四つ巴でCL出場権を争うセリエAも残り1節!各クラブの獲得条件は?
2019.05.20 11:50 Mon
セリエAも残すところあと1節となり、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権争いが混沌としている。
18日、19日とセリエA第37節が開催(20日に1試合開催)された。すでに優勝を決めているユベントスと対戦したアタランタは、1-1のドロー。2位のナポリと対戦した3位インテルは4-1で敗戦。6位のローマはアウェイでサッスオーロどゴールレスドロー、5位のミランはホームで2-0とフロジノーネに勝利した。
この結果、アタランタとインテルが勝ち点66で並び、ミランが勝ち点65、ローマが勝ち点63に。セリエAは勝ち点で並んだ場合、得失点差や総得点ではなく、当該チーム間の成績が優先されるため、順位決定がわかりづらい状況となる。
すでにユベントス、ナポリの順位は確定しているものの、3位と4位はまだ確定しておらず、最終節に全てが決定することとなる。
クラブ史上初のチャンピオンズリーグ出場を目指す3位のアタランタは、10位のサッスオーロと対戦。4位のインテルは17位のエンポリと対戦する。また、5位のミランは11位のSPALと、6位のローマは12位のパルマと最終節で対戦する。
また、カギを握りそうなのはインテルか。対戦相手のエンポリは、残留ラインギリギリの17位。自動降格となる18位のジェノアとは勝ち点差「1」のため、自力で残留を掴むために最終節への意気込みは強いはずだ。ちなみに、ジェノアは15位のフィオレンティーナと対戦する。
4チームが争う来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権争い。最終節は来週末に行われる。
◆各クラブのCL出場権獲得条件
3位:アタランタ(vsサッスオーロ)
【勝利】
・無条件
【引き分け】
・インテルまたはミランが引き分け以下
【負け】
・ミラン&ローマが引き分け以下
4位:インテル(vsエンポリ)
【勝利】
・無条件
【引き分け】
・ミランが引き分け以下
【負け】
・ミランが引き分け以下
・1-0で敗れた場合、ミランが負け&ローマが4点差以下で勝利
5位:ミラン(vsSPAL)
【勝利】
・アタランタまたはインテルが引き分け以下
【引き分け】
・アタランタ&インテルが負け、ローマが勝利
・アタランタが負け&インテルが引き分け以上
6位:ローマ(vsパルマ)
【勝利】
・5点差以上での勝利&インテルが1-0で敗戦、アタランタが引き分け以上、ミランが敗戦
・アタランタ&インテル&ミランが敗戦
ちなみに、今シーズンの対戦成績を整理しておく。最大4チームが勝ち点66で並ぶ可能性があるため、その場合は下記が参考となる。
3位:アタランタ(勝ち点66)
【vsインテル】1勝1分け
【vsミラン】1分け1敗
【vsローマ】2分け
4位:インテル(勝ち点66)
【vsアタランタ】1分け1敗
【vsミラン】2勝
【vsローマ】2分け
5位:ミラン(勝ち点65)
【vsアタランタ】1勝1分け
【vsインテル】2敗
【vsローマ】1勝1分け
6位:ローマ(勝ち点63)
【vsアタランタ】2分け
【vsインテル】2分け
【vsミラン】1分け1敗
当該チーム間の成績が加味されるのは、前述の通り勝ち点で並んだ場合。この場合、勝ち点で並ぶ可能性があるのは、アタランタとインテルの勝ち点「69」、「67」、アタランタ、インテル、ミラン、ローマのいずれかが並ぶ勝ち点「66」の2パターンだ。勝ち点「69」、「67」の場合は、現状通りアタランタがインテルを上回ることとなる。この場合は来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権に関わるのは最大で1チーム。インテルが5位となる。
問題は「66」で並んだ場合だ。最大4チームが並ぶ可能性があるパターンだが、4チーム並んだ場合でトップに立つのは勝ち点9のインテル。続いて、ミランの勝ち点8、アタランタの勝ち点7、ローマの勝ち点5の順だ。
インテル、ミラン、ローマが並んだ場合でもインテルが勝ち点8でトップ、続いてミランの勝ち点4、ローマの勝ち点3だ。
アタランタ、ミラン、ローマが並んだ場合は、ミランが勝ち点8でトップ、アタランタとローマが勝ち点3。アタランタとローマは2試合ともドローのため、得失点差で上回るアタランタが上位となる。
