【2022年カタールへ期待の選手㉑】10番を背負うキャプテン。U-20日本代表をけん引する絶対的リーダー/齊藤未月(湘南ベルマーレ/MF)
2019.05.17 12:15 Fri
「インドネシアの最終予選(2018年AFC・U-19選手権)のチームは彼中心にまとまっていた。10番でキャプテンというのはいいんじゃないですかね」
U-20日本代表の影山雅永監督にこう言わしめたのは、チーム最年長のボランチ・齊藤未月(湘南ベルマーレ)。23日に開幕するU-20ワールドカップ(ポーランド)で日本の絶対的リーダーに指名されたのだ。
「10番とかキャプテンとか関係ないです。でもやっぱり周りから見られる目だとか、チームとしての立場は間違いなく大事。しっかり責任と覚悟を持って、地に足付けて戦いたいと思います」と13日の流通経済大学との練習試合後、彼は力強くこう語った。
今回のチームは、最終予選で10番をつけた安部裕葵(鹿島アントラーズ)や攻撃の軸を担っていた久保建英(FC東京)が6月のコパ・アメリカ(南米選手権/ブラジル)参戦のため選外に。守備陣の統率役だった橋岡大樹(浦和レッズ)や守護神の谷晃生(ガンバ大阪)、左サイドの切り札・滝裕太(清水エスパルス)までもがケガで離脱し、戦力的にかなり厳しくなっている。そういう中、99年の早生まれである田川亨介(FC東京)と茂木秀(セレッソ大阪)、齊藤の3人には託される責任はより大きくなる。指揮官も齊藤をキャプテン、2017年韓国大会経験者の田川を副キャプテンに据え、チーム引き締めを図っているのだ。
報道陣の質問にも堂々と答え、外国メディアに対しても湘南インターナショナルスクール時代に磨きをかけた英語で物怖じすることなく回答するなど、確かに彼はリーダーに最適な人物だ。常に勇敢で大人びた立ち振る舞いは同じ湘南下部組織出身の遠藤航(シント=トロイデン)を彷彿させるものがある。そういった人間性を含めて、影山監督も彼を高く評価しているはず。強靭なメンタリティというのは国際舞台で戦い抜くうえで必要不可欠な要素と言っていい。
「僕の特長は球際の強さ。山口選手は僕のプレーモデルになる存在だと思います。素早い判断でポジションに戻ったり、相手の逆を突くプレー、つぶすべきところでつぶす動きや姿勢とか、見習う部分が沢山ありますね」と昨年9月のC大阪戦後も目を輝かせていたが、9つ年上の偉大なボランチの一挙手一投足を脳裏に描きながら自己研鑽を続けてきた。
こうした実力を示すべき大舞台が今回のポーランドの大会だ。日本はエクアドル、メキシコ、イタリアという強豪揃いのグループに入っていて、3位以上にラウンド16進出のチャンスがあるとは言っても苦戦が予想される。自国開催だった1979年大会以来、日本は1995年カタール、1997年マレーシア、1999年ナイジェリア、2001年アルゼンチン、2003年UAE、2005年オランダ、2007年カナダと2017年韓国の9回この大会に参戦しているが、1次リーグ敗退を余儀なくされたのは1979年と2001年の2回だけ。駒野友一(FC今治)や佐藤寿人(ジェフユナイテッド千葉)ら2001年組は「谷間の世代」と揶揄され、長い間厳しい評価を受けてきた。そうならないためにも、影山ジャパンは何としても1次リーグを突破する必要がある。齊藤はその絶対的けん引役として奮闘しなければならないのだ。
「大会が始まれば中2日で試合がありますし、先のことを考えるんじゃなくて、1つ1つを見つめて、1つの試合にどれだけパワーをかけられるかが大事だと思います。やっぱり肝心なのはどれだけいいコンディション、いいクオリティでチームを持って行けるか。そこに集中したいです」
キャプテンが言うように、技術戦術レベルで対戦国を下回ったとしても、それだけでサッカーの勝敗が決まるわけではない。走って戦う部分で敵を凌駕できれば日本にも必ず勝機が巡ってくるはずだ。そういう土俵に引きずり込むことが齊藤の大きな役割だ。日本代表で足掛け8年間キャプテンを務めた長谷部誠(フランクフルト)が常にチームを鼓舞し続けたように、若きリーダーには仲間を奮い立たせる声掛けやパフォーマンスが強く求められてくる。
