ワトフォード粉砕のチェルシーが3位浮上!《プレミアリーグ》

2019.05.06 00:20 Mon
Getty Images
チェルシーは5日プレミアリーグ第37節でワトフォードと対戦し、3-0で勝利した。
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現在リーグ戦3試合勝利が無い4位チェルシー(勝ち点68)。直近の試合ではヨーロッパリーグでフランクフルトと戦い、1-1の引き分けに終わった。先に試合を消化したトッテナムがボーンマスに敗れたため、勝てば3位浮上となる今節はフランクフルト戦から先発を4人変更した。
今シーズンのホームラストゲームとなるチェルシーは難しい立ち上がりを強いられる。8分、ワトフォードの左サイドからクロスが上がると、これに合わせたのがディーニー。頭で捉えたシュートはゴール左上隅を突いたが、GKケパがギリギリでかき出すビッグセーブを見せる。

ホッとしたのも束の間、10分にカンテが足を痛めで続行不可能に。ロフタス=チークとの交代でピッチを後にした。

嫌な立ち上がりとなったチェルシーはその後もワトフォード相手に防戦一方。攻撃に転じようとしても、ワトフォードの前線からの素早いチェックに捕まり、なかなかペースを掴むことが出来ない。
再三ゴール前に迫られるチェルシー。それでもギリギリのところでシュートを打たせず失点を許すことなく虎視眈々と攻撃の機会を待つ。すると35分にペドロがボックス右から左足でゴールを狙うと、41分にはイグアインとのコンビネーションからミドルシュートを放つ。しかし、どちらも枠を捉えられずゴールレスで試合を折り返した。

後半もワトフォードが高いインテンシティを見せる中、チェルシーはセットプレーに活路を見いだす。48分、アザールの攻撃から得た右CKの場面で、ショートコーナーを選択したアザールはペドロから受け直して左足でインスイングのクロスを供給。これを途中出場のロフタス=チークが頭で合わせて、守勢だったチェルシーが試合を動かした。

さらに51分には、今度はシンプルに入れたアザールの右CKをダビド・ルイスが頭で合わせて追加点。後半立ち上がりに、ホームチームが立て続けにネットを揺らした。

これで余裕が出来たチェルシーはこの男にもゴールが生まれる。75分、ボックス手前右のペドロからイグアインへスルーパス。絶妙なタイミングで最終ラインを突破したイグアインはボックス右からGKフォスターの頭上を抜くループシュートを流し込んで、3点目をもたらした。

79分にそのイグアインはお役御免。ジルーとの交代でベンチに下がった。ワトフォードも83分に2枚替え。するとその直後のFKの場面、ワトフォードは左サイドからインスイングのクロスを上げると、これが右ポストを叩いてゴール前に跳ね返る。ここに途中出場のサクセスが反応し頭で押し込みにかかったが、シュートはこちらも途中出場のグレイに当たってオフサイドの判定となった。

勝利を確信したチェルシーは89分にダビド・ルイスを下げてケイヒルを投入。ケイヒルはリーグ戦では第6節のウェストハム以来2試合目の出場に。アスピリクエタからキャプテンマークを託され、ほんのわずかだが残りの時間を戦った。

そして、試合はそのまま終了。前半は苦しめられたチェルシーだったが、終わってみれば3-0の快勝を収め、3位に浮上することに成功した。

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