【J1ピックアッププレビュー】続く指揮官の元同僚対決…磐田、新体制リーグ初陣で偉業達成間近の鹿島に挑む《鹿島vs磐田》
2019.07.06 08:00 Sat
明治安田生命J1リーグも第18節を迎え、後半戦に突入する。前半戦で低迷を続けたジュビロ磐田(勝ち点14)は現在、最下位。前節終了直後に名波浩監督が電撃辞任し、鈴木秀人監督の下、再出発することとなった。そして6日に迎えるリーグ初戦、県立カシマサッカースタジアムに乗り込み、5位・鹿島アントラーズ(勝ち点28)と対戦する。
◆有言実行で偉業達成なるか~鹿島アントラーズ~
リーグ折り返しが近づくにつれてジワジワと上位に食い込んできた鹿島。しかし、前節のサンフレッチェ広島戦(2-2△)では、アディショナルタイムにゴールを許すらしくない形で勝利を逃し、3位浮上のチャンスも逸した。さらにミッドウィークに行われた天皇杯の北陸大学戦でも3-1で勝利こそしたものの、内容の不甲斐なさから大岩剛監督は2試合連続で“反省の弁”。磐田戦に向けて「戦う姿勢を見せますし、勝利ために全力を尽くすことを明言しておきます」と強く挽回を誓った。
今節の相手は監督交代を決断した磐田。布陣、メンバーも読めない点が多い上に、中2日による疲労と主力の負傷で難しい状況に置かれている。そういった中で上位浮上に向けて“有言実行”し、ここ2試合での改善を見せられるか。勝てばJ1史上初の同カテゴリー通算500勝。ホームでの偉業達成にも注目だ。
◆鈴木監督リーグ初陣、好スタート切れるか~ジュビロ磐田~
昨シーズン、降格危機に瀕した磐田は今シーズンも低迷した。前半戦はわずか3勝。前節の川崎フロンターレ戦でも1-3と敗れ、最下位転落と最悪な形で前半戦を終えると、直後に名波浩監督が辞意を表明。その任は鈴木秀人前ヘッドコーチに託されることに。名波体制からの積み上げ、厳しさの要求を掲げ、再出発した。
初陣となった天皇杯・ホンダロックSC戦では5-2で勝利。下位カテゴリーからの勝利とはいえ、「良い流れになるのではないか」と鈴木監督も語る通り、公式戦8試合未勝利から脱却できたのは大きい。
そして迎えるリーグ戦初陣はかつてナショナルダービーとも称されたライバルでもある鹿島。厳しい戦いが予想されるが、長期政権の終止符によるショック払しょく、後半戦の巻き返しに向けてなんとしても勝利したいところ。鈴木監督は就任から今節まで非公開練習を敢行。リーグ戦6試合ぶり勝利で好スタートを切れるか。
【予想&フォーメーション】
◆鹿島アントラーズ[4-4-2]
DF:永木亮太、犬飼智也、町田浩樹、小池裕太
MF:レアンドロ、三竿健斗、レオ・シルバ、白崎凌兵
FW:セルジーニョ、土居聖真
監督:大岩剛
MF白崎凌兵が復帰するなど、前節から数人が入れ替わる見込み。負傷者が相次ぐ最終ラインでは、今シーズン初ゴールを記録したDF町田浩樹がセンターバック、広島戦で今シーズン初先発を飾ったDF小池裕太が引き続き左サイドバックを務める。
◆ジュビロ磐田[3-4-2-1]
DF:高橋祥平、大井健太郎、新里亮
MF:小川大貴、田口泰士、針谷岳晃、松本昌也
MF:山田大記、アダイウトン
FW:ロドリゲス
監督:鈴木秀人
非公開練習により、読めない点は多いが、天皇杯から3バックシステムを継続か。また前節、途中出場でリーグ戦初出場を飾り、良質なパスを供給し続けたMF針谷岳晃の初先発を予想する。
【注目選手】
土居聖真(鹿島アントラーズ)
ロドリゲス(ジュビロ磐田)
◆大岩監督vs名波監督は4試合全てドロー…続く元同僚対決で先手をとるのは?
