ミランがアトレティコの「10」番に関心? 移籍金は約67億円!

2019.07.19 19:33 Fri
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ミランが、アトレティコ・マドリーに所属するアルゼンチン代表FWアンヘル・コレア(24)の獲得に興味を示しているようだ。イタリア『gianlucadimarzio.com』が伝えている。
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2014年12月に母国サン・ロレンソからアトレティコへ加入したコレア。昨シーズンも右サイドハーフのレギュラーとして公式戦49試合で5ゴール4アシストを記録した。しかし、スペイン『アス』は先日、コレアがクラブの大型補強による出場機会の減少を危惧し、退団を希望していると報道。そのコレアに対して、アトレティコは5500万ユーロ(約66億6000万円)のプライスタグを付けたようだ。
そのコレアを狙うミランは、選手売却での資金調達を検討。イタリア代表FWパトリック・クトローネ(21)と、ポルトガル代表FWアンドレ・シウバ(23)の現金化を企てているという。

クトローネに対しては現在、ウォルバーハンプトンが関心。アンドレ・シウバを巡っては、モナコ移籍が取り沙汰されている。
良好な関係を築く敏腕代理人のジョルジュ・メンデス氏の力を借りて、上記計画を進めたいと考えているとみられるミランだが、うまくいくのだろうか。

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「多くの人が思い出す試合」シメオネ監督が劇的逆転勝利を誇る

アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が、数的不利とビハインドを撥ね退けての会心の逆転勝利を喜んだ。スペイン『アス』が会見コメントを伝えている。 アトレティコは21日、ホームで行われたチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第7節でレバークーゼンと対戦し、2-1で逆転勝利した。 直近のレガネス戦で0-1の敗戦を喫し、公式戦連勝が「15」でストップしたアトレティコ。対してレバクーゼンは公式戦11連勝と絶好調の状態でメトロポリターノに乗り込んできた。 [5-4-1]への布陣変更で後ろ重心の戦いを選択したなか、前半半ば過ぎにはMFパブロ・バリオスは足裏を見せた危険なタックルで一発退場となるアクシデントに見舞われると、前半終了間際に先制点まで奪われた。 だが、後半序盤にFWフリアン・アルバレスがロングカウンターから同点ゴールを挙げると、後半半ば過ぎには相手にも退場者が出て数的同数に。以降は一進一退の攻防が繰り広げられたなか、試合終了間際の90分には直前に投入されたFWアンヘル・コレアのお膳立てから再びアルバレスがゴールをこじ開け、難敵相手に劇的過ぎる勝利を収めた。 シメオネ監督は試合後、後半に見事な立て直しを見せたチームを称賛した。 「前半、チームは良いプレーができなかった。良い形で切り替えができず、相手にボールを奪われ、取り戻させてもらえなかった。相手のチャンスは多くなかったが、支配され、我々が望んでいたプレーができなかった。その後、退場、そしてゴールが訪れた」 「ハーフタイムに話し合い、プレーすべき試合を完璧に把握し、後半にどう臨むかを決めた。あらゆる状況を利用し、攻撃的なデュエルに勝ち、後退してプレッシャーをかけられ、同点にならないようにした」 「スコアは1-1で、人数は10対11で、我々は彼らの並外れた攻撃的なプレーをかなりうまくコントロールした。彼らは本当に素晴らしいプレーをする。だが、最近の他の試合ですでに見ていたものが現れた。謙虚さ、仕事、階層、強引さ、苦しみ方を知り、これらの試合のプレー方法を解釈する。彼らはそれを完璧にやった」 「我々は少しの幸運にも恵まれて10対10となり、勝てると感じ始めた。我々は子供たちがこれからも覚えているような一戦で勝った。『プレーヤーが1人少なくなったあの試合を覚えているか?』。そんなときに多くの人が思い出す試合になったはずだ」 その記憶に残る勝利の立役者となった同胞FWについては、加入時から期待していた仕事をやってのけたと称賛。 「彼は我々に与えてくれるものを与えるためにここに来た。我々は常に彼のことを考えているし、将来も彼が何年も留まってくれることを私は疑わない。彼には謙虚さ、階層、才能、目標がある。とても高潔な青年だ。信じられないような方法で少ないものから多いものへと適応してきた。彼にとってこの試合はハイライトのひとつになったと思う」 今回の勝利によってチームは今季8度目となる試合終盤にゴールを挙げての逆転勝利に。指揮官は「いつもこのような展開にならないことを願う」と、より安定した試合運びを課題に挙げたが、それでも勝負強いチームのメンタリティに満足感を示した。 「後半のチームは称賛に値した。見ていて楽しく、刺激的だった。チームはそれぞれの状況、それぞれのデュエルを解釈した。それは逆転劇以上のものだった。それだけではなく、知性と勇気を持ってプレーし、タイミングを選び、その詳細を見逃さないチームだった」 2025.01.22 11:40 Wed

