試合を進める中、セネガルは27分にセヴェが直接FKでオンターゲットを記録。さらに38分、ニアンが際どい左足ミドルを浴びせたセネガルがハーフタイムにかけて攻勢に出たが、1点のビハインドを負ったまま後半へ折り返した。
後半も徐々にセネガルが攻勢を強める展開となっていくと、60分にPKを獲得しかける。ボックス右からニアンの入れたクロスがグエディウラの手に当たった。だが、VARの末、身体から手が離れていなかったことでPKは取り消しとなった。

その後も意気消沈することなくセネガルが攻勢に出ると、69分にはサバリの強烈なミドルシュートが枠を捉えた。だが、GKエンボリの好守に阻まれてしまう。

終盤にかけてはアルジェリアがうまくセネガルをいなして時間を消化。開始早々のゴールを守り抜いたアルジェリアが15大会ぶり2度目の優勝を飾った。

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