そこで自身の評価を上げることができれば、1年後に迫った2020年東京五輪出場、そして将来的な日本代表入りの道も開けてくる。尊敬する山口やクラブの先輩・遠藤らがひしめくボランチはA代表屈指の激戦区。小兵ボランチの齊藤がそこに割って入るのはそう簡単なことではないが、フィジカル的なマイナス面をカバーできる何かがあれば浮上のチャンスは見出せる。彼にはそれだけのポテンシャルがあるだけに、大いに楽しみだ。まず影山ジャパンで異彩を放つところから始めてもらいたい。
U-20日本代表の影山雅永監督にこう言わしめたのは、チーム最年長のボランチ・齊藤未月(湘南ベルマーレ)。23日に開幕するU-20ワールドカップ(ポーランド)で日本の絶対的リーダーに指名されたのだ。
「10番とかキャプテンとか関係ないです。でもやっぱり周りから見られる目だとか、チームとしての立場は間違いなく大事。しっかり責任と覚悟を持って、地に足付けて戦いたいと思います」と13日の流通経済大学との練習試合後、彼は力強くこう語った。
報道陣の質問にも堂々と答え、外国メディアに対しても湘南インターナショナルスクール時代に磨きをかけた英語で物怖じすることなく回答するなど、確かに彼はリーダーに最適な人物だ。常に勇敢で大人びた立ち振る舞いは同じ湘南下部組織出身の遠藤航(シント=トロイデン)を彷彿させるものがある。そういった人間性を含めて、影山監督も彼を高く評価しているはず。強靭なメンタリティというのは国際舞台で戦い抜くうえで必要不可欠な要素と言っていい。
湘南では17歳になったばかりの2016年にJ1デビューを飾り、2017年にはほぼボランチの定位置を確保。そこからコンスタントに出場実績を積み上げてきた。166㎝と小柄ながらも、凄まじい運動量とハードワークを身上とし、球際も激しく戦うスタイルは、2014年ブラジル・2018年ロシア・ワールドカップメンバーの山口蛍(ヴィッセル神戸)に通じるものがある。
「僕の特長は球際の強さ。山口選手は僕のプレーモデルになる存在だと思います。素早い判断でポジションに戻ったり、相手の逆を突くプレー、つぶすべきところでつぶす動きや姿勢とか、見習う部分が沢山ありますね」と昨年9月のC大阪戦後も目を輝かせていたが、9つ年上の偉大なボランチの一挙手一投足を脳裏に描きながら自己研鑽を続けてきた。
こうした実力を示すべき大舞台が今回のポーランドの大会だ。日本はエクアドル、メキシコ、イタリアという強豪揃いのグループに入っていて、3位以上にラウンド16進出のチャンスがあるとは言っても苦戦が予想される。自国開催だった1979年大会以来、日本は1995年カタール、1997年マレーシア、1999年ナイジェリア、2001年アルゼンチン、2003年UAE、2005年オランダ、2007年カナダと2017年韓国の9回この大会に参戦しているが、1次リーグ敗退を余儀なくされたのは1979年と2001年の2回だけ。駒野友一(FC今治)や佐藤寿人(ジェフユナイテッド千葉)ら2001年組は「谷間の世代」と揶揄され、長い間厳しい評価を受けてきた。そうならないためにも、影山ジャパンは何としても1次リーグを突破する必要がある。齊藤はその絶対的けん引役として奮闘しなければならないのだ。
「大会が始まれば中2日で試合がありますし、先のことを考えるんじゃなくて、1つ1つを見つめて、1つの試合にどれだけパワーをかけられるかが大事だと思います。やっぱり肝心なのはどれだけいいコンディション、いいクオリティでチームを持って行けるか。そこに集中したいです」
キャプテンが言うように、技術戦術レベルで対戦国を下回ったとしても、それだけでサッカーの勝敗が決まるわけではない。走って戦う部分で敵を凌駕できれば日本にも必ず勝機が巡ってくるはずだ。そういう土俵に引きずり込むことが齊藤の大きな役割だ。日本代表で足掛け8年間キャプテンを務めた長谷部誠(フランクフルト)が常にチームを鼓舞し続けたように、若きリーダーには仲間を奮い立たせる声掛けやパフォーマンスが強く求められてくる。
そこで自身の評価を上げることができれば、1年後に迫った2020年東京五輪出場、そして将来的な日本代表入りの道も開けてくる。尊敬する山口やクラブの先輩・遠藤らがひしめくボランチはA代表屈指の激戦区。小兵ボランチの齊藤がそこに割って入るのはそう簡単なことではないが、フィジカル的なマイナス面をカバーできる何かがあれば浮上のチャンスは見出せる。彼にはそれだけのポテンシャルがあるだけに、大いに楽しみだ。まず影山ジャパンで異彩を放つところから始めてもらいたい。