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後半の連続ゴールでジェノアに逆転勝利でミランが公式戦3連勝!【セリエA】

ミランは5日、セリエA第35節でジェノアとアウェイで対戦し2-1で勝利した。 公式戦2連勝中の9位ミラン(勝ち点54)は、完勝した前節のヴェネツィア戦のスタメンからエイブラハムとレオンをヨビッチとロフタス=チークに変更した以外は同じ先発メンバーを採用。最前線にヨビッチ、2シャドーにプリシックとロフタス=チークを並べた[3-4-2-1]で試合に臨んだ。 リーグ戦連敗中の13位ジェノア(勝ち点39)に対し、ミランは8分にピンチ。右サイドでボールを受けたノートン=カフィーがDF2枚の間を抜く強引な突破でボックス内に侵入すると、左足のシュートを放ったが、これはGKメニャンが好セーブではじき出す。 さらにミランは23分にもセットプレーからピンチを迎えたが、アーロンの右CKをファーサイドに走り込んで合わせたメシアスのシュートは、再びGKメニャンがファインセーブ。 ピンチを凌いだミランだが、直後の24分に相手選手と交錯したフォファナが左足を負傷するアクシデント。フォファナは治療を受けて一度はピッチに戻ったが、28分にラファエル・レオンが緊急投入された。 不運な形で交代枠を使ったミランは38分、中盤でルーズボールを奪ったロフタス=チークのパスを受けたテオ・エルナンデスがボックス手前まで持ち上がりミドルシュート。 さらに41分には、アレックス・ヒメネスのパスをボックス手前のレオンがワンタッチではたくと、ゴール前に抜け出したプリシックが決定機を迎えたが、シュートはGKレアーリに阻まれた。 ゴールレスで迎えた後半、ハーフタイムサベッリを下げてザノーリを投入したジェノアが61分にスコアを動かす。右サイドから中央に切り込んだザノーリがトールスビーとのパス交換から左サイドに展開。これを受けたメシアスの落としからアーロンがクロスを供給すると、直前に投入されたヴィティーニャが右足ボレーでゴールネットを揺らした。 先制を許したミランは、70分にヨビッチとA・ヒメネスを下げてサンティアゴ・ヒメネスとフェリックスを投入。すると76分、フェリックスのロングパスでDFの裏に抜け出したS・ヒメネスがボックス右からダイレクトクロスを供給すると、これを中央で収めたレオンのシュートが相手DFに当たってゴールに吸い込まれた。 追いついたミランは、直後の77分にもラインデルスのパスから左サイドを駆け上がったレオンがボックス左から折り返しを供給すると、守備に戻ったフレンドルップに当たったボールをがゴールに吸い込まれ、オウンゴールで逆転に成功した。 結局、これが決勝点となり、逆転勝利のミランが公式戦3連勝を飾った。 ジェノア 1-2 ミラン 【ジェノア】 ヴィティーニャ(後16) 【ミラン】 ラファエル・レオン(後31) OG(後32) 2025.05.06 06:35 Tue
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直近5戦4勝のミラン、コンセイソン監督は選手の活躍を称賛「選手たちが成功し、勝利することが私たちの喜び」