アタランタとインテルが勝利してしまえばそれまでだが、どちらかが勝利しなかった場合には、色々な条件が絡んでくる。5大リーグで最も遅くシーズンが終わるセリエAの最終節からも目が離せない。
18日、19日とセリエA第37節が開催(20日に1試合開催)された。すでに優勝を決めているユベントスと対戦したアタランタは、1-1のドロー。2位のナポリと対戦した3位インテルは4-1で敗戦。6位のローマはアウェイでサッスオーロどゴールレスドロー、5位のミランはホームで2-0とフロジノーネに勝利した。
この結果、アタランタとインテルが勝ち点66で並び、ミランが勝ち点65、ローマが勝ち点63に。セリエAは勝ち点で並んだ場合、得失点差や総得点ではなく、当該チーム間の成績が優先されるため、順位決定がわかりづらい状況となる。
クラブ史上初のチャンピオンズリーグ出場を目指す3位のアタランタは、10位のサッスオーロと対戦。4位のインテルは17位のエンポリと対戦する。また、5位のミランは11位のSPALと、6位のローマは12位のパルマと最終節で対戦する。
ローマに関しては、勝ち点差が離れている上に得失点差も離れているため、勝利が絶対条件な上で、他3チームの結果が重要となり、全ての条件が揃うのは厳しい状況だ。
また、カギを握りそうなのはインテルか。対戦相手のエンポリは、残留ラインギリギリの17位。自動降格となる18位のジェノアとは勝ち点差「1」のため、自力で残留を掴むために最終節への意気込みは強いはずだ。ちなみに、ジェノアは15位のフィオレンティーナと対戦する。
4チームが争う来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権争い。最終節は来週末に行われる。
◆各クラブのCL出場権獲得条件
3位:アタランタ(vsサッスオーロ)
【勝利】
・無条件
【引き分け】
・インテルまたはミランが引き分け以下
【負け】
・ミラン&ローマが引き分け以下
4位:インテル(vsエンポリ)
【勝利】
・無条件
【引き分け】
・ミランが引き分け以下
【負け】
・ミランが引き分け以下
・1-0で敗れた場合、ミランが負け&ローマが4点差以下で勝利
5位:ミラン(vsSPAL)
【勝利】
・アタランタまたはインテルが引き分け以下
【引き分け】
・アタランタ&インテルが負け、ローマが勝利
・アタランタが負け&インテルが引き分け以上
6位:ローマ(vsパルマ)
【勝利】
・5点差以上での勝利&インテルが1-0で敗戦、アタランタが引き分け以上、ミランが敗戦
・アタランタ&インテル&ミランが敗戦
ちなみに、今シーズンの対戦成績を整理しておく。最大4チームが勝ち点66で並ぶ可能性があるため、その場合は下記が参考となる。
3位:アタランタ(勝ち点66)
【vsインテル】1勝1分け
【vsミラン】1分け1敗
【vsローマ】2分け
4位:インテル(勝ち点66)
【vsアタランタ】1分け1敗
【vsミラン】2勝
【vsローマ】2分け
5位:ミラン(勝ち点65)
【vsアタランタ】1勝1分け
【vsインテル】2敗
【vsローマ】1勝1分け
6位:ローマ(勝ち点63)
【vsアタランタ】2分け
【vsインテル】2分け
【vsミラン】1分け1敗
当該チーム間の成績が加味されるのは、前述の通り勝ち点で並んだ場合。この場合、勝ち点で並ぶ可能性があるのは、アタランタとインテルの勝ち点「69」、「67」、アタランタ、インテル、ミラン、ローマのいずれかが並ぶ勝ち点「66」の2パターンだ。勝ち点「69」、「67」の場合は、現状通りアタランタがインテルを上回ることとなる。この場合は来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権に関わるのは最大で1チーム。インテルが5位となる。
問題は「66」で並んだ場合だ。最大4チームが並ぶ可能性があるパターンだが、4チーム並んだ場合でトップに立つのは勝ち点9のインテル。続いて、ミランの勝ち点8、アタランタの勝ち点7、ローマの勝ち点5の順だ。
インテル、ミラン、ローマが並んだ場合でもインテルが勝ち点8でトップ、続いてミランの勝ち点4、ローマの勝ち点3だ。
アタランタ、ミラン、ローマが並んだ場合は、ミランが勝ち点8でトップ、アタランタとローマが勝ち点3。アタランタとローマは2試合ともドローのため、得失点差で上回るアタランタが上位となる。
アタランタとインテルが勝利してしまえばそれまでだが、どちらかが勝利しなかった場合には、色々な条件が絡んでくる。5大リーグで最も遅くシーズンが終わるセリエAの最終節からも目が離せない。