最近の対戦では1つのポイントでもあった大岩剛監督と名波浩監督による元同僚対決。両者は清水商業高校(現・静岡市立清水桜が丘高等学校)時代の同級生であり、現役時代には磐田で黄金期を築いてきた。しかし、2人の監督対決は4試合全て引き分けと最後まで決着がつかなかった。
ところが、磐田の新指揮官に就任した鈴木監督も、現役時代に大岩監督と磐田の最終ラインを支えてきた元チームメイト。同カードによる元同僚対決は継続されることとなった。そして迎えるその初戦。どちらが先に1勝を掴むのか。こちらも注目だ。鹿島vs磐田、両者の一戦は6日19時にキックオフを迎える。
◆有言実行で偉業達成なるか~鹿島アントラーズ~
リーグ折り返しが近づくにつれてジワジワと上位に食い込んできた鹿島。しかし、前節のサンフレッチェ広島戦(2-2△)では、アディショナルタイムにゴールを許すらしくない形で勝利を逃し、3位浮上のチャンスも逸した。さらにミッドウィークに行われた天皇杯の北陸大学戦でも3-1で勝利こそしたものの、内容の不甲斐なさから大岩剛監督は2試合連続で“反省の弁”。磐田戦に向けて「戦う姿勢を見せますし、勝利ために全力を尽くすことを明言しておきます」と強く挽回を誓った。
今節の相手は監督交代を決断した磐田。布陣、メンバーも読めない点が多い上に、中2日による疲労と主力の負傷で難しい状況に置かれている。そういった中で上位浮上に向けて“有言実行”し、ここ2試合での改善を見せられるか。勝てばJ1史上初の同カテゴリー通算500勝。ホームでの偉業達成にも注目だ。
◆鈴木監督リーグ初陣、好スタート切れるか~ジュビロ磐田~
昨シーズン、降格危機に瀕した磐田は今シーズンも低迷した。前半戦はわずか3勝。前節の川崎フロンターレ戦でも1-3と敗れ、最下位転落と最悪な形で前半戦を終えると、直後に名波浩監督が辞意を表明。その任は鈴木秀人前ヘッドコーチに託されることに。名波体制からの積み上げ、厳しさの要求を掲げ、再出発した。
初陣となった天皇杯・ホンダロックSC戦では5-2で勝利。下位カテゴリーからの勝利とはいえ、「良い流れになるのではないか」と鈴木監督も語る通り、公式戦8試合未勝利から脱却できたのは大きい。
そして迎えるリーグ戦初陣はかつてナショナルダービーとも称されたライバルでもある鹿島。厳しい戦いが予想されるが、長期政権の終止符によるショック払しょく、後半戦の巻き返しに向けてなんとしても勝利したいところ。鈴木監督は就任から今節まで非公開練習を敢行。リーグ戦6試合ぶり勝利で好スタートを切れるか。
【予想&フォーメーション】
◆鹿島アントラーズ[4-4-2]
(c) CWS Brains, LTD.
GK:クォン・スンテDF:永木亮太、犬飼智也、町田浩樹、小池裕太
MF:レアンドロ、三竿健斗、レオ・シルバ、白崎凌兵
FW:セルジーニョ、土居聖真
監督:大岩剛
MF白崎凌兵が復帰するなど、前節から数人が入れ替わる見込み。負傷者が相次ぐ最終ラインでは、今シーズン初ゴールを記録したDF町田浩樹がセンターバック、広島戦で今シーズン初先発を飾ったDF小池裕太が引き続き左サイドバックを務める。
◆ジュビロ磐田[3-4-2-1]
(c) CWS Brains, LTD.
GK:カミンスキーDF:高橋祥平、大井健太郎、新里亮
MF:小川大貴、田口泰士、針谷岳晃、松本昌也
MF:山田大記、アダイウトン
FW:ロドリゲス
監督:鈴木秀人
非公開練習により、読めない点は多いが、天皇杯から3バックシステムを継続か。また前節、途中出場でリーグ戦初出場を飾り、良質なパスを供給し続けたMF針谷岳晃の初先発を予想する。
【注目選手】
土居聖真(鹿島アントラーズ)
(c)J.LEAGUE PHOTOS
上位浮上のJ1通算500勝に向けてキーとなるのがFW土居聖真だ。攻守に奮闘するアタッカーは、直近公式戦5試合で3ゴール1アシストと好調。数字以外でも嫌なところに顔を出しドリブルを武器に嫌な存在となっている。再出発を図る磐田を翻弄し勝利に導くことはできるか。ロドリゲス(ジュビロ磐田)
(c)J.LEAGUE PHOTOS
一方、磐田の注目選手はロドリゲスだ。今シーズン、モルドバのFCシェリフ・ティラスポリから加入したルクセンブルク代表FWは、身体能力を生かしたパワフルなプレーで攻撃陣をリード。ここまで4ゴールを記録している。再出発を図る鈴木体制。得点力不足のチームを救うためにもロドリゲスの活躍が必須だ。今節、自身のゴールで好スタートを飾ることができるか。◆大岩監督vs名波監督は4試合全てドロー…続く元同僚対決で先手をとるのは?
(c)J.LEAGUE PHOTOS
上位浮上へのJ1通算500勝を目指す鹿島と、新体制リーグ戦初勝利で反撃の狼煙をあげたい磐田。順位こそ違えど、どちらにとっても目標達成に向けて負けられない一戦だ。最近の対戦では1つのポイントでもあった大岩剛監督と名波浩監督による元同僚対決。両者は清水商業高校(現・静岡市立清水桜が丘高等学校)時代の同級生であり、現役時代には磐田で黄金期を築いてきた。しかし、2人の監督対決は4試合全て引き分けと最後まで決着がつかなかった。
ところが、磐田の新指揮官に就任した鈴木監督も、現役時代に大岩監督と磐田の最終ラインを支えてきた元チームメイト。同カードによる元同僚対決は継続されることとなった。そして迎えるその初戦。どちらが先に1勝を掴むのか。こちらも注目だ。鹿島vs磐田、両者の一戦は6日19時にキックオフを迎える。
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