ミランのセルジオ・コンセイソン監督が5日にアウェイで行われ、2-1で勝利セリエA第35節ジェノア戦を振り返った。 試合が動いたのはゴールレスで迎えた後半。ミランは61分に右サイドから中に切り込んだザノーリに左サイドへボールを展開されると、アーロンのクロスをヴィティーニャに流し込まれた。 先制を許したミランは、70分にヨビッチとA・ヒメネスを下げてサンティアゴ・ヒメネスとフェリックスを投入。すると76分、ボックス右に抜け出したS・ヒメネスのダイレクトクロスを中央で収めたレオンがシュート。これが相手DFに当たってゴールに吸い込まれた。 さらにその1分後には、ラインデルスのパスから左サイドを駆け上がったレオンの折り返しが守備に戻ったフレンドルップのオウンゴールを誘い、2-1で逆転勝利した。 [4-2-3-1]から[3-4-2-1]へ布陣を変更し、直近5試合で4勝と好調を維持するミランだが、セルジオ・コンセイソン監督は好調の要因がフォーメーション以外にも多くの取り組みがあると語った。 「我々はシステムだけでなく、個人やグループ、チームレベルで協力して取り組んでいる。時には失点したゴールのようなミスもある。だからこそ、我々はここで集中力を切らさずに仕事に取り組んでいるんだ。選手たちが成功し、勝利することが私たちの喜びだよ」 「今日は、私たちが強く、団結したグループであることを証明するものだったと思う。ポジションを変え、ジョアン(・フェリックス)とサンティアゴ・ヒメネスを前線に置いた。これは監督の手腕ではなく、選手たちの実力を示すものだ」 また、前半途中に負傷交代したユスフ・フォファナの状態についてもコメントした。 「彼は少し足に問題を抱えていた。週中にトレーニングに参加できるよう努力した。しかし、また症状がぶり返した。大したケガではないと思うが何とかしなければならない。私たちにはすべての選手が必要なんだ」 2025.05.06 08:50 Tue
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「ここにメッシはいない」発言のイングランド代表DF、フェリックスとの会話を説明

ミランのイングランド代表DFカイル・ウォーカーが自身の発言について説明した。 マンチェスター・シティから今冬ミランへとレンタル移籍したウォーカー。ミランではここまで公式戦10試合に出場している。 そのウォーカーは、3月30日に行われたセリエA第30節のナポリ戦での発言が話題に。ハーフタイムにピッチを後にする際、ポルトガル代表FWジョアン・フェリックスに話しかけ、「ボールをパスしろ、ここにはメッシはいない」と言ったとされていた。 試合は後半に1点を返すも、2-1で敗れたミラン。ウォーカーはイギリス『BBC』の「The Kyle Walker Podcast」でこの発言について説明した。 「ジョアンに『君はメッシじゃないんだから、パスを出せ』と言ったわけではない。『プロセスを確立しよう』と言っただけだ」 「彼も僕の意見に同意し、もっとパスを回して、もう少しコントロールする必要があると言った」 「ジョアンにだけ言ったわけではない。そこにカメラがあることも知らなかった。それでも、僕は言ったことは何も変えなかっただろう」 もう少しパスを繋いで崩そうという話をするためにアルゼンチン代表FWリオネル・メッシを引き合いに出したというウォーカー。メッシを含め、限られた数人だけだと強調した。 「僕が言ったのは、メッシのような人は誰もいないということだ」 「世界中のどのチームにも、その気になれば試合の流れをひっくり返すことができる特定の選手がいる。彼らを称賛する。キリアン・ムバッペ、ヴィニシウス・ジュニオール、モハメド・サラー、そして年初から絶好調のウスマーヌ・デンベレだ」 「それ以外は、チームゲームだと言ったんだ」 個人技でどうにかできることは考えず、多くのチームは連携連動で崩していくことが重要だというウォーカー。ミランで同僚でもあるポルトガル代表FWラファエル・レオンはその可能性はあるが、自身がマンチェスター・シティで学んできたことは、いかにプロセスを大事にするかだったとし、ナポリ攻略にはそれが重要だという話をしただけだと語った。 「ジョアンに言ったのは、(ラファエル・)レオンは素晴らしいということだ。ボールを渡せば、3人、4人、5人を抜き去り、ゴール前にボールを入れることができる選手の1人だ」 「ここ数年、(マンチェスター・)シティでの喜びのほとんどは、あるプロセスから生まれたものだった。全ては、ピッチ上の自分の位置を把握するプロセスだった。それはパスを通すということだった」 「メッシのような選手がいれば、4人の選手を相手にゴールを決めることができる。試合はずっと楽になる」 「ただ、ナポリのような強豪相手には、パスを回して相手を疲弊させるプロセスが必要だと感じている。そうすれば隙が生まれる。それがジョアンと話し合ったことだ」 2025.04.24 18:15 Thu
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ヴェローナの“武闘派”守備的MFをインテル&ミランが注視か レダ・ベラヤヌ20歳