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石原直樹が19年間の現役生活に幕、今後は湘南のアンバサダーへ
湘南ベルマーレは20日、2021シーズンまで所属していたFW石原直樹(37)が現役を引退することを発表した。併せて、『ベルマーレアンバサダー』への就任も発表している。 群馬県出身の石原は2003年に高崎経済大学付属高校から当時J2を戦っていた湘南へと加入し、プロキャリアをスタートさせた。 加入後数年は負傷の影響などもあって出番は限られていたが、2006年に菅野将晃監督(FCふじざくら山梨)が就任すると、ハードワークを植え付けられたチームのストライカーとして開花する。 173cmと決して大柄ではないものの、バネを生かした跳躍や豊富な運動量とゴール前での嗅覚を武器にポジションを掴み、2007年にはリーグ戦で45試合12得点。翌年も41試合18得点という結果を残し、2009年にはJ1の大宮アルディージャへと引き抜かれた。 自身初のJ1の舞台でもコンスタントに結果を残すと、2012年からはサンフレッチェ広島でプレー。現日本代表監督の森保一監督のもと、主に2シャドーの一角を担い、2年連続でのリーグ優勝に貢献した。 2015年に加入した浦和レッズでは同年に右ヒザ前十字靭帯の重傷を負い、翌年も満足のいくシーズンを過ごすことができず、2017年にベガルタ仙台へと期限付き移籍。3年ぶりとなるシーズン2桁得点を記録して復活をアピールし、翌年には完全移籍へ切り替わった。 2020年に古巣の湘南へ12年ぶりに復帰すると、開幕戦のホーム浦和戦ではヘディングでネットを揺らし、コロナ禍で声を出せないサポーターの胸中に"俺たちの石原直樹"を響かせた。チームメイトからは"先生"の愛称で呼ばれ、過去にプレーしたクラブのファンからも親しまれる存在であったが、2021年シーズン終了後に湘南から契約満了が伝えられていた。 J1では通算324試合出場71得点、J2では通算143試合41得点という記録を残している。 石原は湘南の公式サイトを通じ、これまで所属してきたクラブやサポーターらへの感謝の言葉を掲載。今後のアンバサダーとしての活動に対しても意気込みを語っている。 「2021シーズンをもちまして、プロサッカー選手を引退することを決めました」 「19年間、現役生活を続けることができたのは、これまで指導に携わっていただいた全ての方々、素晴らしいチームメイトや仲間、そして長きにわたって応援してくださったファン・サポーターの皆さまのおかげです。心から感謝しています。本当にありがとうございました」 「18才でプロキャリアをスタートし、それぞれ違う色を持つチームでサッカーを学ぶことができました。湘南ベルマーレでは、自分の可能性を広げてもらい、またサッカーの難しさに初めて直面しました」 「チーム一丸となり、結果を出すための努力を惜しまないことを学んだ大宮アルディージャ。失敗を恐れずチャレンジすることで学ぶことの大切さ、サッカーとしっかり向き合うことができたサンフレッチェ広島。イメージを共有することの大切さ、期待に応えることの難しさを学んだ浦和レッズ。自分から発信すること、アクションを起こすことを学んだベガルタ仙台。本当に多くの経験をさせていただいたことで、サッカーの奥深さを感じる事ができました」 「素晴らしいクラブでプレーできたことは私の誇りです。私に関わってくださった全ての方々に感謝しています。そしてJ1リーグ優勝、連覇を経験できたことはサッカー人生の財産であり、一生忘れることのできない、最高の思い出です」 「19年の間、たくさんの方々に支えられ、サッカーができていると常に実感していました。皆さまのおかげでとても幸せなサッカー人生を送ることができました。最後に、いつもどんな時も近くで支えてくれた妻や子どもたちに感謝しています。本当にありがとう」 「そして、この度ベルマーレアンバサダーに就任することとなりました。クラブに貢献し、恩返しをしていきたいと思います。今までと違った形で皆さまと一緒にベルマーレを盛り上げていけることが楽しみです。これからもよろしくお願いいたします!」 2022.03.20 19:12 Sun4
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