アタランタの関連記事
セリエAの関連記事
|
アタランタの人気記事ランキング
1
復帰戦で再び負傷のスカマッカ、右太ももの手術で再びの長期離脱か
アタランタは7日、イタリア代表FWジャンルカ・スカマッカが手術を受けたことを発表した。 スカマッカは1日に行われたセリエA第23節のトリノ戦に途中出場。85分からレテギに代わりピッチに立ったが、この試合で右足を負傷していた。 クラブの発表によれば、精密検査を受けたスカマッカは右大腿直筋近位の筋肉と腱の接合部に損傷が見つかったとのこと。そして、6日に同箇所の手術をバルセロナで受け、無事に成功したとのことだ。 昨夏のプレシーズンマッチで負った左ヒザのケガで、シーズン前半戦を棒に振ったスカマッカ。約6カ月にわたる離脱から、トリノ戦で復帰を果たしたが、復帰初戦で新たなケガを負い再離脱することとなった。 2025.02.08 11:15 Sat2
ガスペリーニ監督直々のご指名…アタランタがアルゼンチン代表CBバレルディに関心
アタランタがマルセイユのアルゼンチン代表DFレオナルド・バレルディ(25)に関心を寄せ始めたようだ。 バレルディは最新のアルゼンチン代表メンバーに名を連ねるセンターバック。19歳で加入したドルトムントには定着できず、20-21シーズンからマルセイユへ移り、今季はヨーロッパリーグ(EL)準決勝・アタランタ戦に出場した。 左右両足を遜色なく操るビルドアップ能力、対人能力、リーダーシップ等はいま欧州で高く評価されているようで、つい先日にはフランス国内で「バレルディにアトレティコ・マドリーから関心」との報道も。 イタリア『カルチョメルカート』によると、どうやらアタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督は、自らの目で確かめた上でバレルディを気に入った様子。具体的な情報はないが、大変大きな感銘を受けた様子と伝えられる。 イタリア系でパスポートも保有するバレルディの市場価値は推定2000万ユーロ(約33.9億円)、マルセイユとの契約は2026年6月までとなっている。 2024.06.13 13:55 Thu3
重傷から復帰のアタランタDFスカルヴィーニが肩の手術成功…CLバルセロナ戦で負傷
アタランタは5日、イタリア代表DFジョルジョ・スカルヴィーニの手術成功を発表した。 スカルヴィーニは、2024年6月に行われたシーズン最終戦のフィオレンティーナ戦で左ヒザの前十字じん帯を損傷。長期離脱となっていた。 2024年11月に復帰すると、今年に入ってからはコンスタントにプレーしていたが、1月29日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ最終節のバルセロナ戦で途中出場を果たすと、試合終盤に負傷。ストレッチャーに乗せられてピッチを後にしていた。 左肩を痛めていたスカルヴィーニは、5日に左肩関節上腕骨安定化手術を受け無事に成功。すでにリハビリのプログラムを行っているという。 負傷続きとなってしまったスカルヴィーニ。しっかりと治して復帰してもらいたいものだ。 2025.02.06 12:10 Thu4
パリ五輪金メダルの右SBにアクシデント…アタランタ移籍が土壇場で破談
U-23スペイン代表DFマルク・プビル(21)のアタランタ移籍が土壇場で破談に終わったようだ。イタリア『スカイ・スポルト』など複数メディアが報じている。 U-23スペイン代表の一員としてパリ・オリンピック優勝を成し遂げたプビル。その高揚感と共に新天地への移籍に向け、すぐさまベルガモへメディカルチェックに向かった。 しかし、報道によると、詳細は不明なもののメディカルチェックで問題が発生したようで、アタランタはクラブ間で合意していた1600万ユーロ+アドオン400万ユーロの総額2000万ユーロ(約32億1000万円)の契約を破棄することを、保有元のアルメリアに通知したようだ。 そして、クラブはすでにノッティンガム・フォレストのウェールズ代表DFネコ・ウィリアムズ、フラメンゴのブラジル人DFウェズレイといった別のターゲットへの獲得の動きを進めているようだ。 なお、アルメリアは財政問題を抱え、現スカッドで最も高額な移籍金を得られる右サイドバックの売却を考慮。プビル自身もステップアップを希望しており、以前に交渉を行っていたローマなど異なるクラブとの交渉を行う可能性は高いようだ。 2024.08.12 22:38 Mon5