ミラノの二大巨頭が、エラス・ヴェローナのモロッコ代表MFレダ・ベラヤヌ(20)を注視か。 ベラヤヌはフランス出身で先月モロッコ代表デビュー。169cm53kgと小柄ながら、激しいデュエルを苦にしない武闘派の守備的MFだ。 昨季途中に加入したヴェローナで今季から定位置を掴んだなか、23日の代表ウィーク明け初戦はホームでインテルと対戦。 イタリア『カルチョメルカート』によると、インテルはピエロ・アウシリオSD、ダリオ・バッシンGMが来場し、このベラヤヌのプレーに目を光らせる予定なのだという。 どうやら、インテル以外にも複数のセリエAクラブがベラヤヌを注視しているようで、そのひとつはミラン。 インテルとミラン、どちらも現段階でベラヤヌは「リストアップの端っこ」だそうだが、若くしてフィジカル面がしっかりした選手とあって、注目に値する存在とみなしているようだ。 インテルがベラヤヌの獲得へ本腰を入れるとしたら、それはアルバニア代表MFクリスティアン・アスラニ(22)の売却とセットだという。 2024.11.21 15:45 Thu
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「全員にとって正しい決断」ボローニャ加入のDFカラブリアが決断の理由明かす、古巣ミランでは「不愉快な状況も…」

今冬の移籍市場でボローニャに加入した元イタリア代表DFダビデ・カラブリアが、新天地での意気込みを述べた。『フットボール・イタリア』が伝えている。 カラブリアは10歳からミランの下部組織に在籍し、2015年にセリエAデビュー。その後は右サイドバックの主力として定着し、2022-23シーズンからはキャプテンを務めていた。 しかし、今シーズンはケガや不安定なパフォーマンスもあってチーム内での序列が低下。加えて、セルジオ・コンセイソン監督とは試合後に口論する場面が映されるなど、関係悪化も囁かれていた。 そんな中で、カラブリアは3日にボローニャへのレンタル移籍が発表。レンタル期間は2025年6月までとなるが、ミランとの現行契約も2025年6月で満了となるため、実質18年間在籍したクラブを去る形となった。 入団記者会見に臨んだカラブリアは、移籍を決断した理由について説明。古巣ミランには思うところがある様子を見せつつ、新天地での活躍を誓っている。 「ミランを去ることは何日も悩んだ選択だった。でも、関係者全員にとって正しい決断だったと思う。詳細については触れたくないけどね」 「ミラネッロで育ってきた僕にとって、この決断は悲しみを伴うものだった。それでも、新たな冒険にボローニャを選んだのは、ここに強い可能性を感じたからだ。野心的なチームを見つけたと思っている。ポジティブな雰囲気があって、とても気に入っているよ」 「また自分自身を証明して、以前のように一貫したプレーを取り戻すチャンスだと思う。向こう(ミラン)では不愉快な状況も生まれていたから、最近欠けていた非常にポジティブなエネルギーに満ちた、健康的な良い環境で仕事できるのは嬉しいよ」 「僕がこのクラブを選んだのは、ここに素晴らしいものを見たからだ。本当に健全な雰囲気があって、ヴィンチェンツォ・イタリアーノはステファノ・ピオリと似たプレースタイルだと思う。サイドバックの動かし方が、僕に最も合っていると思うんだ。だから、もう何カ月もここにいるような気がしている」 2025.02.12 12:20 Wed

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