トルコで悲劇…試合後のバス事故でチェコ代表FWが28歳で死去

2019.04.29 17:15 Mon
Getty Images
トルコのアランヤスポルに所属するチェコ代表FWヨセフ・スラルが、事故により命を落とした。28歳だった。

アランヤスポルは28日、スュペル・リグ第30節でカイセリスポルト対戦。アウェイゲームは、1-1のドローに終わっていた。スラルはベンチ入りを果たしたものの、試合には出場していなかった。

イギリス『BBC』によると、スラルはアウェイゲームからの帰り、チームメイト6名とともに試合後にバスで移動。道中で事故に遭い選手たちは病院へ搬送された。しかし、スラルだけが病院で息をひきとることとなった。
このバスは、選手たちがプライベートでチャーターしたミニバスだったが、アランヤスポルの会長はバスの運転手が居眠りをしていたと主張。事故はアランヤから3マイル(4.8km)離れたあたりで起こっており、2人目のドライバーも居眠りをしていたようだ。

アランヤスポルはクラブ公式ツイッター(@Alanyaspor)で「我々は悲しい思いでいっぱいです。アランヤスポルの7人の選手が移動中に事故に遭い、ヨセフ・スラルが命を落としたことを知りました」と訃報を発表している。
28歳で命を落としたスラルは、FCズブロヨフカ・ブルノ、スロバン・リベレツ、スパルタ・プラハと母国クラブでプレー。2019年1月にアランヤスポルへと加入したばかりだった。アランヤスポルでは公式戦11試合に出場し1ゴールを記録。スロバン・リベレツでは公式戦163試合に出場し43ゴール19アシスト、スパルタ・プラハでは公式戦80試合に出場し25ゴール9アシスト、FCズブロヨフカ・ブルノでは公式戦通算37試合に出場し2ゴール2アシストを記録していた。

また、世代別のチェコ代表としてもプレーし、2013年11月にA代表に初招集されると、2015年9月のユーロ予選のカザフスタン戦でデビュー。ユーロ2016にも3試合でプレーしていた。代表通算20試合出場、1ゴールだった。

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